「エンジニアになりたくてIT業界に飛び込んだけど今の会社のままで私のキャリア大丈夫?」と悩んでいる方は多いのでは?今回は2022年に実務未経験で入社した江頭さんにSESの会社選びに関するぶっちゃけたところから、シスナビ入社後の感想について赤裸々に語っていただきました。
江頭さんプロフィール:2022年入社。SI事業本部1G所属。開発エンジニア。シスナビがエンジニア実務初体験。
エンジニアになりたくて入った前職だったが…
-シスナビ入社後、どんな業務を担当されてきましたか
昨年10月に入社し、1ヶ月の研修後に客先でテスト工程に参画しました。今年1月からは受託開発案件の弁護士法人のシステム開発でテスト工程を担当しています。
-前職もSESだったんですよね?前職ではどのような経験をされたのでしょう
業態としてはSESです。ただ、未経験の人たちが非常に多い会社で、ITと関係のないコールセンターや受付業務などへの派遣がほとんどでした。
業務後に行われる研修を経て技術案件に参画する流れはありましたが、研修も特に講師の人に教えてもらえるわけではなく。課題を自力で消化していくスタイルだったので、正直なかなか成長を実感するのは難しい環境でした。
私はテスト案件にアサインされる直前まで行ったものの、実際は現場経験がないのに3年経験ある体で現場の面接を受けるように指示されたのを機に限界を感じて退職しました。
「実際にエンジニアとしてのキャリアがある方が在籍している会社」を転職の基準に
-SESの印象が悪くなる一因だと思うので、業界にいる我々としては耳が痛い話です。どんな転職活動でしたか
自社開発と受託開発とSES企業の三つに大まかに分けられると思うんですが、自分の力量的に自社開発と受託開発はまだ厳しいかなと。それで基本的にはSESで探しました。
ただ、SESは前職での失敗経験があるので、「実際にエンジニアとしてのキャリアがある方が在籍している会社」かどうかを応募する基準にしました。社員はいてもエンジニアとは全く関係ない業務をやっている会社も結構あるので、各社のホームページやSNSで実態を知るための情報収集はかなりやりましたね。
-シスナビは自分の求めているものに合致した
そうですね。Wantedlyの記事を見て現役のエンジニアが在籍していることはわかっていましたし、他にもSNS等で技術的な発信をされていたのでこれなら大丈夫だろうと。面接の時点ではどういう方がいるかもある程度頭に入った状態でした。
藤田社長の人柄と決裁権のある人間の選考参加がシスナビ入社の決め手
-シスナビ入社の決め手を教えてください
面接は2回だったんですが、その2回とも藤田社長が参加されました。お話しする中で、藤田さんの人柄に惹かれ、この人の元で働きたいなと思ったのが一番の決め手です。
将来的にどんな案件をやりたいか、キャリアを歩みたいかに関して上から押し付ける感じではなく導いてくれるような話し方をしてくれました。自分がこうなりたいと言ったことに対して、協力するという誠意が伝わってきたのが良かったですね。
あとは、面接に藤田社長や福田部長といった決裁権のある方が参加されていたのも大きかったです。実はもう一社内定が出ていたのですが、そこは人事担当者としか話したことがなく選考で社長と会うことがありませんでした。人事担当者との一次面接終了後に「すぐ入社してほしい」ということで後の選考をすっ飛ばして内定を出していただいたんですが、自分としては少々雑に感じたというか逆にこの会社大丈夫かと感じてしまいまして。一方、シスナビは選考を通じて安心感があったので、シスナビに決めました。
実際の現場を想定した研修でしっかり準備できた
-入社後の研修はどのような流れで進みましたか
内定が出た後に私が配属される1グループの島田部長に時間をとっていただいて、これからのキャリアや挑戦したい開発についてヒアリングしていただきました。その時点で1ヶ月間は研修という話にはなっていたので、研修後にアサインできるような自分のキャリアに合わせた案件を手配する動きをしていただけました。こういう動きを感じられたのもとても嬉しかったです。
