こんにちは。NINAEでプロジェクトマネージャーをしながら、デリバリーチーム(お客さまのAI活用を現場で支援するチーム)のリーダーをしている久島です。
2026年5月18日に大手広告代理店から転職し、10月にリーダーになりました。
私の特徴は、面白そうなことを見つけると、考えるより先に手が挙がってしまうところです。
入社して1か月目、半期の目標を決める場でもそうでした。マネージャーと代表を前に、「12月末までにリーダーになります」と宣言したんです。
まだ社内で何の実績もないころです。
いま振り返ると、なかなか強気なことを言ったなと思います(笑)。
でも、決して勢いだけで言ったわけではありません。
20代後半を懸けて、まだ世の中に広く知られていないスタートアップに飛び込んだのだから、自分自身が会社を大きくしていく一人になりたい。
そして、最年少の自分がリーダーになることで、年齢に関係なく挑戦できる会社であることを、自ら体現したいと思っていました。
宣言から100日。
目標にしていた12月末よりも早く、26歳でNINAE最年少のリーダーを任せてもらうことになりました。
この記事では、そんな100日間の経験と、リーダーになったいま感じていること、そしてこれからNINAEで担っていきたいことについて、お話ししたいと思います。
プロフィール
手を挙げる原動力は、好奇心と周囲の期待
学生時代、仲間とともに。
昔から、新しいことに挑戦するのが好きでした。
中学時代から、部長も委員長も応援団長も、気づけば自分から手を挙げて引き受けていました。
なぜそこまで挑戦したいのかと聞かれると、根っこにあるのは好奇心だと思います。まだ知らないことを知りたい。経験したことのない世界を見てみたい。新しいことに出会うと、自然と「やってみたい」という気持ちが湧いてくるんです。
そして、もう一つ大きかったのが、周囲からの期待です。
誰かに頼られたり、「あなたならできるでしょ」と期待してもらえたりすることが、すごくうれしかったんですよね。期待してもらえたからには、ちゃんと応えたい。どうせやるなら、自分自身も楽しみながら、周りの人にも楽しんでもらえるものにしたい。
自分の「やってみたい」という好奇心と、周囲からの期待。
その二つが重なったときに、自分は一番力を発揮できるのだと思います。
ただ、何でも思いどおりにできてきたわけではありません。大きくつまずいたのが、大学受験でした。周りが次々に合格していく中で、自分だけがうまくいかない。あのときの悔しさは、「ここから逆転してやる」という気持ちの出発点になっています。
新しいことに挑戦するのは、もちろん楽しいです。でも、楽しいことばかりではないし、挑戦したからといって、必ずうまくいくわけでもない。
それでも、自分の知らない世界を見てみたい。できなかったことを、できるようになりたい。
そんな気持ちは、社会人になってからも変わっていません。
会社の規模より、誰と本音で向き合えるか
「この会社を大きくしたのは自分たちだ」と言える仕事がしたい
前職・オプトで、トロフィーを手に。
新卒で入社したのは、大手広告代理店でした。
当時、私が仕事を通じて実現したかったのは、新しい価値を生み出し、日本や社会に貢献することです。ただ決められた仕事をこなすのではなく、自分自身が裁量を持ち、手触り感を持って物事を推し進められるようになりたいと考えていました。
当時は広告運用のコンサルタントとして、大手企業のお客さまを担当していました。大きな組織の中で、担当者の方が何を大切にし、役職のある方がどんな視点で意思決定しているのかを学べたことは、いまの仕事にもつながる貴重な経験でした。
その一方で、働くうちに、もっと自分たちの手で会社を大きくしていく経験がしたいと思うようになりました。
前職も若手に裁量があり、挑戦できる環境ではありました。ただ、社員数が1,000人を超える、すでに成熟した組織でもあります。
もっとスピード感を持って仕事を進めたい。
会社の成長を、どこか遠いところで起きていることではなく、自分自身が関わっている実感として持ちたい。
いつか振り返ったときに、「この会社を大きくしたのは自分たちだ」と言えるような経験をしてみたいと思ったんです。
そうして目を向けたのが、これから成長していくスタートアップでした。
本音で向き合ってくれた最終面接
NINAEを選んだ決め手は、本音で向き合える人たちの存在だった。
AIという領域の将来性にも魅力を感じていましたが、転職先を選ぶうえで何より大切にしていたのは、一緒に働く人たちです。どれだけ面白い事業でも、一緒に働く人たちと本音で向き合えなければ、自分が求めているような挑戦はできないのではないか。そう考えていました。
NINAEの選考で、いまでも忘れられない出来事があります。
