こんにちは!ScopeNext広報担当の中川です。
今回は以前ご紹介した勉強会についての詳細な内容を掲載いたします!
弊社では定期的に勉強会が開催されており、全社員向け、職種、チームごとに行っているものがあります。
自ら技術や知識を強化し、共有することで社員全体の技術力向上を図るといった試みです。
今回の勉強会は、コンテンツプランナーに向けて、イラストの指示書をテーマに実施していていただきました。
目次
- 1.コンテンツプランナーとは?
- 2.コンセプトをもとにイラスト指示書を作る
- 3.コンセプトの決め方について
1.コンテンツプランナーとは?
まずはコンテンツプランナーという職種についてご紹介します。
コンテンツプランナーとは、ゲームプランナーの中でも特に「コンテンツ」部分に特化して企画する職種です。
ゲームにおけるコンテンツとは、世界観とも言い換えることができます。コンテンツプランナーは、テキストやビジュアル、サウンドなどを手がけ、ユーザーにとって面白い世界観を作ることが主な業務内容です。
今回は、その中でもカードイラストの指示書を作ることに焦点を当てて勉強会を行いました。
2.コンセプトをもとにイラスト指示書を作る
指示書を書くときに重要なのが、コンセプトの決定です。
コンセプトとは、「商品を通じて誰に、どんな価値/魅力を伝えたいか」ということです。コンセプトをしっかりと立てることで、その後何をするべきか、どうするべきかが自然と決まってきます。
ワークショップでは、指定されたキャラクターのカードイラストを作るためにコンセプトを考え、それに沿ってシチュエーションや衣装、ポーズ、背景などを設定し、文章やイメージ図などを用いて指示書を作成しました。
15分という短い時間での作成でしたが、皆さん集中して完成させていました。
指示書を完成させた後は、それをもとにプレゼンと意見交換を行いました。同じキャラクターでもコンセプトが違うと全く違う指示書が完成するのがとても面白いですね。
3.コンセプトの決め方について
最後に、コンセプトの決め方についていくつかお話がありました。
まず、コンセプトを決めるためにはキャラクターへの理解が必要だということです。例えば、そのキャラクターらしくないポーズや衣装のイラストは、見たユーザーが疑問に思いますよね。そうならないよう、まずはコンテンツプランナー自身がキャラクターへの理解を深めていくことが大切です。
次に、施策によってコンセプトを変えるという手法です。
たくさん売り上げを出したいときは多くの人に受け入れられるようにそのキャラクターらしさを出した王道のイラストにする、コアなファンに届けたいときはそのキャラクターが普段見せないような意外な一面を見せる、季節イベントの時は王道で顧客の求めているものを提供できるようにする、などの例が挙げられました。
いかがだったでしょうか。
今回はコンテンツプランナー勉強会のイラスト指示書作成についてご紹介しました。
勉強会を行い、同じキャラクターを選んだ方同士でも、コンセプトの違いによって印象の全く違う指示書が完成していました。
プレゼンではそのコンセプトを選択した理由など、指示書には書かれていない部分も発表されていて、参加者は新しい観点を得ることができます。
また、普段何気なく見ている構図や背景などの要素も、よりキャラクターの魅力を引き立てるために計算されているので、イラストを見るときにはキャラクターだけでなく、周りの要素に注目してみるのも面白いかもしれませんね。
ScopeNextでは、テーマを変えながら定期的に勉強会を行っています。そのほかの職種や全社員向けの勉強会も行われており、社員全体の技術力の向上を図っています。
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