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【前編】プロゴワスのミッションとビジョンを語る

こんにちは!広報担当の近藤です!

今回は、ついに念願だった社長と取締役の対談が実現しました!

和田印刷からプロゴワスへと社名を変えてから、様々な改革を行ってきた和田社長と山下取締役

おふたりのお話から分かってきたのは、プロゴワスの変わらない想いを守り続けていくためには時代に合わせて変わっていくことが重要であるということ。

ミッション、ビジョンという観点から、ファシリテーターの有馬さんがお2人の想いを丁寧に引き出してくださいましたので、読み応えたっぷりの記事となっております!ぜひぜひご覧ください!



「感謝と感動を共有していきたい」


有馬:まずはプロゴワスの経営理念に込められた想いを教えていただけますでしょうか?

社長:理念というのは、どれだけ時代が変わっても変わることのない信念で、それをなるべく わかりやすい言葉で表したものです。長い歴史の中で様々な挑戦をしてきたプロゴワスですが、「幸せや感動を共有したい」という根っこの想いはずっと変わることはありませんでした。自分たちの目的に対して周りを巻き込んで一緒に幸せや感動を共有したい、それが仕事であればいいなっていうのが僕の一番の願いですね。単なるお金儲けではなくて、その先にあるみんなの幸せが何より大切だと思っています。

有馬:理念の中の「感動を共有したい」という部分が芯になっているんですね。共有というのは“チーム間の共有”、そして“お客様との共有”というところも含まれているんでしょうか。

社長:仕入先やパートナー先の方もそうですね。なので、これって言葉でいうのは簡単ですけど、日頃の想いと行動の積み重ねが重要だと思います。良い想いと良い行動が積み重なっていけば良いものができるけど、気づかないうちに少しでも悪いものが積み重なってしまうとその理念って達成できないんじゃないかな。

有馬:日々の積み重ねの先に理念の達成があって、想いと行動の両方が整っていなければならないということですね。山下さんは理念に対してどんな想いがあられますか?

山下:ミッション、ビジョン、バリューについてよく考えるんですけど、意外と基本の軸はシンプルなのかな。会社ホームページでも掲げているように「感謝と感動を共有していきたい」がこの会社のミッション。ミッションとは会社がなぜ存在するのかってことで、この経営理念そのものだと僕は思う。時代によって形は違えど、感動を共有する仲間たちと一緒に企業をやっていくこと、それを創っていくのがプロゴワスの存在意義。鹿児島で育って地場の企業と一緒に100年やってきたっていうのは、そのミッションを着実に遂行してきたという一番の証だから。鹿児島でプロゴワスという企業がしっかりこの経営理念に則って、独自の仕事も、パートナーさんとの仕事も成し遂げないといけない。それをビジョンという言葉で示すと、経営業務効率とか販促支援とか、そういったキーワードでやれることを探していくってことかな。BPOという言葉の意味も人によって捉え方はそれぞれだけど、プロゴワスとしての強みは印刷業を100年やってきていて それに付随するもので新しい価値を創っていく、形を変えながら色んなことをやっていけるってことだと思う。

有馬:変わらない信念のもとに、進化し続けてきたことがプロゴワスの強みですね。

山下:不変なものと変わるものがあって、経営理念とか社長の想いとか先代から繋いできたものとかは変わらない部分。そこを大事にしながら、「時代に合わせてどういう事業でやっていくのか」は僕らが具現化していく部分。僕の仕事は、その実現のためにメンバーが挑戦するのをサポートしていくことかなぁ。ミッションはぶれず、ビジョンではミッションをしっかり成し遂げるために、お客様の経営課題とか販促支援のための事業を作っていく。プロゴワスに頼ったら何か出てくるよねって思ってもらえるようにやっていきたいと思っています。


「“プロゴワス”という新しい業種として認識してもらえたら」

有馬:鹿児島で100年積み上げてきたものを大切にしつつ、新しい価値を創造していくことがプロゴワスの存在意義ということですね。社長は鹿児島の企業にとってプロゴワスはどんな存在でありたいとお考えですか?

社長:それでいうと、僕は鹿児島というよりは九州という広さで考えていて、ゆくゆくは海外の人と仕事ができれば楽しそうだなって。最近は「多様性」という言葉がよく言われるけど、海外の人と触れ合うこともそうだよね。

有馬:九州、日本にとどまらず、海外も視野にいれてらっしゃるんですね!

