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「暮らしの最適化の追求」をパーパスに掲げる株式会社Unito。働く人たちからも、自分にちょうど良い暮らし方や理想の住まいについての話を聞くことが多くあります。今回のインタビューでは、なかでも働き方に関するお話、Unitoに入社を決めたきっかけにフォーカス。
今回は、Unitoのなかでも大型の施設の1つである「ホテルレジデンス大橋会館」のホテルマネージャーを務める町田さんのお話を伺いました。
人生を変えた1枚のチラシ。魅了されたエンタメの世界
Unitoに出会うまでの、町田さんについて教えてください。
自分のアイデンティティーの大部分を形成することになる出会いが幼少期にありました。
近所で母が受け取った1枚のチラシです。こども向けのミュージカルスクールが開校されるというもので、もともと俳優の仕事に憧れを抱いていた母は、この出会いに運命を感じたと後に話してくれています。最初の生徒のひとりとして通い始めた私は、すぐに舞台芸術の虜になりました。小学3年生の頃には、はじめてお金をいただいて舞台に立つ経験をしたことで、”仕事にする”ということへの意識も芽生えていたように思います。
一方で、学校生活におけるスポーツや勉強にも楽しさを覚えていました。高校卒業後にそのまま芸能の世界へ進む選択肢もあったと思いますが、一つのことに注力するより幅広く学び経験することの方が性に合っていた私は、スクールを離れることを決意。負けず嫌いすぎる性格も相まって、やるんだったらてっぺん目指そう!と高校生活の後半は受験勉強に費やしました。
突然の家族との別れ。心を灯したのは「エンタメ」だった
大学入試を控えた高校3年の秋、また私のアイデンティティーを形成する重要な出来事が起こります。
母が急に倒れたのです。医療従事者であり健康に人一倍気を配っていた母はその冬に他界しました。誰とも顔を合わせたくない、声も聞きたくない。人の笑顔や笑い声が近くにあることが耐えられず、一人になれる図書館で参考書に向かう毎日を過ごします。
無事受験を終え、いわゆる華のキャンパスライフが始まるはずが、思い出せないほどに色のない日々が続きました。
そんな私の世界に光が戻ったのは、大学1年の夏。同じスクールに通っていた仲間たちが立ち上げた「舞台企画制作プロジェクト」の旗揚げ公演を観に行ったことがきっかけでした。ステージ上でキラキラ輝く彼女たちに心を揺さぶられ、今度は観客としてエンタメの力に陶酔することになったのです。仲間からの誘いを受け、次の公演から私もこのプロジェクトに参画し、再び舞台制作に打ち込むようになりました。
就職活動で再び迫られる生きる道
いまは、ホテルレジデンス大橋会館のホテルマネージャーとして活躍されている町田さん。人生の軸となる「エンタメ」というものがあって、そこをさらに豊かにしていくように、新しいことにどんどん挑戦していくという考え方がとても新鮮でした。大学卒業後、Unitoにはどのように繋がっていくのでしょうか。
演者としてではなくても、何かしらエンタメに関わる仕事がしたいという想いは変わらずに持っていましたが、それより手前にあったのが、ビジネスパーソンとしての基礎体力をバキバキに鍛えられそうな場所に身を置きたいという考えでした。
ありがたく参加の機会をいただいた3社(テレビ局、広告代理店、IT)のインターンに参加し、最終的にはその中の1社(IT)に入社を決めます。
選んだ理由の1つは、参加していた学生たちがあまりに優秀だったこと。特別有名ではなかったいちベンチャー企業がこれだけの学生を集めたという事実に、圧倒的な企業力を感じました。
もう1つは多様な働き方への理解です。就職後も仲間たちとの舞台制作活動を続けていきたかった私は、面接の場でそれを伝えていたのですが、飛んでくる質問は「週どれくらい時間が取られるの?」などと仕事にきたす支障を図るようなものばかり。
副業すらメジャーでない時代だったので、当然と言えば当然です。しかし、この会社だけは「自分が大切にしている活動は続けた方が良い。
会社外にもコミュニティがあることはすごく良いことだ」と逆に評価してくれました。おかげで、大手企業向けの基幹業務パッケージの開発・販売をしていたこの会社で寝る間も惜しんで働きながらも、舞台制作の活動も変わらず行うことができ、それが今でも続いています。
その後、この会社でしか得られない貴重な学びを重ねていき、自分の納得のいくタイミングで、満を持してエンタメ業界への転職を決めました。「この人と働いてみたい」と思わせてくれたとあるインタビュー記事で出会った方にアプローチし、その方が立ち上げたスタートアップに参画。営業、広報、経営企画、秘書などの立場から、さまざまな刺激的な現場を経験させてもらいました。
場に紐づくコミュニティづくりをUnitoで
Unitoとの出会いは、フリーランスとして活動をはじめて2年ほど経った頃に見た大橋会館プロジェクト始動の広告でした。
とある著名人のオンラインコミュニティの立ち上げから3年にわたって運営していたことをきっかけに、「場に紐づくコミュニティ」というものにちょうど興味が出てきたタイミングで、人々の暮らしや街に根付いた場づくりを次なる挑戦のフィールドにしたいと思いホテルマネージャーに応募させていただきました。
入社したUnitoはどんな場所でしたか。
穏やかだけど志が高く、仕事熱心で感じのいいひと。Unito社員のみなさんは、はじめから変わらずこの印象です。意思決定と実行が早いところも良いですね。社会人経験は長いが業界は未経験の私が仕事をしやすいように、バランスよく権限委譲してくださったので、とてもやりやすかったです。複数の職を持つ働き方でも、責任ある立場を任せていただける柔軟な方針も素敵だと思います。
場を整えるところから、オペレーションとチーム構築に注力してきた1年間。今後は、この「ホテルレジデンス大橋会館」という場を起点としたより深いコミュニティづくりが館全体のミッションとなります。池尻大橋の新しいシンボルとして、いちホテルに留まらない街に開かれたより良い空間を創造していきたいです。
多様で快適な泊まる・暮らすを一緒に
最後に、Unitoでのお仕事に興味がある方にメッセージをお願いします。
どんな経験もどんな感性も活かせる環境がここにはあります。より多様でより快適な泊まる・暮らすを一緒につくっていきましょう!
町田さん、ありがとうございました!
ホテルレジデンス大橋会館という大型の新規物件を立ち上げ期の、せわしい中での入社でしたが、改めてお話しを伺い、表現にあらゆる角度からとことん向き合ってきた町田さんだからこその場所の表現、コミュニティ作りがあるんだろうなと、今後の大橋会館がより楽しみになりました。軸を持つことと、軸を持ちながらも、常に見る世界を変えようとする姿勢は、その軸をさらに強いものにしているんだろうなと、生き方のヒントを見つけた、そんなインタビューでした。
Unitoは、今、事業拡大にともない、新しいメンバーを積極的に採用しています。
ご興味のある方は、ぜひご応募ください!