こんにちは。アンティル経営企画の谷口です。
本日は、マネージャー職のインタビューです。
ユニット長と部長を兼務する宮野さんにお話を聞いてきました。
PRに携わる面白さはもちろん、働き方やマネジメントで意識している点などをインタビューしています。アンティルは若手リーダーも多い環境ですので、「せっかく働くなら管理職を目指したい!」といった方にもぜひ、ご覧頂けたらと思います。
プロフィール
宮野智晴
株式会社アンティル 第2ビジネスユニット長 兼 第2ビジネスユニット1部 部長
アパレルブランド、PR会社を複数社経験。2014年に所属していたPR会社5名とともにアンティルへ入社。2019年に部長へ就任。2023年より3つの部署を束ねるユニット長を兼務。最先端の技術やサービス、商品のPRを数多く手がける。
最先端の技術やモノを広める
―宮野さんは中途社員の中でもレアケースな入社経路ですね。
はい。以前所属していたPR会社がアンティルの一部署になる形でジョインした際に、そのまま入社することになったんです。入社当時は前会社のクライアントを引き継いでいましたが、しばらくしてアンティルのチームに合流し、その後部長になりました。
―今回マネージャー職としてのインタビューということで、
部長やユニット長へ就任された時期や、管掌している範囲を教えてください。
部長になったのはアンティルへ入社して5年目のタイミングです。入社9年目の今年からユニット長を兼務しています。ユニット長としては自身の部署を含めた3部署を管掌していて、ユニット全体の数字や人材のマネジメント、新たな挑戦を促すために各部のナレッジ共有をするなどの役割を務めています。
―後半で管理職としての役割も詳細にインタビューさせていただきますね!
まずはPRの仕事に関してお伺いさせてください。マネジメントされている部署の強みはありますか?
BtoB企業やIT系の企業の商材を多く手がけているのは強みです。たとえば、SaaS系のクラウドサービスや、海外向けの中古ECサイト、最先端の技術を用いた商品やサービスのPRなどを手掛けています。
ーBtoC企業の方が、一般的にはPR活動のイメージがつきやすいのではないかと思います。
BtoB企業の支援をする面白さはどんなところにありますか?
以前までのBtoB商材はメディア露出しづらい、わかりづらいというイメージが強かったと思いますが、最近のBtoB商材は私たちのビジネスを革新的に変える、最先端の技術を用いた商材も多いです。たとえば、現在ChatGPTでも話題の人工知能(AI)技術に精通しているクライアントと一緒に、誰でもできる広報スキームを構想しています。また、新型コロナウイルスの影響で急速に注目を集めたWEB会議ツールのPRも担当していました。最先端の技術を一緒になって広めていくのはワクワクします。
―まさに新しい時代を作っているんですね!確かにビジネスマンで使用している方も多そうです。
BtoB企業のクライアントが多いと、まだ世に知れ渡っていない技術や商品も多くあることを実感します。普段私たちが使っているものでも、仕事で関わってみて初めて仕組みを知ることが多くあるのでとても面白いです。
たとえば「脱炭素」。全く詳しくない分野でしたが、エネルギー関連企業が新しい分野への事業展開をしていくタイミングでお仕事のご相談を頂いたことがきっかけで、今どんな課題があって、未来はどうなっていくのかを考えるようになりました。その企業は「脱炭素」の流れをきっかけとして、現在のメイン事業からEVの分野にもビジネスを広げています。
時代の移り変わりを受けて、異業種へのチャレンジをする会社も増えていますよね。私の部署では最先端のモノを広める実績があるため、今までと異なる分野にチャレンジしたい企業からの相談も多いです。最近のトレンドで言うと「DX」や「ESG」のアドバイスをすることが増えています。
ー世界中がまだ試行錯誤している分野ばかり!その中にもPR会社として取り組めることがあるんですね。
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【用語補足】
※DX=Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。※経済産業省
※ESG Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス(企業統治))を考慮した投資活動や経営・事業活動を指す。投資活動から始まった概念。※内閣府
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ー印象に残っている案件や出来事はありますか?
