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「実践が成長を加速させる」機械学習からAIエージェント開発まで、学生エンジニアの挑戦 -データインターン生のReal Voice#02-

REHATCHのインターン生になるまで

REHATCHに入社する前は、機械学習や深層学習について個人で学習を進めていましたが、その知識を実践で活かせる機会を求めていました。特に、習得した技術を積極的に実務に応用できる環境を重視していました。

Wantedlyで企業を探していたところ、REHATCHからオファーをいただきました。カジュアル面談で「スタートアップならではの環境で、自分で考えて提案から実装まで主体的に進められる」という説明を受け、その裁量の大きさに強く魅力を感じ、入社を決意しました。

純粋な機械学習に特化した企業も選択肢としてありましたが、その中でもREHATCHを選んだ理由は、マーケティングコンサルやHR事業を通じてクライアントと密接に関わる環境だったからです。まだ機械学習があまり浸透していない実務の現場で、自分の手でビジネス課題を解決できると考えました。チャレンジングな環境と実際のビジネス課題に向き合える機会の両方が得られると確信し、REHATCHでのインターンをスタートすることを決めました。


インターンで実施している業務

現在は主に3つの領域で業務を担当しています。

1つ目はREHATCH独自のプラットフォーム「ONE」や、Looker Studioを使用したダッシュボードの構築です。 分散した広告データやクライアントの顧客管理データを集約し分析できるようにするため、SQLでの加工処理や紐付け対応、それらの自動化を行っています。

2つ目はチャットボットの開発です。LangChain・LangGraphを用いたRAGやエージェント開発など、最新の技術を活用したユーザーとの対話システムの構築に取り組んでいます。ベクトルデータベースの構築からプロンプトエンジニアリングまで、最新のAI技術スタックを総合的に学ばせていただいています。

3つ目は、広告運用の効率化を支援する深層学習モデルの運用です。広告配信データから数日後のCPAや表示回数を予測する時系列予測モデルで、LSTMを用いて構築されており、広告配信の継続または停止の判断材料を提供します。私は主にこのモデルの定期実行環境の構築を担当しており、 定期実行環境構築など、実務における機械学習モデルの運用面での課題解決に取り組むことで、エンジニアとしての視野を広げることができました。


身についたスキル

入社前は独学でPythonや機械学習の基礎は学んでいましたが、実践的な経験は限られていました。具体的には、画像認識モデルを作成する程度の基礎的な機械学習の知識と、個人で作成した簡単なWebページをHerokuにデプロイした経験程度でした。実際のプロダクト開発やチーム開発の経験は全くない状態でしたが、REHATCHでの実務を通じて、技術面でもコミュニケーション面でも大きく成長することができました。

技術面では、特に以下の領域で著しい成長を実感しています。

まず、Webアプリケーション開発の分野で大きく視野が広がりました。入社当初は、APIの概念やデータベースの扱い方も十分に理解できていませんでしたが、REHATCHのONEプラットフォームの開発に携わる中で、SQLを用いたデータベース実装やバックエンドでのAPI開発、フロントエンドでのUI修正など、エンドツーエンドの開発経験を積むことができました。特に、APIの設計から実装までを担当することで、実践的なバックエンド開発のスキルが身につきました。

また、最新のAI技術を活用したプロダクト開発にも挑戦しました。入社前はLLMやRAGについて書籍やインターネットでの知識のインプット程度でしたが、社内向けのSlackチャットボット開発を通じて実践的なスキルを習得しました。LangChainやLangGraphといった最新のフレームワークの公式リファレンスを徹底的に学び、頻繁なアップデートにも対応しながら、複数ユーザーが同時に利用できるAIアシスタントを実装しました。特に、RAGシステムの実装では、入社後に自然言語処理の理論を学習し、知識を実践に活かしてベクトルデータベースの構築から、会話の文脈を適切に管理する機能の実装まで取り組むことができました。

さらに、チーム開発の基礎となるGitHubの使用についても、大きな学びがありました。入社前はpullとpushの経験程度でしたが、実際のプロジェクトを通じて、ブランチの作成からプルリクエスト、コードレビューまでの一連の開発フローを習得できました。現在では、チームメンバーと協力しながら効率的な開発を進められるようになりました。

コミュニケーション面でも大きな成長がありました。フルリモートワークという環境下で、入社当初はリモートワークへの不安もありましたが、上司との面談を通じて自己の課題に向き合い、着実に改善を重ねることができました。

特に大きく成長したのは、Slackを中心としたリモートコミュニケーションのスキルです。ミーティングや日常的なやり取りの中で、相手に期待する役割を明確に伝えることの重要性を学びました。この経験により、オンラインでのコミュニケーションでも確実に意図を伝えられるようになりました。  また、技術的な内容を非エンジニアのメンバーにも理解してもらえるよう、オンライン上で分かりやすく説明するスキルが身についたと実感しています。このような経験を通じて、リモートワークならではの効果的なコミュニケーション方法を習得し、チームでの協働の質を高められるようになりました。


今後挑戦してみたいこと

入社当初は機械学習エンジニアとしての漠然とした将来像を描いていましたが、実際の業務を通じて、より具体的な課題と目標が見えてきました。特にチャットボット開発では、LLMの回答の安定性向上が重要な課題だと実感しています。

現在は主に社内での利用にとどまっていますが、今後のユーザー数の増加を見据えて、より安定した回答品質の実現とレスポンス速度の改善に取り組んでいきたいと考えています。また、MLモデルの構築・運用においては、PyTorchを用いた実装スキルを深めながら、計算リソースや費用面での制約を考慮した最適な運用方法を模索していきたいと思います。

理論的な知識だけでなく、実際のビジネス環境での制約を踏まえた実装・運用のノウハウを習得することで、より実践的なエンジニアとしての経験を積んでいきたいと考えています。そして、技術力の向上はもちろん、ビジネス課題を理解し、それを解決するための提案ができるようにコミュニケーション能力も磨いていきたいと思います。


今後入ってくるインターン生に一言

REHATCHの特徴は、自分のやりたいことを積極的に実行できる環境が整っていることです。特に「自分の手で一から実装してみたい」という意欲的な方にとって、理想的な環境だと感じています。また、リモートワークを活用した柔軟な働き方が可能なため、場所や時間の制約にとらわれず、自分のペースで成長できる環境が整っています。

理論と実践の橋渡しをしながら、実際のビジネスに貢献できる経験を積めることは、技術者としての成長に大きな価値があると実感しています。 技術的な知識も大切ですが、それ以上に「やってみたい」という意欲を持って飛び込んでくる方を、REHATCHは歓迎してくれる素晴らしい環境です。

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