代表との最終面接で、「本当はどうしたいと思ってるん?」と言われたんです。
自分としては、ちゃんと考えて話していたつもりでした。でも、振り返ってみると、本当に心から思っていることよりも、どこか建前で話していた部分があったのだと思います。
面接では、自分をよく見せようとしてしまうこともあると思います。
でも、代表はそうした表面的な言葉ではなく、自分が本当は何を考え、何を実現したいのかというところに向き合おうとしてくれました。
そのやり取りを通じて、気づかされたことがありました。
これから先、自分にはまだまだ足りないことがあるし、きっといろいろな壁にもぶつかると思います。そんなとき、うまくいっていないことも、できていないことも、正直に話せる人たちと働きたい。
自分の未熟さも含めて向き合える環境であれば、もっと成長していけるのではないか。
そう思えたことが、NINAEを選ぶ大きな理由になりました。
会社の規模や知名度よりも、誰と、どんな環境で、何に挑戦できるか。
20代後半を全力で走り切る場所として、NINAEを選びました。
初めて担当した案件で感じた、プロとしての責任
NINAEで初めて担当したプロジェクトでは、プロジェクトマネージャー(PM)として、お客さまのキックオフに参加しました。
また、大阪の企業への支援では、AIエージェント開発に取り組むハッカソンで、参加者の相談に乗るメンターも務めました。
新しい環境で、これまで経験してこなかった仕事に向き合う日々。もちろん、ワクワクする気持ちはありましたが、想像していた以上に難しさを感じる場面もありました。
お客さまの前では、一人のプロとして価値を提供することが求められます。
どうすれば信頼していただけるのか。何を考え、どう動けば、お客さまが抱えている課題を解決できるのか。
自分なりに考えて行動していても、これで本当にいいのだろうかと不安になることもありました。
そんなときに頼りになったのが、当時OJTを担当してくれていた先輩です。
そもそもPMは何を担う仕事なのか。私たちはお客さまにどんな価値を届けようとしているのか。分からないことや迷っていることを一つひとつ相談し、何度も壁打ちをしながら、自分自身の理解を深めていきました。
実際に現場に入ってみると、お客さまが困っているのは、必ずしもAIツールの使い方だけではありません。AIを使える環境が限られていたり、社内の情報が整理されていなかったり。そもそも、何を実現したいのかを言葉にすること自体が難しい場合もあります。
良いツールを導入するだけでは、仕事は変わりません。
だからこそ、私たちの仕事は単にAIの使い方を教えることではなく、その人の仕事が実際に変わるところまで一緒に向き合うことなのだと実感しました。
新しい仕事に挑戦する中では、自分の知識や経験だけでは足りないと感じることもあります。
でも、分からないことをそのままにせず、周囲に相談しながら考え、自分でも試してみる。そうした積み重ねが、自分にとって大切な経験になりました。
一人で何でもできるわけではないからこそ、周囲の力を借りながら、目の前のお客さまにどう価値を届けられるかを考え続けたいと思っています。
プレイヤーとしての正解が、PMとしての正解ではなかった
自分で成果を出すことから、チームで成果を出すことへ。
仕事を覚え、担当する案件が増えていく中で、もう一つ大きな壁にぶつかりました。
それが、人を動かすということです。
前職では、一人のプレイヤーとして自分の仕事に責任を持ち、成果を出すことが求められていました。考えたことをすぐに行動に移し、自分の手で仕事を前に進める。それは、自分の強みでもあったと思います。
でも、NINAEでPMになり、メンバーと一緒に仕事を進めるようになると、それだけではうまくいかない場面が出てきました。
自分の中では方向性が見えているつもりでも、相手にうまく伝わらない。目指す方向性を共有したり、先を見据えて仕事を進めたりすることが、思っていた以上に難しかったんです。
そんな中、周囲から自分の仕事の進め方についてフィードバックをもらう機会がありました。
自分から動いて成果を出すことはできても、PMとしてチームで成果を出すには、まだ足りない部分がある。
正直、つらかったです。
それまで自分なりに目の前の仕事に向き合ってきたつもりでした。でも、PMとして求められていることと、自分がこれまで得意としてきたことは、必ずしも同じではなかったんです。
自分で動くだけでは、チームは動かせない。
自分の考えを言葉にして伝えること。先を見据えて計画を立てること。相手に合わせて丁寧にコミュニケーションを取ること。
これまで十分に意識できていなかったことが、PMとして仕事を進めるうえでは欠かせないのだと気づかされました。
一人では見えなかった、周囲を巻き込む面白さ
