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【創業者対談】目指すのは「前例のない新しいAIサービスの開発」 泥臭く全力で立ち向かってきた創業者の軌跡に密着!

今回は代表取締役CEOの渡邉と取締役CTOの荒川に、一緒に創業するに至った経緯や、経営・技術面でのターニングポイント、今後の展望をインタビューしました!

「実行力のCEO」と「技術と冷静さを持つCTO」の出会い

まず、お2人の出会ったきっかけを教えてください!

渡邉
Opt fitを創業する前に、スイミングスクール向けの広告事業を行なっていたのですが、そこで働いてくれていたインターン生に荒川を紹介してもらいました。
当時、荒川と、もう一人の共同創業者である森田がAIシステムの受託会社をやっていたので、彼らの会社に「こういうシステムを作って欲しい」という相談をしたのがはじまりです。

創業者3名  左:取締役CRO 森田 中央:代表取締役CEO 渡邉 右:取締役CTO 荒川

最初はシステムの相談から始まったんですね!その後どんな経緯で株式会社Optfitを創業することになったのですか?

渡邉
プールの溺れ検知システムを作りたいという相談から、半分受託・半分一緒に作るという形から始まりました。プールにGoProを設置して、一緒に画像解析をやっていました。
2ヶ月ほどでプールでの事業化は難しいが、フィットネスであれば運用できそうという話になり、荒川とは気付いたら意気投合していて、そのままの勢いで会社を共同創業しよう!って話になったよね。(笑)

荒川
そのままのノリでいつのまにか一緒にやっていたね(笑)。自分たちも、まずはAIの受託をしながら、社会に大きなインパクトを出せるサービスのアイデアを探している所でした。そんな中渡邉から声をかけてもらい、これはオモシロイなと思いました。そこから共同創業するまではすぐでしたね。

お二人はが共同創業を決めた理由は?

渡邉
荒川は常に冷静で、圧倒的な包容力があるんです。私はどんどん前のめりになって物事に取り組んでいくタイプなので、バランスが取れていて凄く感謝しています。
トヨタ出身で技術力があることはもちろんですが、技術者ですがビジネスへの理解があるのが凄いと思います。私が言ったことを噛み砕いてメンバーに説明してくれるので、出会った当初から良い関係を築けそうだなと感じていました。

荒川
嬉しいですね。(笑)経営者の中には、理詰めで考える頭でっかちな人もいますが、渡邉は泥臭く行動して成果に繋げるのが凄いなと思っていました。
転倒検知のデータを作る際には、全店舗を回りながら、自ら寝転んでデータになるようなこともあり、とにかく行動力がある人だなと。そんな渡邉の実行力があるからこそ、顧客課題に寄り添ったサービス開発につながっているのだと思います。

株式会社Opt Fitを創業してから、特に大変だった出来事を教えてください!

渡邉
う〜ん、なんだろう?選べないな。常に大変ですね。(笑)
現状維持に満足しないからということもあってか、悩みが尽きたことがないです。目の前の課題をどうやってクリアしていくかを常に考えています。最初のサービスのローンチ、資金調達、大型契約の実現、組織の拡大...。荒川にはその度に助けてもらっているなと思います。

荒川
渡邉は場をまとめる能力が高いので、経営の重要な局面でいつも頼りにしています。資金調達の際のプレゼン・交渉もそうでした。
トラブルが発生した際にも、顧客との関係を大切にしながら、それ以上ひどくならないように対応してもらってとても感謝しています。例えエンジニアチームのミスでバグが発生していても、その対応は渡邉がしっかりしてくれるので、開発に集中し続けることができるんです。

荒川さんが特に大変だったと感じることはなんですか?

荒川
AIのモデル作りですね。AIのモデルはいかに複数店舗で共有できるかが重要になります。しかし、店舗ごとに背景や器具の形や配置はバラバラです。各店舗ごとに学習データを作らなければいけないので、それがかなり大変なんです。明後日オープンなのにシステムが開通できておらず、2日ほど徹夜でシステム作りを行うこともありました。

渡邉
たしかに、あの時は大変だったね。(笑)

荒川
今となってはなつかしいね。(笑) AI開発で最も大事なことの一つが、データの取得なんです。最新テクノロジーとはいえ、顧客と現場に寄り添い、本当に喜んでもらえるAIを開発するには、地道なデータ取得とモデリングが必要なんです。Opt Fitでは、泥臭く、できることを恥を捨ててやり続けてきました。その結果、どの店舗でも活用できるような汎用モデルの開発に成功しました。

渡邉
泥臭く全力で足も動かしながら、顧客に寄り添った開発をみんなでやり続けてきたことが、働く人に最も喜ばれるAI開発に繋がっているのだと思います。

Opt Fitが創業で1年で資金調達を実施できたのは?

経営のターニングポイントになった出来事を教えてください!

