【アガルート創業メンバーインタビューVol.1】「勝手にやってください。わたしは学者になります」と言った日から、アガルートを立ち上げるまでのはなし。【取締役 岩瀬】
こんにちは!アガルート広報の安藤です。
クリスマスも終わり、「もう少し寝るとお正月~🎍」と浮かれている今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、本日より「創業メンバーインタビュー」の連載を開始いたします。
トップバッターは取締役の岩瀬!
代表の岩崎に口説かれた時に「絶対ヤダ」と思ったところから、なぜ立ち上げるまでに至ったのか、語ってもらいました!
創業メンバーインタビュー Vol.1【前編】
岩崎に誘われた時の最初の感想は、「絶対ヤダ」
アガルート人生を始めた意外な理由とは。
— 現在の仕事について教えてください。
事業部門の責任者なので、COO的な立ち位置かな。弁護士なので一人部署の法務もやっています。
— 副社長って呼ばれているのも見かけますけど。
一部の社員が勝手に言っているだけで、そんな偉そうな人ではないです(笑)。自分から名乗ったこともないし、名刺にも書いてません。
一番最初の構想段階から代表の岩崎と一緒にやっていたのが私だけだったということと、最近まで取締役は岩崎と私だけだったからではないでしょうか。
— 法律事務所の方も代表弁護士として経営されてますが、アガルートと弁護士の業務の割合を教えてください。
8:2から9:1でアガルートのほうが多いです。弁護士の仕事はプレイヤーとしての工数がかかって回らなくなるので、申し訳ないのですが、お断りする案件もあります。
— これまでのキャリアについて教えてください。
26歳の時に司法試験に合格し、司法修習という弁護士になるための研修に1年間行きました。修習終了後は、学者になろうと思って、資格予備校でバイトしながら大学院に出入りしていました。
バイト先で看板講師をしていた岩崎に誘われてアガルートを設立したという流れです。
「勝手にやってください。わたしは学者になります。」って言いました
— 資格予備校でバイトしているときに出会った北斗さん(注:代表の岩崎。社内では「北斗さん」と呼ばれています。)に口説かれて、アガルートの設立に至るわけですが、最初に話を聞いたときはどう思いましたか?
絶対ヤダ(笑)
実際に、「勝手にやってください。わたしは学者になります。」って言っていましたね。
— 最初に起業の提案を受けてから、頷くまでどれくらいありましたか?
1年くらいだったと思います。二人で飲む度に誘われてた気がします。
— 結構粘りましたね(笑)「絶対ヤダ」な状態から、なぜ立ち上げることに…?
ちょっと真面目モードになりますよ(笑)
国家資格の取得を目指す方にとって、受験勉強なんて通過点でしかないので、早く安く合格し、節約できたお金と時間を実務家としてのスキルを磨くために投資したいはずです。
だけど、予備校業界って旧態依然とした業界で、バイトしていた時期から「こんなに便利な世の中になったのに、いつまでこんなことやってんの?」って思うことが、すごくあったんですよね。
岩崎は、そういう予備校業界に対する強い問題意識を持っていて、業界を変えてやろうと思っていた。なかなか立派な志で、まぁ、それなら、手伝ってやろうかな~みたいな(笑)
やるって言ったときもやっぱり飲んでいて、酔った勢いというのもありますけど(笑)
— そんなこんなで取締役に。
法律と教育には詳しくても、世間のことは何も分かってなかったので、本当にゼロから会社を作った感じでした。今の会社の仕組みの下地は、創業時に作り上げたものじゃないですかね。
ただ、肩書はあんまり関係ないです。対外折衝する場面が多いので、偉そうなタイトルを付けたくらいにしか思ってないです。
— ずっと北斗さんとやってきたと思いますが、岩瀬さんから見て北斗さんはどういうイメージですか?
素直で裏がない人ですね。良くも悪くも。
— この5年間で北斗さんの変わったところ、変わらないところを教えてください。
我慢ができるようになりましたね。
理論的に正しいということと、それを本人が納得しているということとの間に、隙間が生まれることがあるじゃないですか。理解するまでのタイムラグがあったり、感情が邪魔をしたり。岩崎はそういうものがほとんどない人なので、そのギャップが存在するということを許せないんだと思うんです。それが、少しずつ待てるようになったというか。
シャイなところも、かなり改善されましたね。創業当時は対人恐怖症なんじゃないかと思っていた時期すらありますが(笑)、人並みになったかなと。
…なんか、さっきから、めっちゃ上からで偉そうな感じですね(笑)
変わらないところ…勤勉であること、素直であること、オシャレ好きなところとか。
リカバリーできてる?(笑)もうちょっと褒めたほうがいい?(笑)
— 今も北斗さんと二人で飲みに行ったりしますか?
もちろん行きますよ。お互いに家庭ができて子どももいるので、回数は減りましたけどね。
— 前職を退職し事業を立ち上げることに関して、不安や葛藤はありませんでしたか?
そりゃあ、ありましたよ。
プライベートでは、ちょうど妻が妊娠・出産という時期だったのに、1年以上無給で働きづめ。事業が失敗して、妻にも見放されたら人生詰むなと(笑)
— 1年以上無給だったとのことですが、その間は貯金で…?
貯金もあることはありましたが、妻の脛をかじった部分が大きいです。資格予備校のアルバイトを辞めてから開業準備期間に充てた1年3か月程は無給でした。
そのあと、講座を出したら、わぁっと売れたので、そろそろお給料をもらってもいいかなと。
信頼して見守ってくれた妻には今でも頭が上がらないです。
立ち上げに参画したきっかけが、まさかお酒の勢いとは…
後編では、創業時の苦労エピソードを公開!お楽しみに!