そんな中で、人を巻き込む面白さを実感した経験もあります。
AIを使ってプロジェクトを進める社内の取り組み「AI駆動PM」を、3人で進めるようになったときのことです。
自分一人では思いつかなかった視点が加わり、企画が一回り大きくなったんです。
完成した企画を持っていって説明するよりも、「こういうことをやりたいんですよね」と、まだ考えている途中の段階から周囲に話してみる。そうすることで、自分にはないアイデアが生まれたり、話が広がったりすることに気づきました。
人を巻き込むのが苦手だったというより、そもそも、そういう仕事の進め方を十分に経験してこなかったのだと思います。
もちろん、いまでも試行錯誤の途中です。
自分の強みである行動力やスピード感は、これからも大切にしたい。ただ、そこに周囲の力を借りることも加えていけば、自分一人ではできなかったことにも挑戦できる。
そんな可能性を感じた経験でした。
手を挙げ、行動し続けた100日。最年少リーダーへの抜擢
「まずはやってみる」を重ねた、宣言からの100日間。
「12月末までにリーダーになる」と宣言したとき、代表もマネージャーも、その目標を前向きに受け止めてくれました。
代表からは、「もっと大きなこと、自分のやりたいことをやっていいよ」と声をかけてもらいました。
まだ実績もない自分に期待し、挑戦を後押ししてもらえたことは大きかったです。もちろん、手を挙げるだけでリーダーになれるわけではありません。PMとしての経験も、メンバーとの関わり方も、まだ学ぶことばかりでした。
だからこそ、自分にできることから、まず動こうと思いました。
分からないことがあれば聞きに行く。新しい情報があれば調べて、試してみる。周りが困っていれば、自分にできることはないか考える。
自分の強みであるフットワークの軽さと行動のスピードは、誰よりも大切にしたいと思っていました。
7月から9月は、とにかく走り続けた3か月でした。
その3か月間は、目の前の仕事に向き合う中で、少しずつ任せてもらえることが増えていった時期でもありました。
担当するお客さまが増え、ほかの案件のサポートや、研修の企画・実施などにも関わる機会をいただきました。複数のプロジェクトを進める中では、AI駆動PMの仕組みを活用して業務を効率化したり、周囲の力を借りたりしながら、一つひとつの仕事に向き合っていました。
社内でも、AI活用を広げる取り組みや事例コンテストなど、何か自分にできることがあれば、まずは関わってみる。そんな気持ちで動いていたと思います。
もちろん、すべてがうまくいったわけではありません。動いてみたからこそ、自分に足りないものに気づくこともありました。
それでも、最初からできないと決めつけるのではなく、まずはやってみる。その姿勢は大切にしてきたつもりです。
宣言から100日。期待して任せてもらえたことがうれしかった
そして9月30日、リーダーへの就任が発表されました。当初の目標よりも早い、10月1日付での就任でした。
宣言してから、ちょうど100日。
26歳、NINAEで最年少のリーダーになれました。
今回リーダーを任せてもらえたのは、単にフットワークが軽く、行動に移すのが早かったからではないと思っています。
自分に任された仕事だけでなく、周囲で困っていることや、誰かの手からこぼれ落ちそうになっている課題にも目を向ける。自分にできることがあれば、担当の枠にとらわれずに動いてみる。そして、一度引き受けたことには、自分なりの責任と誇りを持って向き合う。
そうした姿勢を見てもらえたのではないかと思っています。
ただ、それができたのは自分一人の力ではありません。
やりたいことを受け止めてくれる代表やマネージャーがいて、困ったときには相談できる先輩や、一緒に進めてくれる仲間がいる。
そんな環境があったからこそ、挑戦し続けられたのだと思います。
リーダーになれたことは、もちろんうれしかったです。でも、それ以上に、これまでの行動を見て、自分に期待し、任せてもらえたことがうれしかった。
同時に、これからは自分の仕事だけでなく、メンバーの成功にも責任を持つ立場になるのだと、身が引き締まる思いでした。
リーダーになって気づいた、「任せる」ことの難しさ
リーダーになってまだ間もないですが、役割が変わったことで、これまでとは違う難しさを感じています。
現在、私のチームには、自分より年上のメンバーが3人います。それぞれが異なる経験や強みを持っていて、私自身が学ばせてもらうこともたくさんあります。
自分より経験のあるメンバーと一緒に仕事ができるのは、とても心強いことです。一方で、最年少の自分がリーダーとして、どうチームの方向性を示し、信頼してもらえる存在になっていくのか。そこは、これから自分が向き合っていかなければならない部分だと思っています。