社長:以前は印刷業という括りの中でやってきて、社名がプロゴワスになってからは印刷業という世界の中で、少しずつ色んなチャレンジをしはじめてきました。それで、やっともう印刷業だけで考えていたらダメなんだって みんなが分かりはじめた。今BPOサービス事業へ移行しつつあるけど、なぜアウトソーシング事業に目を向けたかというと、欧米の企業は昔からアウトソーシングが当たり前なんです。しかも、生活の中でもお手伝いさんやシッターさんなど外部を頼るという文化なんですよ。一方で日本は、生活も仕事も、全部自分たちだけでやろうとする。これが日本のスタンダート。でも、これは今後必ず欧米化されてくるだろうと思ったんです。だから、アウトソーシングに目を向けた。ただ、アウトソーシングと言っても幅が広くて、まずは印刷業から派生するものを追いかけていきましたけど、本当にお客様のためになるのであれば色んなアウトソーシング、サービスが可能なはずです。そういったものを1番先に声をかけていただけるような会社になりたいですよね。で、問題解決を一緒にやっていきたい。「これが課題になるかもしれないですよ」と動機付けをして、一緒に考えていくこともしていきたいですね。

有馬:お客様の課題に寄り添い 解決に向けて伴走していくことが、プロゴワスにとってのBPOサービスですね。

社長:多分このコロナの3年間で会社の規模関係なく全業種、働き方や業界の習慣もすべて変わらないといけなくなっちゃった。だから、僕らにとってみればチャンスがいっぱい転がりはじめてると思うんですよ。まずは、それを見つけられる感性がある人たちがこの会社には必要。お客様と話す中であちらが抱えている課題を感じとれる人、道を歩いているときも何か新しい発見ができる人、アイデアを持ち帰って社内で言葉として落とし込める人、それを拾ってバックヤードとして動ける人達とか。だから、すごく画期的なものというより、今まであった存在、職種の在り方を見直して、職種の機能性アップを図りたいなって。そうすることによって、お客様から見ると新鮮に映ったりするんじゃないかな。こういう時代って画期的なことも大事だけど、原点に返って洗い出しをして見直しをして、ひとつひとつの精度をあげたり磨いたりするだけで、新しいものに見えてくるんじゃないかなって思います。

有馬:いかに感性の豊かな人を育てるかというところが大切ですね。山下さんは今後の事業展開についてどうお考えですか?

山下:アジアとか海外の話は僕は入社するときに社長から聞いていました。僕も多様な人たちと良いアイデアを出し合いながら事業を作り上げていくっていう考え方は好きです。日本という領域で戦うのはもちろんだけど、鹿児島という自分がいる場所を中心に考えたときに実は東京よりアジアの方が近いから、九州にいるんだったらアジア圏へも事業を広げていくってありなんじゃないかなって。そういう柔軟な発想で仕事をやっていけたら面白いですよね。ただ、そこにチャレンジするためのステップとして 鹿児島で実績をしっかり作って、かつ そのルートを作っていきたいですね。

有馬:海外を見据えるなら、まずは実績を着実に積んでいくことがステップの1つとして必要ということですね。

山下:せっかく「プロゴワス」という社名があるから、鹿児島を代表する企業としてもっともっと知名度をあげていきたいですね。どうやって鹿児島を代表する企業になるかっていったら、たぶん2つあると思います。1つは会社の変革の仕方。印刷業をもともとやっていた会社の事業展開の仕方としてWEBとかデザインの方面で強みを伸ばしていくことがよくあるけど、BPOはそれとはまた違った形。もちろんBPOに進んでる会社もあるけど、その中でもプロゴワスはプロゴワスらしい変化をしていけたらいいですよね。それをどうやって仕掛けようかなって考えたときに、“面白い会社に変革を遂げた会社の代表例”として鹿児島で「プロゴワス」っていう位置を作りたい。あと1つは、経営業務効率化の分野において相談したらなんか出てくるよっていう存在になること。「プロゴワスってなんの会社?」ってなったときにシステム会社でも、印刷会社でもなくて、「プロゴワス」という新しい業種として認識してもらえたら理想ですね。この2つが目立てば、県内だけじゃなくて県外からも なんか面白い会社が鹿児島にあるらしいって繋がっていくことができるんじゃないかなって。だから、社長が見据えている九州や海外へ急いで進んでいくというよりは、ここで今しっかりとポリシーをもってやることで、噂が噂を呼んで逆にお客様のほうから声をかけていただけるくらいの仕掛けを作りたいなって。そうしてプロゴワスの存在価値を深めていきたいです。


「常に新しい風をいれて、進化し続けてきた」

有馬:たしかに鹿児島の企業であることは大きな強みになると思います。現に福岡オフィスのメンバーからは会社パンフレットに書かれている「あなたは何ゴワスですか?」という言葉で、お客さんとよく盛り上がるという話を聞きました。

山下:パンフレットひとつで鹿児島の企業としての知名度をあげることができるなら、そういったものを色々仕掛けていきたいよね。「鹿児島の企業がどうやったらプロゴワスみたいになれるの?」っていう相談がきたら、それも仕事になる可能性がある。そういう周りの人や企業が興味をもってくれる活動をずっと継続できればいいんじゃないかな。ポリシーは変わらないですよ、経営理念である根っこは。それがあるからこそ、感動できる取り組みってなんだろうって考えながら、自由に色々チャレンジできる。常識をぶっ壊したいですね。

有馬:なるほど。今は実際にしている仕事に関してこういうことができますという説明はしていますけど、最終的には「業種プロゴワス」っていえるような新しい価値の創造に繋げていければ理想ですね。