1ヶ月間の研修では入社前に独学で作ったLaravelの掲示板アプリをそのまま活用して、島田部長の指導のもと新規の機能追加をしていきました。現場で実際にどのような手順で改修が行われるのかを体験することができたので、初の現場を前にある程度予習ができて良かったです。報告書も作ったことがなかったので、それも島田部長から細かく作り方を教えていただいて。
本当にありがたいなと思ったのが「尋ねることに対して遠慮しないで欲しい。わからないことがあったらすぐ確認して」とおっしゃっていただいたこと。Slackでのやり取りだけでなくGoogle Meet等で画面を繋いでも全然いいということでなんでも聞くことができました。研修を通じて疑問点や困りごとを解消していった結果、現時点で自分に何ができて何ができないかが明確になりました。
困ったことはすぐ相談するのが大切
-11月に入った初めての現場はどうでしたか
現場でのテスト業務は初めてだったので、作業自体というよりは概念や仕様の確認には最初すごく時間がかかりました。「これどういう意味?」というのが多かったので、一つの作業を始めるのに苦労した記憶があります。ただ、一人で悩む時間がもったいないなと思ったので、躊躇わずに周囲の人に尋ねるようにしたら、割とすぐにスムーズに進められるようになりました。予定していたテストを無事完了して「ありがとう」と皆さんから言われた時は嬉しかったです。
初めての現場としては恵まれすぎているくらい人も環境も良い所でした。一番学べたこととしては困り事があるときに自分だけで悩まずに周りにうまく伝えること。これからの業務でも必ずあると思うので、そこは心がけていきたいですね。
また、シスナビからは大城さんが先輩としてアサインされていまして、人に聞くと同時に自分で考えるという姿勢も養えたと思います。何でもかんでも先輩が教えるのではなく、教えられる側が独り立ちした時にある程度自分で解決できるようにというスタンスで指導をしていただきました。
テスト実施だけでなくテスト仕様書の作成にも挑戦
-1月からは受託案件に参画していますね
はい、山田さんが開発で自分がテストを担当しています。SESと違う点としては、社内の人でチームを組んでいるのでコミュニケーションが取りやすい点が一番大きいかなと。SESが取りにくいという意味ではなくて、初めての現場だと関係がほぐれるまで時間がかかるので。その点、受託であれば既に面識があるメンバーなので連携しやすいと感じました。
12月までの現場では自分はテストの実施者側でしたが、今回は自分でテストの仕様書を作成して自分で実行するのでシステムの全容を理解する必要があります。要件定義や画面設計図を読むことはのちのち自分がエンジニアとして開発をする際にすごく大事になるはず。だから、今とても良い経験を積めていると感じています。
入社してまだ4ヶ月程度ですが、本当にここまで裁量を任せていただけるんだという驚きがあり、やはり入社して良かったと思いますね。自分のスキルアップやキャリアを考えたときに、日々の業務が未来につながっているのを実感しています。
一緒にチームを組んでいる山田さんは元々営業をやられた方です。すごく明るくていつも的確なアドバイスや説明をしていただけるので、業務をやる上で本当に助けられてます。
社員がリアルに全員集まる月一回の社員会はすごく楽しみ
-シスナビの好きなところを教えてください
社員の皆さんが「自分はこうなりたい」というビジョンを明確に持っているのが好きですね。あとは皆さんの人柄が良いので、一緒にいて安心できるというのも大きいです。
オンラインでコミュニケーションを取ることが普段は多いんですが、やはり画面越しじゃ伝わらないことってあるじゃないですか。ましてやSESは現場がみんな違うので、なかなか距離感を近づけるのは難しい。だから、社員がリアルに全員集まる月一回の社員会はすごく楽しみです。先日は忘年会で年齢が同じメンバーと結構話できたりもしたので、これからみんなともっと仲良くなりたいですね。
-今後の目標はありますか
プログラマーからSEにステップアップするのが目標です。分野としてはまずはLaravelフレームワークのPHP技術者として経験を積んでいきたいと思っています。2月からPHP開発の現場にも配属されるので、まずは現場で求められるものに応えていき、ゆくゆくはシスナビの資格取得支援なども活用してスキルアップしていきたいです。