ロボット、人材、音楽。ユナイテッドマインドジャパンの代表・宮沢光平の歩みと、いま取り組む事業を並べると、離れた領域に見えるかもしれません。
そのつながりを、単なる「AIへの参入」ではなく、人と技術をどう現場につなぐかという視点で整理します。代表の経歴と、第三創業期に示している方向性をまとめた記事です。
原点:技術のそばと、事業の現場を歩いてきた
宮沢は1983年、埼玉県川越市生まれ。外資系IT企業のセールス、ロボットベンチャーの経営企画、食品メーカーの事業推進・海外進出支援を経て、2014年6月にUMJを設立しました。創業時に取り組んだのは、外国人材紹介とダイバーシティ支援です。
技術を知ることと、現場で使われる事業にすることは同じではありません。誰のどんな課題に使うのか。誰が運営し、どこで価値を生むのか。この問いは、現在のAI活用や事業づくりにもつながります。
人材:条件の向こうに、働く人の生活がある
製造業の人材支援を表す公式サイト掲載のイメージ。
現在の土台は、住宅・不動産の「住まキャリ」と、製造業の人材支援です。求人の条件が一致することだけでなく、実際にどの役割を担い、どんな環境で働くかまで確かめる。その人の次の選択と、企業の現場をつなぎます。
人に向き合うことを、抽象的な優しさで終わらせない。情報を確かめ、違いを説明し、相手が判断できる状態をつくる。この実務が、他の事業を考える足場になっています。
音楽:説明しきれない想いを、届く形にする
ONE SONG公式サイト掲載のイメージ。技術と人の表現をつなぐ取り組みです。
ONE SONGでは、人や組織の歩みを聴き、一曲の歌にします。経歴の要約とは違い、何を覚えていたいか、誰に届けたいかを考える仕事です。人材支援と音楽は同じサービスではありませんが、人を理解して、その人に必要な形へつなぐという接点があります。
AIは試作や表現の幅を広げます。一方、何を残すか、誰にどう届けるかは、人が確かめる。技術を使う側の判断が、作品の価値を左右します。
次の挑戦:フィジカルAIを、期待だけで語らない
宮沢のロボットベンチャーでの経験も背景に、今後はフィジカルAIの導入可能性を探っていきます。ただし、これは現時点では構想・検証の領域です。導入済みの成果として紹介するものではありません。
現場で何を任せたいのか。安全や運用、費用の条件は何か。人とどう役割を分けるか。人材の現場で見てきた課題と、技術の可能性をつなぎ、役立つ用途を見極めるところから始めます。
第三創業期:技術を持つ会社より、価値を届ける会社へ
社内システムの内製化・AI化を土台に、少数精鋭で再出発。各自が専門性と主体性を発揮し、連携して事業を育てる体制へ。組織の変化は別の記事で詳しく紹介していますが、その先にあるのは「AIを使えること」を看板にする会社ではありません。
顧客に必要とされ、提供を続けられ、利益が残る事業にする。人材、音楽、これからの技術活用を、その基準で育てていく。新時代の「生きる」をデザインするというUMJの言葉を、現場の仕事として実現していく段階です。