やりたいことは山ほどある。でも、形にする手が足りない──。
そう語るのは、福島県伊達市で福祉の枠を超えた地域支援を展開する地域サポート研究所の亀岡代表です。創業から20年、地域の声を汲み取り、数々の福祉事業を形にしてきました。しかし今、さらなる地域課題の解決に向け、組織は大きな転換点を迎えています 。
代表の溢れるビジョンを仕組みへと翻訳し、事業を10、100へとスケールさせる「右腕」を切望する背景に迫りました。
「制度」と「ニーズ」の狭間で見つけた、私たちの役割
ーーまずは、地域サポート研究所の歩みと「なにをやっているのか」を教えてください。
私たちは2002年の創業以来、福島県伊達市で高齢者介護、障がい児療育、障がい者就労支援など、地域に根ざした福祉事業を展開してきました 。
私の原点は、介護保険制度が始まった当時、町の嘱託職員として現場に触れたことです。そこで感じたのは、「制度の内容」と「利用者が本当に求めているサービス」の間の大きな隔たりでした 。その声を形にするために、在宅介護から始まり、有料老人ホームや障がい児支援の拠点など、ニーズに合わせて一つずつ事業を増やしてきました 。
福祉を「地域の希望」に変えていく理由
――なぜ、これほど多角的な展開をされているのでしょうか?
理由はシンプルで、「ハイジ(事業所名の愛称)がここにあって良かった」と、関わるすべての人に笑顔になってほしいからです 。
例えば、障がい者就労支援では「卵」の生産・販売を行っています 。自分たちが磨いた卵がスーパーに並ぶ様子を直接見ることで、利用者は「自分も社会の役に立っている」という喜びを感じることができます 。こうした「役割を持ち、誇らしく生きる日常」を、福祉の枠を超えて地域全体に広げていきたいと考えています 。
「0→1」で切り拓いた道を、共に太くする「1→10」の課題
――現在、代表が感じている「壁」はどこにありますか?
ありがたいことに、現場には高いホスピタリティを持った素晴らしいスタッフが揃っています。しかし、私自身が現場出身の経営者ということもあり、これまで「0→1」を作るのは私の直感とパッションに頼りきりでした。
今、世の中のニーズはさらに複雑化しています。今後、さらに新しい領域にも踏み出したいと考えていますが、私の頭の中にあるアイデアを具体的な事業計画に落とし込み、現場が迷わず動ける「仕組み」へと翻訳するリソースが圧倒的に足りていません。これが、私がいま直面している最大の課題です。
求めるのは、ビジョンの「加速装置」となれるパートナー
――今回募集する「右腕」候補には、何を期待しますか?
独創的なアイデアを一から生み出す必要はありません。私が掲げる「地域の笑顔を守る」というビジョンに共感し、それを10にも100にもスケールさせてくれる実行力を求めています。
代表と現場スタッフの間に立ち、「代表の言いたいことはこういうことだ」「現場のこの課題を仕組みで解決しよう」と、双方を繋いでくれる存在が必要です 。指示を待つのではなく、自らの考えを持って行動し、言動に責任を持てる方と一緒に働きたいですね 。
私たちが描く、伊達市の未来
――今後どのような会社にしていきたいですか?
スタッフ全員が「自分たちで会社を、未来をつくっている」と胸を張れる組織にしたいです 。新しく入る方には、既存の枠組みに縛られず、私たちのリソースを使って「地域をアップデートする面白さ」を存分に味わってほしい。
「仕事を通して自分自身を成長させたい」とワクワクできる仲間と一緒に 、伊達市を「日本一、笑顔が循環する街」にしていきたいと思っています。