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ユーザー企業からみたY-bizという地域貢献|創業1647年、老舗着物店専務

Y-biz(ワイビズ)での仕事に関心を持ってくださった皆様へ

2018年の開所当初からY-bizを活用いただいて様々な取り組みにチャレンジなさっている老舗着物の専務様が「ユーザーからみたY-biz」について寄稿下さいました。
地域の中でのY-bizがどんな存在か、地域の経営者さん、起業家の皆様とどう関わっているのか、少しでも具体的なイメージを持っていただければ幸いです。
(私、富松としては、有り難くも面映い表現もいただいておりますがそのまま掲載させていただきます)

山形市売上増進支援センター「Y-biz」という地域貢献

思い出作りをお手伝いするライフスタイル伴走業 創業1647年 布施弥七京染店 専務 布施将英

 社長の学校という代名詞の「中小企業家同友会」という組織で学んでおりますが、誰もが知っているような大企業は日本全国の1%未満。日本の経済というのは中小零細企業の活躍無くしては語れないわけでして。

そんな環境下に山形佐藤市長が「山形の地域企業さんが持つ魅力とポテンシャルは非常に素晴らしく眼をみはるものがある。その底力を充分発揮して頂き、企業が元気になってより地域を活気あるようにしたい」と入魂政策として2018年に出来上がった「山形市売上増進支援センターY-biz」。

発足以来多数の企業さんを支援され、毎日のように地域新聞・メディアなどでは支援した企画・アイデア・プロダクトが発信されており、「なかなか予約の取れない人気レストラン」のような盛況ぶりである。

そんなY-biz を牽引する富松希センター長は、毎日数件の企業支援と企画立案・そして内部のマネジメントもこなす敏腕。発足当時センター長を含め3人だったY-biz、今は10人弱のメンバーが両手両足となりセンター長を支えるワンチームな山形シンクタンク。今回はY-biz という地域貢献という視点で、私なりの所感をお伝えしてみようと思います。


地域事業所の独自性を引出し課題をミッションへ

地域の小規模事業所(あえて中小企業という言葉を使わずにお話しします)は、日々自分の事業所に対して全力で向き合っています。東京資本の上場企業のように潤沢な資金と人員がある企業もあるかもしれませんが、地域で奮闘する小規模事業所は前者のそれと真逆な状態が大半。そんな中で限られたマンパワーと会社のリソースを充分に駆使して経営している。

そんな中で抱える「経営問題」は事業所により様々なものがありますが、問題のままでは状態に一向は解決せず。そんな中でY-biz さんへ相談すると、非常に俯瞰した視点と論理的思考で「問題を課題とミッションへ変えてくれる」お手伝いをしてくれます。実際に私の布施弥七京染店では「市場縮小における離脱顧客への対応策」「独自性の再定義」「世代間ギャップを理解したマーケティング」など抱えていたマーケティング課題をミッションに変えてもらいました。時代の変化速度が速く、価値観が大きくシフトしている現代、問題を課題に変え「ミッション」まで落とし込んでもらえた事は、店にとっても大きな道標となりました。




部分最適と質の高い壁打ちSKILL


前記しましたが、小規模事業所については使えるマンパワーとリソースに限界が存在する。そんな中で「Y-biz さんに相談すれば、全てうまく行ってV 字回復だ!!」というようなおいしい話はあるわけないと、通常の経営者ならわかるはず。

個人的所感だが、Y-biz さんへの相談については「部分最適」だと思っている。お客様のニーズが多様化するなかで「ターゲットやシーンを絞り適切な手を打っていくとう意味での部分最適」。

事業所の抱える問題には背景があって、課題・ミッションにシフトするために市場や経営環境を俯瞰して思考する必要がありますが、ここについて非常に素晴らしい能力を発揮される富松センター長率いるY-biz さん。

事業所側も相談を繰り返して行くうちに「部分最適」という視点とマーケットや経営環境を俯瞰した視座を持てるようになるのは、富松センター長の「高い壁打ちのSKILL」によるものだと実体験より感じている。地域企業の経営にドラえもんのポケットはないし、あるわけもない。しかしながら事業所の持つ強み・独自性を今の生活へ的確に提供するには、質の高い壁打ちによる部分最適の繰り返しがポイントだと思っており、まさしくY-biz さんが日々行っている事業所支援だと感じる。


根気強く丁寧な伴走と的確な宿題

 地域の小規模事業所は、想像以上にやるべきタスクが多く日常業務に忙殺される場合が多い。限られたマンパワーとリソースがそうさせるし、為替変動・物価高騰・市場と経営環境の悪化など、荒波は多い。そんな中にあっても「Y-biz さんへ相談して事業所を良くしよう」と思う経営者は、本当に素晴らしいと思う。

でも本音を言えば忙しくそれどころではない場合も多い。そんな時富松センター長は厳しい事も言わず、優しく根気強く伴走してくれる優しい方です。もちろん優しいだけでなく、きちんと「的確な宿題」を設けて事業所の相談時間をより有意義に感じてもらえるよう「丁寧な伴走」をされている。

今現在Y-biz さんはセンター長とスタッフさんで相談に対応しているが、個人的にはY-biz さんに新しく右腕となるポジションを設けないと富松さんへの負荷が厚くなりすぎているのではと心配している。事業所側もY-biz さん側も、相談する時間を有意義にするため「的確な宿題」はさすがセンター長らしいお導きだなぁと思うし、事業所も甘えずにきちんと向き合えば結果が出ると実体験から感じている。



専務として個人として結びに

今回Y-biz さんが地域企業を応援する「シニアマネージャー募集」というお知らせを聞いて、非常に嬉しく思いますし自分でも申込みたいと思う様な「非常にやりがいのある地域貢献業」です。都度伺っても感じのいいY-biz の皆さんに新しい仲間が加わって、地域で独自性を輝かせた事業所さんが増えます事、新しい付加価値・企画・プロダクトが誕生します事、そして地域貢献度が高まります事、心よりご祈念申し上げます。




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