こんにちは!ScopeNext広報担当の中川です!
今回はゲーム会社で働くデザイナーが、日々どのような業務を行っているのか紹介します。
この記事を読んで、デザイナーとしてゲーム会社で働くイメージをしていただけたら嬉しいです!
目次
- デザイナーの種類
- デザイン工程
- 使用ツール
- 重要なスキル
- 実際の業務
- まとめ
デザイナーの種類
ゲーム業界では、2DCGデザイナー、3DCGデザイナー、UI/UXデザイナー
などといったさまざまな種類のデザイナーが存在します。
ScopeNextでは以下の2種類のデザイナーがメインとなっています。
▼UI/UXデザイナー
ゲームUI画面のデザイン、2Dグラフィックデザインなど、2D画面をメインとした作業を行います。
▼演出デザイナー
ゲーム画面にアニメーションをつけたり、キャラクターモーションやエフェクトをデザインします。
今回は、UI/UXデザイナーの仕事内容について、詳しく紹介します。
デザイン工程
まず最初に、プランナーが機能仕様書や画面仕様書を作成し、デザイナーやエンジニアに展開します。
機能仕様と画面仕様について、それぞれ解説します。
機能仕様とは、画面遷移や必要な機能、インターフェース仕様、操作手順、テスト要件などを記載した、システム開発の際に作成される仕様書です。
画面仕様とは、ワイヤーフレームのことを示します。
ワイヤーフレームとは、ゲーム画面内のボタンやアイコン、テキストなどのレイアウトを定めた設計図のことです。
ワイヤーフレームはデザイナーが作成する場合もありますが、
ScopeNextではスピーディな企画コンセプトの実現や開発を目指し、
プランナーが作成することが多くなっています。
機能仕様書や画面仕様書をもとに、デザイナーがデザインモックを作成します。
デザインモックとはモックアップの略称で、本番の画面を想定したレイアウトやビジュアルを表現するものを示します。
Adobe XDでモックアップを作成し、必要素材をクライアントエンジニアに渡します。
モックアップをもとに、クライアントエンジニアが機能を実装し、実装後デザイナーが見栄えや挙動などを含めて確認します。
以上の工程を経て、プランナー、エンジニアと共にデザインのブラッシュアップを行います。
Figmaを利用して作成したワイヤーフレーム
AdobeXDを利用して作成した各画面
使用ツール
ScopeNextのUI/UXデザイナーが使用するツールを紹介します。
Photoshop
ゲームUIのコンセプトデザイン、アセットの作成、画像の加工や調整を行います。
レイヤーベースの編集が可能で、ゲームのUIデザインやアセットの作成に適しています。
画像の加工や合成、デザインの詳細な調整が可能です。
Illustrator
ベクターイラストやグラフィックの作成に適しており、ゲーム業界のUI/UXデザイナーは、アイコン、ボタン、UI要素のベクターデザインに使用します。
イメージサイズ変更しても画質が劣化しないため、サイズ変更に優れています。
AdobeXD
UI/UXデザイン、プロトタイプ、ユーザーテストを行うためのツールとして使われます。
デザイナーは、UIやUXのプロトタイプ、画面遷移の設計に活用します。
デザインからプロトタイプ作成まで一貫して行え、UIデザインを効率的に行うことができます。
重要なスキル
次に、ScopeNextのUI/UXデザイナーとして、求められるスキルを紹介します。
チームワークとコミュニケーション
ScopeNextではチームワークとコミュニケーションを重要視しています。
ゲーム開発にかかわる各職種と協力しながら、ゲームのコンセプトや目標を共有し、円滑なコミュニケーションを図る能力が必要不可欠です。
デザインツールの熟達
つぎに、Photoshop、Illustrator、Adobe XDなどのデザインツールを使いこなす能力が必要です。これらのツールを利用してUI/UXのデザイン、プロトタイプ、アセットの作成ができることが求められます。
UI/UXデザインスキル
ゲーム内のインターフェース(UI)とユーザー体験(UX)の設計に関するスキル。
UI要素の配置、色彩、操作性を最適化するためのデザインスキルが必要です。
トレンドの把握
ゲームのデザインやゲーム開発の工程に関する知識。ゲームの特性やプレイヤーの行動についての理解が、良質なUI/UXデザインを生み出すために重要です。
ユーザーのニーズを理解し、ゲーム内での使いやすさや、ユーザー視点を持つこと。テストやフィードバックを受け入れ、デザイン品質を改善する能力が重要です。
実際の業務
まず最初に、プランナーから配信するプラットフォームや、
ターゲット層を考えた企画が共有されます。
共有された企画に基づいて、ターゲット層を意識したゲームUIのデザインを考えます。
そのためには、トレンドの把握や、ユーザー視点を意識したデザインが必要不可欠となってきます。
ゲームをプレイするユーザーがどんなゲームを好んで遊んでいるか、どのようなゲームが画面映えするかなどを企画段階でプロジェクトメンバーと議論します。
また、企画立案者(プランナー)の「世界観設定」に基づいて、UIデザインやアイコンデザイン、キャラクターデザインをいかに織り込んでいくか、加えて直感的にわかりやすいインターフェース、見た目の楽しそうな雰囲気を初期デザイン段階でいくつか試作して検討を重ねます。
つぎに、世界観をゲーム画面に落とし込むために、企画やコンセプトをビジュアル化します。
企画立案者(プランナー)の中にあるイメージをどのようなデザインにして表現すれば良いか、デザイナーとして仕事しているうえで苦戦するポイントです。
また、Scopenextでは開発スピードと品質を両立させるため、AdobeXDを導入しています。
デザイナーによるレイアウトがエンジニアによって実装されていく過程において、実装に必要なレイアウト情報の伝達がしやすいなどの利点も多く、ScopeNextではAdobeXDを利用する機会が増えています。
AdobeXD上で各画面のレイアウトやデザインを構築したあとは、エンジニアの手によって機能や画面が実装されていきます。
iPhoneなどの検証端末で、デザイナーが意図したとおりに実装されているかを確認し、
デザインのブラッシュアップを重ねていきます。
以上が、ゲームアプリを開発からリリースするまでの工程になります。
まとめ
今回はUI/UXデザイナーの業務内容、必要なスキルについて紹介しました。
ゲーム業界のUI/UXデザイナーは、インターフェース(UI)とユーザー体験(UX)の設計において鍵となる大切な存在です。
ScopeNextのUI/UXデザイナーにおいては、チームワークやコミュニケーションをもっとも重要とし、開発を行っています。
また、ゲーム業界への知識や、ユーザー視点での操作性や使いやすさを意識することも大切です。
デザインツールを駆使して、ゲーム内のUI要素やアセットを作成することがUI/UXデザイナーの役割です。
この記事を読んで、ゲーム会社で働くデザイナーのイメージができれば幸いです。
また、現在ScopeNextでは積極的にデザイナーの採用を行っています。
弊社のビジョンに共感し、デザインの力で共に成長できる方々のご応募をお待ちしています。
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