人材業界に入ってから10年以上が経ちました。
これまで数千人を超える求職者の方々と
お話して多くの企業の採用支援にも携わってきました。
人材紹介という仕事は、本当に奥が深い仕事です。
転職によって年収が上がる方もいる。
働き方が改善される方もいる。
自信を失っていた方が環境を変えることで
再び前向きになれることもある。
人生の転機に関われる仕事だからこそ、
私はこの仕事に大きなやりがいを感じています。
一方で、10年以上この業界にいる今でも、
違和感を覚えることがあります。
それは、
「転職が目的になってしまっている人が増えたこと」
です。
もちろん転職は悪いことではありません。
むしろ環境を変えることで、
人生が大きく好転するケースも数多く見てきました。
ただ最近は、
「今の会社が嫌だから辞めたい」
「とりあえず転職したい」
「なんとなく市場価値を上げたい」
という相談も少なくありません。
その気持ち自体はよく分かります。
私自身もキャリアの中で悩んだことがありますし、将来に不安を感じたこともあります。
だからこそ思うのです。
転職は手段であって、目的ではない。
本来考えるべきなのは、
「転職するかどうか」ではなく、
「自分はどうなりたいのか」
ではないでしょうか。
例えば、
・年収を上げたいのか
・家族との時間を増やしたいのか
・専門性を高めたいのか
・マネジメントに挑戦したいのか
・新しい業界に飛び込みたいのか
答えは人それぞれです。
だからこそ、他人のキャリアを参考にしすぎることにも違和感があります。
SNSを見ると、
「20代で年収1000万円」
「未経験からIT業界へ」
「転職で人生逆転」
そんな情報がたくさん流れてきます。
もちろん素晴らしいことです。
ただ、そのキャリアが自分にとって本当に幸せなのかは別の話です。
では、この違和感にどう向き合えば良いのでしょうか。
私は、
「転職活動の前に自分自身と向き合うこと」
が何より大切だと思っています。
実際に私が面談で最初に聞くのも、
「どんな求人を探していますか?」
ではありません。
私がまず聞くのは、
「3年後、5年後、どんな状態になっていたいですか?」
という質問です。
どんな働き方をしたいのか。
どんなスキルを身につけたいのか。
どんな人生を送りたいのか。
どんな人になりたいのか。
ここが明確になると、不思議なことに転職活動の軸も自然と見えてきます。
逆に、この部分が曖昧なまま転職活動を始めてしまうと、
求人を見るたびに考えが変わる。
SNSを見るたびに不安になる。
内定をもらっても決めきれない。
そして入社後に、
「思っていたのと違った」
という結果になりやすい。
だから私は、
求人紹介を急がないことがあります。
場合によっては、
「今は転職しない方が良いと思います」
とお伝えすることもあります。
人材紹介会社として考えれば、効率の良いやり方ではないかもしれません。
それでも私は、
目先の転職成功より、
数年後に
「あの時の選択で良かった」
と思っていただけることの方が大切だと考えています。
そして、この考え方は採用に対しても同じです。
Lervanはまだ創業初期の会社です。
正直に言えば、
大手企業のように整った制度があるわけではありません。
組織としても、これから作り上げていく段階です。
だからこそ私は、
「とにかく採用したい」
とは思っていません。
人数を増やすことが目的ではないからです。
大切なのは、
その人が本当に活躍できる環境なのか。
その人のキャリアにとってプラスになる環境なのか。
そこだと思っています。
もちろん会社として成長したい。
仲間も増やしたい。
でも、
会社の都合だけで採用をしたくはない。
求職者の都合だけで転職を勧めたくもない。
企業と個人の双方が前進できる状態を作ること。
それが人材紹介の本質だと思っています。
人材紹介を10年以上続けてきて思うのは、
良い転職とは、
内定を獲得することではありません。
良い転職とは、
「あの時の決断が今の自分を作っている」
と後から振り返れることだと思っています。
そして良い採用とは、
「この会社に入って良かった」
と働く人に思ってもらえることです。
Lervanもまだまだ発展途上です。
課題もあります。
整っていない部分もあります。
でもだからこそ、
一人ひとりの考え方や行動が組織を作っていくフェーズでもあります。
もしこの記事を読んで少しでも共感いただけたなら。
転職を考えている方も。
今すぐ転職するつもりがない方も。
まずは気軽にお話しできれば嬉しいです。
転職の相談でも構いません。
キャリアの悩みでも構いません。
一緒に、これからのキャリアについて考えてみませんか。
現在Lervanでは
人材紹介事業の立ち上げフェーズを
一緒に作っていただける仲間を募集しています。
少しでも興味を持っていただけた方は、
まずは気軽にお話ししましょう。