株式会社野生鳥獣対策連携センター

狩猟技術を、どう獲得するか？どう伝えるか？

野生動物を適切にマネジメントするために、狩猟は非常に重要な技術です。大型動物を捕まえて殺す技術ですから、危険も伴いますし、周囲の皆さんの作業への理解も必要です。それぞれの地域に実績のある捕獲手法があり、それぞれの狩猟者が工夫を凝らして実践しておられます。その技術をいかに受け継ぎ、発展させ、伝えていくのか？　私達の大きなテーマです。まずは、私達自身の捕獲技術の向上に取り組み、事業等を通じて成果をあげてきました。その延長で、自ら学び、実践し、良いノウハウを必要な人に伝えると言う姿勢で、狩猟者に対する研修も行っています。多くの研修を実施してきましたが、技能を向上させ、自分なりの経験をもとにアレ...

森林管理へのコミット

現在伐期を迎えている多くの植林地では、シカやウサギによる食害が再造林の障害になっています。野生動物の状況は造林の成果を大きく左右しますが、森林経営には様々な課題がある中、被害防止を考えるだけでは貢献できません。伐採した後の山をどのような森林に還し、どのように活用していくのか？そのビジョンを持って、その中で野生動物対策にも取り組んで行くことが必要です。天然更新やスギ・ヒノキ以外の樹種の選択なども含め、広く造林の構想や計画にコミットしてこそ、私達の技術やノウハウも活きると考えています。社内では、森林管理に貢献するための研究会を定期的に実施しています。野生動物対策の技術の他に、データ分析やシミ...