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今までの読書記録から、特に良かった技術書などを振り返る

はじめに

皆さんこんにちは、株式会社LiNewでエンジニアをしています川田です。
趣味の麻雀をテーマにして書こうと思ってましたが、荒れそうなので無難に技術書などの振り返りでもしていきます。
途中で電子書籍に切り替えたり、実家にいくつか置いたままであったりするので正確な数はわからないですが、エンジニア人生4年で80冊ぐらいは読んできたのではないかなと思います。

特に読んで良かった技術書など

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者

新卒研修時に、基本情報技術者試験の合格を目指して購入しました。
イラストがかなり豊富で、難しい概念も視覚的に理解しやすくとても読みやすいです。
イラストベースですが細かい情報なども抜けることなく書いてあり、この一冊で網羅的に勉強できると思います。
また、資格取得を目的としなくても、内容が体系的にまとまっているため、実務経験が1年未満の駆け出しエンジニアにもぜひおすすめしたい一冊です。


マスタリングTCP/IP

新卒1年目の時に、ネットワークの基礎を理解するために手に取った一冊です。
ネットワークの知識はエンジニアとして避けては通れない分野であり、業務の中でも度々登場する用語や概念が多く含まれています。
「入門編」となっていますが、やや難しく感じる部分もあります。そのため、他の書籍などで基礎を学んだ人が、振り返りや新たな知識を得るための“第二の教科書”として活用するのが適しています。
各プロトコルの仕組みや、それに用いられるアルゴリズムが網羅的に解説されており、ネットワークスペシャリストの勉強時にも重宝しました。現在でも、必要に応じて見返すことがある一冊です。


人工知能は人間を超えるか

この本は、AIブームの変遷や人工知能の概念をわかりやすく解説しており、技術的な専門用語を極力使わず、平易な言葉で丁寧に説明しています。
IT業界の人だけでなく、AIに関心のあるすべての人にとって読みやすい内容になっています。
特に、ChatGPTの登場によって「AIとは何か?」を改めて考える人々におすすめです。


SQLアンチパターン

SQLに関する「やってはいけない設計・実装のパターン」を解説する実践的な書籍です。
SQLのクエリだけでなく、物理設計や論理設計時のアンチパターンも幅広く取り上げられており、この一冊で多くのことが学べます。
特徴的なのは、ストーリー仕立てでアンチパターンが紹介されるため、なぜそのアンチパターンが生まれたのかが自然に理解できる点です。

本書では様々なアンチパターンが紹介されていますが、「フィア・オブ・ザ・アンノウン(NULLの扱い)」や「EAV(Entity-Attribute-Value)」、「ファントムファイル」などは、特に多くの現場で遭遇する可能性が高いため、ぜひ一度目を通してほしい内容です。


暗号技術入門

この本は、情報セキュリティの基礎から、暗号化の仕組み、認証技術、公開鍵暗号、デジタル署名の仕組みまで、実務にも役立つ知識が網羅されています。
第二章「歴史上の暗号」では、シーザー暗号やエニグマといった有名な暗号の仕組みが丁寧に解説されています。それぞれの暗号の弱点や、どのように解読されたかも書かれており、ストーリー性があってとても面白い内容です。
また、WEBアプリの開発に欠かせない「一方向ハッシュ関数」や「SSL/TLS」も取り上げられており、ユーザー認証や通信の安全性を担保するために不可欠な知識が身につきます。
「なぜこの技術が必要なのか?」「どういった仕組みで守られているのか?」を具体的に解説しており、セキュリティ分野の学習を始めるエンジニアに最適な一冊です。


エンジニアが一生困らないドキュメント作成の基本

ドキュメント作成が苦手な私が、スキル向上のために購入した一冊です。
この本では、エンジニアがドキュメントを書く目的を「説明型」「報告型」「説得型」の3つに分類し、それぞれの書き方のポイントが具体的に解説されています。
特に、読み手の立場に立った視点が随所に書かれているため、「どうすれば相手に伝わりやすいか?」が明確になります。これにより、自分本位な文章ではなく、相手に寄り添ったドキュメントを作成する力が身につくと感じました。
さらに、ChatGPTを活用した効率よく方法も書かれており、これから実践してみようと思います。


リーダブルコード

プログラマーなら一度は読むべき名著であり、「読みやすいコードとは何か」を徹底的に解説した不朽の一冊です。
読みやすさの基本定理から始まり、変数名の付け方、コメントの書き方、関数の分割など具体的な手法が多数紹介されています。
プログラミング言語やフレームワークの流行は変わり続けますが、「読みやすいコードを書く」という本質は変わりません。
そのため、この本で得た知識は、どの技術スタックでも応用可能な「一生モノの知識」と言えるでしょう。

まとめ

今年はこれまで読んできた技術書を振り返り、自分の成長を実感するとともに、改めて「知識をインプットすることの大切さ」を感じた1年でした。

弊社では、技術書購入補助制度やChatGPT・GitHub Copilotの利用申請も可能で、学習・開発環境が非常に充実しています。「もっと知識を深めたい」「エンジニアとして成長したい」という方には最適な環境だと感じています。日々の業務の中で得た気づきが、また新たな学びのきっかけとなり、知識の循環を生み出しているのが魅力です。


来年は、さらに多くの技術書に触れ、「読むことを習慣化」していきたいと思います。まだまだ気になる本もたくさんあり、読みたい本リストは増える一方ですが、焦らず一冊一冊、着実に吸収していけたらと思います。今後もアウトプットを大切にし、読んだ知識を業務や自身の成長に活かしていきたいです。

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