渡邉
荒川達と一緒にサービスが作れることが決まった時ですね。自分では何も作れないので、このメンバーで創業できたのは大きなターニングポイントだと思います。

資金面では、2021年7月に資金調達を実施できた事ですね。ファンドの方が私たちを信用してくれて、事業を一気に加速させることができました。また、ある大手企業が使い始めてくれたことも大きなターニングポイントですね。

荒川
私はやっぱり、資金調達を実施できたことですね。補助金だけで十分かなと思っていましたが、サービスを成長させるためには全然足りなかったので。

資金調達は覚悟が必要でしたか?

渡邉
最初から覚悟はあったので、そこまで必要ありませんでした。ファンドの方がとても良い方だったので、その点も問題ありませんでした。

資金調達を実施できたのは、どういう点を信用・評価されたからだと思いますか?

渡邉
それまでやってきた軌跡や成長性・チーム性を評価してくれたからだと思います。投資家の方には、「粘り強く、やる気に満ち溢れた強烈な印象」だったと言っていただきとても嬉しかったです。

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シリーズAラウンドで累計約3.3億円を調達

日本で唯一のデータ量と質。稀少スキルを身に付けられるエンジニア組織

良いアルゴリズムを作るために工夫されていることはありますか?
荒川
データの量と質です。全録画データは学習に使って良いことになっていて、膨大なサンプルを活用することができます。また、検知ではオクルージョンを減らすために、設置のレギュレーションを作るといった工夫をしています。テクノロジーを最大限活用するには、実はその裏の運用・オペレーション力が大事だったりするんです。

開発体制の強みや特徴を教えてください!

荒川
AIをPoCで終わらせず、運用してマネタイズまでやりきっている所ではないでしょうか。大量のデータがある中で、1週間で新しいデータの取得からモデル開発・プロダクトへの実装までやり切ることもあります。自社内でデータ取得から機能実装まで全てを行っているからこそ、スピーディーに、最も重要な顧客課題にフォーカスして開発を進めることができるんです。
また、サービス拡大のためにクラウドを活用していたのですが、一部はエッジコンピューティングに戻して運用を行っています。
日本で、AIを運用しながら数千個ものエッジデバイスを管理するというのは、弊社しかやっていないのではないでしょうか。エッジデバイスには故障リスクがありますが、24時間365日稼働し続けるための運用体制を作っています。ネットワーク、インフラの構築から携わり、日本で最大規模のエッジコンピューティングの運用を行うことは、エンジニアにとっても特に面白いと言ってもらえるポイントですね。

失敗を積み重ね、最高のAIを作る。一人も欠けることない働きやすい組織作りで事業展開を加速させる。

今後、「これが実現したら嬉しい」と一番強く思うことを教えてください!

渡邉CEO
一緒に働く社員やステークホルダーが笑顔でい続けられるような組織が実現できたら嬉しいですね。
その実現のために、心理的安全性の担保やオフサイトミーティングの実施、属人化の排除などに取り組んでいます。先日も名古屋本社と東京支社のメンバー全員で集まってオフサイトミーティングをやってさらに一致団結することが出来たと思います。
また、社員の提案から、沢山の福利厚生制度も実現しています。フィットネスジム手当や、他部署との飲み会手当、オフィスで飲めるバーや、アニバーサリー休暇などなど。。。メンバー1人1人がもっと力を発揮できるように、このフェーズのスタートアップでは珍しいくらい制度が整ってきたと思います。
できるだけ社員が一人も欠ける事なく、企業が成長していけたら嬉しいですね。

荒川
私自身の展望としては、エンジニアリングやセンサー類が好きなので、センサーやカメラを使って、DXや課題解決することを今後も続けていきたいですね。自分が関わったものが実装されて、それで喜んでくれる人がいるというのはシンプルに嬉しいです。
組織の展望としては、エンジニア全員に他社でも活かせるスキルセットを弊社で身につけてくれたら嬉しいですね。希望としては弊社に残って欲しいですが、エンジニア界隈は入れ替わりが激しいのも事実ですからね。
その点、、エッジデバイスを数千店舗に設定して管理するというのは他社では得られない経験ですし、大規模なデータをスピーディーにプロダクトに落とす開発力も身に付けられると思います。
スキルセット以外にも、キャリアパス然り弊社に関わってよかったと思ってもらえるポイントを増やしていきたいです。

渡邉
今後はフィットネス業界だけでなく、さまざまな業界で働く人に喜ばれるAIをどんどん作っていきます。既に、介護・製造業界でのPoCも始まりました。

私たちがやっているのは、前例のない新しいAIサービス開発です。

ここに正解はありません。これまでそうしてきたように、わからない中で泥臭く行動し、失敗を糧にし続けることが、成功に繋がると思っています。

「働く人に本当に喜ばれるAI」を作るために、全力で顧客に寄り添い続けること。

そんな挑戦を一緒にできる仲間を募集していますので、皆さんからのご連絡をお待ちしています!!


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https://optfit.jp/



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