先程と方向性の違う仕事で言うと、タレントさん自身のブランディング・PRをしたことがあり、それは印象に残っています。
ファンクラブの立ち上げ時に、会員増加を目的にしたイベントを何度かご一緒しました。ハロウィンや誕生日の時にファンの方に参加いただいて。それをさらに話題化する仕事でした。タレントさんを起用したPRイベントは多数担当していたんですが、ご本人のPRは初めてでした。ご本人と相談して一緒に作り上げていきました。普段起用しているようなタレントの方がこだわるポイントを理解できたことも良い経験でした。
ー通常と違うと感じたのはどのような点でしょう。
1番印象に残っているのは消費者のリアルな反応です。対メディアでの仕事が多いので、消費者と直接お会いしたり、反応を伺ったりする機会は少ないです。この案件では消費者=ファンの方々で、自分が企画したイベントに対してあんなに喜んでもらったのは初めてでした!ファンの方から見ると大好きなタレントさんの企画なので特別だとは思いますが、本当に好きなもの、必要とするものを届けられたら、こんなに喜んで貰えるんだ!と。今後の励みになる経験でした。
意識するのは労働集約型のビジネスモデルからの脱却
―一般社員がまず目指すべきマネジメント層が部長職だと思うので、その部分をお伺いします。
アンティルにおける”部長”の役割と、意識していることを教えてください。
部長の仕事は、チームの売上、働き方のマネジメントがメインです。
意識することは多岐に渡ります。他のメンバーと企画提案する際、クライアントの事業をグロースさせる戦略提案にはもちろん重きを置きますが、大切なことは、クライアントの目的や期待値に対し、正しい目標設定を行い、必要な動きを設計することだと思います。
PRは「これが正解だ」というものや、「結果を確約できる」性質のものではないので、成果をあげるために次々とタスクを受けてしまう人も多いです。ただし、目的と見合わないレベルで稼働時間だけが増えると、コンサルティングの質を担保できなくなってしまいます。最初の段階で、求める結果を出すために、どの程度の工数が必要なのか、リアリティのある試算を行うのが重要だと思います。
―ベストを尽くそうとするとできる事がたくさんある…PR会社の人が忙しくなりがちな理由ですよね。
経験値がないと工数を試算するのは難しいので、そういったところが部長の役割だと。
はい。提案、稼働内容と、その対価のバランスが取れて初めて、クライアントに対して責任ある活動ができると考えますし、チームメンバーも納得のいく仕事ができるかと思います。これは、上位レイヤーがきちんと線引きをすることが大事で、現場を守ってくれるメンバーのマネジメントにおいてもとても大切な部分だと思います。部長の役割としてお話ししましたが、チームメンバー個々人にも意識するよう伝えている点です。部長になった当時、PR業界の慣習を変えたくて考えた結果でもあります。
―マネジメントができるチームメンバーを作ることで、仕事の質をあげていくという形ですね。
ワークライフバランスも意識してのことでしょうか?
それもあります。長く働いていく上で、ワークライフバランスを取るのって大事だと思うんですよ。僕も含めて家庭がある人もアンティルには多いです。
ただ、高い目標を持って動いていると、どうしても忙しい時期や、頑張り時となるタイミングもあります。新商品や新サービスがローンチされるタイミングはPR業界にとっても繁忙期です。その時にいかに走れるかはとても重要で、頑張り時です。繁忙期に頑張って働いて結果を残したら少しだけ休息するとか。1週間のうち、頑張る日があれば、翌日か翌々日は早く帰ったりとか。チームメンバーにもそのように調整するように伝えています。
ークライアントワークだと調整できないことが多いイメージもあると思いますが問題ないですか?
コンサルタントとしてクライアントと付き合っていく中で1番大切なのは、対等であることだと思います。僕自身、その意識でいるので案件を進めるスケジュールも調整できるようにクライアントに必要な条件を伝えています。下請けのような意識で意見を言えない状況になるということは、本当にお客様のためになる提案をできていない状態なので、しっかり意見を言える立ち位置の確立が必要です。
僕たちが対等な目線を持ち続けて初めて、クライアントにとってパートナーといえる立場になるのではないでしょうか。
ーワーク・ライフ・バランスのお話が出てきたので、オフの過ごし方を伺っても良いですか?
僕には子どもが2人いるので一緒に遊ぶのがオフの日の楽しみです。そして、家ではご飯担当なので、家にいる時は家族の食事を作っています。
ーご飯担当!素敵すぎます。得意な料理はなんですか?
何でも作りますよ!ハンバーグやパスタとか子供が好きなものを作りますし、お肉も焼いたりします。土日は出かけていて作れない時ももちろんありますが、家にいる時には、朝・昼・晩の毎食作る努力をしています。食材は平日に奥さんが肉や野菜を冷凍しておいてくれているので、それを使ったり、家族でコストコに行って買ったりします。それも楽しいんですよね。平日の忙しい時も、家族がいるので早く帰らないと…!という意識があります。
ー最後になりますが、アンティルに入って欲しい&一緒に働きたい人はどんな方ですか?
一緒に働きたい方は、主体性のある方です。自分の意思を持って、動ける、発信できる人が良いです。自分が何かしたいとか、こうしたい、こうすべきだとか発信できる人はどの業界にいても強いと思いますが、アンティルでも成長スピードが早いと思います。クライアントの求めるものに対して、単に納品するわけではなくて、必要なことを必要だと自分の意見を言える人でもあります。皆さん何かしらの意思を持っていると思いますが、それをきちんと発信して対等で話ができる方とご一緒したいです!
一般的なビジネスマナーや初歩的なPCスキルがあればベターですが、1番重要なことはPRを通して何かを成し遂げたい、何者かになりたい、と思う強い意思です!
宮野さん、ありがとうございました!
転職をしてアンティルへ入社した方や、現場の担当者の記事が続いていたので、
今回は管理職の目線からアンティルの仕事を紹介してみました。
主体性を持って成し遂げたいことがあるという方がいらっしゃいましたら、
ぜひご応募お待ちしています!