F&Pジャパンで、スムージー事業の拡販を担う大多和さん。島根県の教育一家に生まれ、いずれは家業を継ぐ立場にありながら、大学院で事業構想を学び、新卒では人材会社へ。そして2社目に選んだのが、少数精鋭のF&Pジャパンでした。
なぜ、2社目に選んだのが生まれたばかりのスムージーブランドだったのか。事業の拡販を最前線で担う大多和さんに、これまでの歩みと、いまの仕事のリアルを聞きました。
がむしゃらに走った1年目。芽生えた「食と健康」への関心
――まずは、これまでのキャリアから教えてください。
大学院を出て、最初に入ったのは人材系の会社でした。リクルートの代理店で、求人広告の営業をしていたんです。そこに1年勤めて、2社目が今のF&Pジャパンですね。
――大学院では何を研究されていたんですか。
「事業構想大学院」という、少し変わった学校に通っていました。社会人の起業家や、新しい事業を立ち上げているような人たちが通うビジネススクールのようなところで、僕は学生として通いながら、将来どんな教育プログラムをつくれるかを構想したり、ビジネスの基礎を学んだりしていました。
実は地元の島根で、実家が私立の中学・高校を運営しているんです。僕は長男なので、いずれは家業に関わっていく立場で。そのための学びでもありました。
――なるほど。もともと「人」や「教育」への関心が根っこにあったんですね。人材の会社を選んだのも、その延長線上からだったのでしょうか?
そうですね。リクルートの事業が面白そうだというのがまずあって。なかでも人材は、自分が扱う広告を通して、誰かの転職や人生の転機に関われる。その影響の大きさや、「人と人」に向き合う仕事が教育にもつながっていきそうなところに惹かれて入りました。
――やりがいのある仕事だったと思うのですが、次のステップを考えたのはどうしてだったんでしょう。
やりがいはすごく大きかったですし、営業の基礎をしっかり鍛えてもらった1年でした。ただ、夢中で走るなかで、自分自身の生活リズムや食生活を見つめ直す場面が増えて。だんだんと、健康や食そのものに携わる仕事がしてみたいなと思うようになったんです。それが、次のステップを考えた一番のきっかけでした。
スムージーは、「これから日本で伸びる商品」だと思った
――そこからF&Pジャパンと出会うわけですが、きっかけは?
きっかけはWantedlyでした。健康軸というか、ウェルネス系の事業を探して見ていたんです。そのなかでたまたま見つけて。ビジネスとしての魅力ももちろんあったんですが、それ以上に「スムージー」という商品そのものにピンときた感覚がありました。
――事業構想を学んでいた目線から見ても、可能性を感じたのでしょうか?
そうですね。まだこれから広がっていく、伸びしろの大きい市場だと思ったんです。学生時代にスターバックスでアルバイトをしていたのですが、コーヒーやフラペチーノって、もう文化としてすっかり根付いていますよね。働いていた当時ですでに千店舗くらいありましたし。それを間近で見ていたからこそ、これから文化になっていく商品を、自分の手で広げてみたいという気持ちが強かったです。
――その思いを代表の西野さんに伝えて、意気投合したと。最終的な入社の決め手は何でしたか。
まだ少数精鋭で、これから成長していくフェーズだったので、自分が関わって力を発揮できそうだと思えたことですね。あとは、自分のやりたいことを進めやすそうな環境だなと。F&Pジャパンではそれぞれが裁量を持って動けて、前職とはまた違った雰囲気で学べることが多いと感じたことが大きかったです。
――実際に入ってみて、イメージとのギャップはありましたか。
大きなギャップはなかったですね。当時はちょうど営業の立ち上げ期で、西野さんに相談しながら、進め方から一つずつ一緒に形にしていく感じでした。任せてもらえる範囲が広いぶん、自分で考えて動ける。前職の1年である程度営業の基本はつかんでいたので、「これまでのやり方を活かして、F&Pジャパンでもやってみてほしい」と背中を押してもらえて、すんなり入っていけました。成長できる、いい環境だなと思います。
問い合わせ対応から、地方出張で新店舗でのレクチャーまで
――ここからは今のお仕事について。具体的にはどんな流れで動いているんでしょう。
日々、「スムージーをやってみたい」「取り扱ってみたい」「まず資料を見たい」といったお問い合わせが入ってくるので、まずはそこに電話やメールで対応します。そこから商談に繋げて、プレゼンをしたり、場合によっては青山店まで実際にスムージーを飲みに来ていただいて、良さを感じてもらう。具体的に進みそうなタイミングで契約、という流れですね。
1日の流れでいうと、朝出社したらまずメールチェック。日中は商談が中心で、平均すると1日2〜3件くらい入ります。空いた時間はテレアポもかなりやりますね。
――契約して終わり、ではないんですよね。
はい。契約したあとは、実際にお店へ伺って、座学と実践のような形でスムージーの作り方をレクチャーします。ここで地方に出張することも多いんです。レクチャーが終わるくらいのタイミングで、その後のフォローはチームの別の担当にバトンタッチする、今はそういう分業体制になっています。
――全国いろいろな場所に行けるのは、楽しそうです。
そうですね。毎回、行ったことのない土地だったりするので、そこはすごく楽しいです。新しい人との出会いは新たな発見もあるし、おいしいものも食べられるし(笑)。
――お仕事のやりがいは、どんなところに感じますか。
やっぱり、お客さんと何度も話を重ねていくなかで「やってみたい」「お願いしたい」と言っていただけて、契約に至った時ですね。あとは出張先の現場で、実際に働くスタッフさんと話せること。大学生の方から主婦のパートさんまで、本当にいろんな方がいらっしゃるので、そういう出会いもやりがいです。
「スムージー飲んだことありますか?」と聞くと、「まだないです」とか「セブンイレブンでちょっとだけ」という方も多くて。研修で初めて飲みました、という人も少なくないんです。これをきっかけに知ってもらえたり、ファンになってもらえたりしたら嬉しいなという思いでいつも仕事に向き合っています。
発展途上だからこそ、自分たちでつくっていける
――一方で、難しさを感じる場面もありますか。
契約が思うように進まない時期は、やっぱり気持ちの面で踏ん張りどころでした。あとは、サービスをどんどん良くしていく成長段階なので、まだ形になりきっていない部分もあって。そこをお客さんにどう伝えるか、工夫が必要な場面はありました。
仕組みの面でも、フランチャイズに近いパートナー契約なのですが、まだ決まりきっていないところも多くて。だからこそ、自分たちで一つずつ整えていける余地がある。柔軟に考えながら進める難しさと面白さが、同居している感じですね。
――ゼロから自分たちでつくっていく手応えがある、ということですね。特に印象に残っているエピソードはありますか。
今年いちばん嬉しかったのは、九州のイオンモールでスムージーのキットを取り扱ってもらえたことです。これも半年くらいかけて進めた案件でした。イオンさんの場合は間に商社が入っていたりと商流が複雑で。いろいろな段階を経て、実際に店頭に商品が並んだ時は、本当に嬉しかったですね。
――それは大きな成果ですよね。窓口が開いたことで、今後の展開も見えてきそうです。
そうですね。担当の方やバイヤーさんもすごく興味を持ってくださっているので、今回の売れ行きを見ながら、さらに広げていける可能性は十分にあると思っています。目標は……セブンイレブンさんのスムージーを超えることですね(笑)。
F&Pジャパンのスムージーを、まだ知らない誰かのもとへ。大多和さんの毎日は、その一歩一歩の積み重ねでできていました。後編では、営業チームやカルチャー、そして大多和さんがこれから挑戦したいことについて聞いていきます。
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