【Jij夏季インターンシップ参加者の声】
インターン生:肥塚 大輝さん
九州大学大学院システム情報科学府 情報知能工学 修士課程2年
今回のインタビューではJij夏季インターンシップに参加していただいた、肥塚さんにJijのインターンに参加したきっかけや、行った業務とやりがい、インターンを通しての感想をインタビューしました!
インターン期間:2022年8月中旬〜9月中旬
Jijのインターンシップに参加したきっかけを教えてください
私は、学部時代と修士課程の前半はNISQにおけるノイズの影響と最適化について研究をしていました。具体的にはIBMQを利用して破綻するまでの許容ゲート数の調査などです。
量子コンピュータを扱う研究室に所属し、ゲート式量子コンピュータを中心に学び、NISQにおけるノイズの影響についてIBMQを使用して研究・調査していました。
その後、より応用に近いものに興味の方向性が変わり、量子アニーリングを自動運転に絡めてテーマにできるかどうかを探るために、量子アニーリングを勉強しはじめました。
ちょうどその時期に、応用に向けたアニーリング活用をしている企業であるJijを見つけて、インターンシップを募集していることを知り、2回の面談を経て参画が決定しました。
インターンシップで行った業務とやりがいを教えてください
Jijのインターンシップはいくつかのカテゴリーがあり、事前面談の中で「どういったことをやりたいか、できそうか」などを話し合った上で行う業務が決定します。
私はドキュメントチームというカテゴリーの中で、OpenJijチュートリアル執筆をテーマに業務を行いました。概要としては、まず量子コンピューターの中で自動車分野における論文をリサーチ・選定し、読み込みからスタートしました。その上でチュートリアルの記事を作成していくという流れです。週に2〜3日ほど稼働し、メンターのディレクションや助言を踏まえて進めていきました。最終日の社内での成果発表会では、Jupyter NotebookにまとめたものをPowerPointを活用してプレゼンテーションをしました。
これらの業務を進める上で、一番苦労したことは論文をコードに落とし込むために必要なJijModelingやJijZeptのキャッチアップです。初めて使用するプロダクトだったため想定以上にこの工程に時間がかかってしまいました。一方、業務を進める上で重視していたことは、量子アニーリングを学び始めている私と同様の立場の人に役立つ記事にしたいという想いです。
インターンシップに参画する前は、社会における量子アニーリングの活用はまだまだ先のことと思っていましたが、今回のインターンを経験することで、量子アニーリングの産業応用への道筋が身近に感じられたことは大きな発見でした。
インターンシップを通しての感想を教えてください
これまでもいくつかのインターンシップを経験してきましたが、学術寄りのインターンはJijが初めてだったので新鮮な経験でした。
また業務を進める上で、Slack・Notion・Githubなどのツールをたくさん活用できたことは面白かったですし、今回の実務的活用を今後にも活かしていけるのでよかったです。
完全リモートでの参画でしたが、コミュニケーションには全く支障はありませんでした。ただ、メンター以外の社員がどんな仕事をしているのかを知る機会がもう少しあればよかったなと思いました。
Jijでは通年でインターンシップを募集しています!
JijでのインターンについてはHPに募集を掲載しています。