社長:僕は印刷業をずっと見てきたけど、どうしても常識やしきたりが染みついている。それを早く思い切って全部なくしたいですね。あとはやっぱりアウトソーシングを極めていくなら、色んな業種の人から得たノウハウとか知恵を結集して、プロゴワス独自のアウトソーシング方法を創らない限りは注目はされないでしょうね。そこにあるヒト、モノ、コト、おカネ、情報、知恵の質がプロゴワスは違うよね、新鮮だよねって思われるくらいにならないと、世界から目を向けられない。

山下:プロゴワスは違うよねっていう観点でいうとですね、僕は最近思うことがありまして。それはプロゴワスってちょっと進化してるんじゃないかなってことなんだけど、社外の人と話していると みんな採用に困ってるんですよね。全然人が採れないって。でも、僕はプロゴワスで採用面接をしてるとき、人が採れないって思ったことがあんまりないんだよね。人が採れないと思うのは、多分「補充」という観点で そこにピッタリはまる人を求めてるから、なかなかそういう人を見つけられないんだと思う。でも、プロゴワスの場合は結構柔軟で、その人自身の人となりを見るじゃないですか。一応営業とかSEとかの職種で募集はかけているけど、実際面談をして「この人だったらこういうのが得意だから組織に合わせたときにどうなるのかな」っていうのを周りのメンバーや社長と話して「こういう形ならうちにフィットするんじゃないかな」というのを考えていく。そういう柔軟性があるから「人が採れない」っていう悩みはないのかなって。そういう意味では、こういうモデルをノウハウとして他の会社に伝えたいですね。組織の体系がある程度固まっている会社だったら難しいかもしれないけど、「組織に遊びを」というか、柔軟性をもってみんなで作り上げるっていう文化があれば、そんなに採用で困ることないんじゃないかなって思いますね。

有馬:まさに私と近藤さんの採用面接がそうでしたね。営業やSEの募集に対して応募したけれど面接のときに適性を見抜いていただいて、結果的には広報で採用されました。

社長:でも、今の山下さんの話って理解できない人はできないだろうね。会社の風土、文化があるからね。例えば、毎期毎期良い業績を出すことだけにこだわっている社長は多分無駄なことは一切させないから、すごく厳しいと思う。僕は長い目で見て企業が成長すればいいって思ってる。もちろん1年1年も大事なんだけど、1年2年ダメでもその先の5年10年があれば全然いいと思ってるから、社員には自由に色んなチャレンジをしてもらいたい。でも、自由ってすごく厳しいことなんだよね。自由すぎると社員は常に何をすべきか毎日考えないといけなくなる。だから、その辺のバランスが良い会社でありたい。でも、プロゴワスになって10年くらいかな、ずいぶん成長したと思ってるよ。プロゴワスに社名変更してからは、積極的に中途採用をして色んな業種から人をいれて、その人たちと一緒に仕事をして今までいた人たちが色んな刺激を受けて交流してきた。吸収した人もいれば はじめは突っぱねた人もいると思うけど、その過程でこの会社はずいぶん成長したと思う、この10年間。

有馬:常に新しい風をいれて、進化し続けてきたんですね。


「みんなで創れるコトに対して投資したい」

社長:実は11年前、やり方は2つあったんだよね。1つは、これからやることに必要ないと思った人をバッサリ切って、ごっそり新しい人をいれるやり方。もう1つは、僕がこの11年間 実際にやってきたやり方で、今いる人と改革していくやり方。なぜ後者を選んだかといえば、昔から「人を大事にしなさい」って言われてきたから。どう大事にしてきたかといえば、その人たちが成長してくれることを待つ、変わってくれることを待つ。ただ、待つだけじゃなくて仕掛けはいっぱいしましたよ、刺激になるようなものをいっぱい取り入れてね。ここまで成長してほしいと思っていたレベルに達するにはまだ少し時間がかかるかもしれないけれど、変わったことは確かに変わった。成長はすごくしたと思う。なので、これからはそこを土台にして またさらに大きくできる人、強くできる人達が集まってくれたら、必ず面白い会社になれると思う。

有馬:人への投資を最優先した10年だったんですね。

社長:そうですね。僕は機械などの設備よりも人に投資してきたから、次に投資するのは、またモノではなくてコト。みんなで創れるコトに対して投資したい。そのコトっていうのは、社内の人間だけでなくて、いわゆるパートナーさんも一緒になってやっていけるコト。そこにお金をかけていきたい。「こういう伝票が作れます」だけではなくて、“その伝票を使ったお客さんが喜んでいるかどうか”が大事。人が喜ぶ、会社が喜ぶって色んな形があると思うけど、僕は設備投資で利益を上げる喜びよりも、商品を使う人たちが喜んでくれている、うちを支持してくれている、そこに重きをおきたかった。

有馬:商品自体の価値だけではなくて、それに付随する喜びや幸せを提供していくことを大切にされてきたんですね。とても素敵なお考えだと思います。



ここまで、プロゴワスが歩んできた道のりを振り返り、これからのビジョンについて、おふたりに語っていただきました。後編では、プロゴワスが何より大切にしてきた“人”。社員への想いについてお話をお伺いします!

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