リーダーだからといって、誰よりも知識や経験がある必要はないと思っています。むしろ、それぞれの強みを持ち寄ったほうが、自分一人では生み出せない成果につながるはずです。
ただ、頭ではそう分かっていても、実際に仕事を任せるとなると、なかなか難しいんです。
「自分でやったほうが早いな」と、つい思ってしまうこともあります。
これまでは、自分が動くことで仕事を前に進めてきました。行動力やスピード感は、自分の強みでもあります。
でも、自分がすべてを抱えていたら、自分が止まったときに仕事も止まってしまう。それに、メンバーが自分で考え、挑戦する機会まで、自分が抱え込んでしまうことになります。
自分が成果を出すことと、メンバーが成果を出せるようにすることは、やっぱり違うんですよね。
実は、リーダーになる前から、新しく入社するメンバーの育成にも関わり始めていました。
PMの経験がない方でも、1か月で案件を一人で回せるようになることを目指し、最初の2週間で仕事の型を学び、3週目から実際の案件に触れる育成プログラムを考えました。毎朝15分、話す時間も設けています。
自分が仕事を覚えることと、誰かが仕事を覚えられるようにすることでは、考えるべきことが全然違います。
前職では、自分自身も一メンバーとして、うまくいかない時期がありました。そんなときの自分を思い出しながら、どうすれば相手に伝わるのか、どんな声をかければいいのかを考えています。
もちろん、まだメンバーの気持ちを十分に理解できているとは言えませんし、任せることも練習中です。
それでも、自分の強みである行動力やスピード感は、リーダーになっても失いたくありません。
自分が先頭に立って動くことと、メンバーを信頼して任せること。
その両方ができるようになりたい。
役職を任されたからといって、すぐに信頼が得られるわけではないと思っています。だからこそ、日々の仕事を通じて、自分なりのリーダー像を少しずつ形にしていきたいと思っています。
抜擢された26歳が、抜擢する36歳になる
次は自分が、誰かの「やってみたい」を後押しする側へ。
これからの目標は、28歳で事業の責任者になり、NINAEのメンバーと一緒にその事業を大きくしていくことです。
NINAEは、2035年にグループで売上2,000億円を目指しています。これから会社が成長していく中では、新しい事業や会社が生まれ、それに伴って、新しい役割を担う人も必要になっていくはずです。
私自身も、そうした挑戦の中心に立てる人になりたいと思っています。そして、自分のこれからの10年を考えたとき、一つの言葉にたどり着きました。
「抜擢された26歳が、抜擢する36歳になる」
いまの私は、手を挙げて任せてもらった側です。
入社してまだ数か月。経験も浅く、できないこともたくさんあります。
でも、そんな自分に期待し、リーダーという役割を任せてもらえたことは、本当にうれしかったです。
振り返ると、昔から自分は、周囲からの期待に動かされてきた部分が大きかったのだと思います。もちろん、新しいことを知りたい、もっといろいろな経験をしてみたいという好奇心はあります。
でも、それと同じくらい、誰かに期待してもらえることがうれしい。その期待に応えられる自分でありたい。そんな気持ちが、自分を新しい挑戦へと向かわせてきました。
だからこそ、10年後には、自分が誰かに機会を渡せる側に立っていたいと思っています。
自分が期待され、挑戦する機会をもらったように、次は自分が、誰かの「やってみたい」という気持ちを受け止められる人になりたい。
もちろん、そこにたどり着くためには、自分自身がもっと成長しなければいけません。
まずは目の前の仕事を最後までやり切り、リーダーとして結果を出すこと。そして、社内でも社外でも、若手のAIリーダーとして信頼してもらえるようになること。
まだまだ、これからです。
でも、自分が20代後半を懸けてNINAEに飛び込んだときに思い描いていた、会社を自分たちの手で大きくしていくという挑戦は、始まったばかりです。
もし、いま20代で「もっと任されたい」「新しいことに挑戦したい」と思っている方がいたら、ぜひ一度、私たちNINAEのメンバーとお話ししませんか。
手を挙げた先には、きっと簡単なことばかりではないと思います。自分の未熟さに向き合うことも、思うようにいかないこともあります。
それでも、自分の可能性を試しながら、一緒に会社を大きくしていける人が増えたら、うれしいです。
手を挙げた若手が、ちゃんと任される場面を増やしていく。
それが、私がNINAEで担いたいことです。
もしこの記事を読んで、NINAEという会社や、ここで働く人たちに少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ一度お話ししましょう。
皆さんとお会いできることを楽しみにしています。