「なぜ狼の写真なの?」
そう思った方は、ぜひ前編から読んでください。後編はサックスの話題から始まり、アイドリングが終わってからは今後の展望について熱く語ってもらいました。
ブランディングも営業の重要な役割
ーー:前編でサックスの話をしましたけど、そもそも音を出すのって難しいですよね?
高校生のときに、「俺はサックスが吹ける」という確信がなぜか湧いてきたんですよ。当時はギター&ボーカルを担当していたんですけど、その確信を契機に鞍替えしました。ただ、最初にステージに立ったときはミスの連発で、恥ずかしい思いをしましたけど。
ーー:今は路上やネットでパフォーマンスをされていて、Twitterにアップしている動画にもイイねがたくさんついていますね。かなり練習したのでは?
サプライドに入ってから本格的に始めるようになったんですけど、人前に出るまでは時間が掛かりましたね。仕事が終わってからカラオケルームに3時間くらいこもっていました。セットリスト18曲を全て完璧に吹ける状態で臨みたかったんです。
ーー:何曲か聴いたんですけど、J-POPの曲がメインなんですか?
洋楽も吹きますよ。ジャンルもロックからポップス、ブルースまで幅広くカバーしています。ジャズ以外なら何でもって感じですね。
ーー:いつか本家のマンウィ○とコラボしてほしいです。
いやいや、こっちが本家なので!
ーー:サプライドは代表の八木澤さんも元DJじゃないですか。代表と音楽について話すことあります?
音楽の話はしませんが、ブランディングについて意見を交わすことはあります。音楽もそうなんですけど、良いものが作れるからと言って人気が出るわけではなく、届け方や伝え方が大切なんです。「これはこうアプローチすれば売れるかも」「この手法は面白そう」といった話題に花が咲くことが多いですね。
ーー:中道さんが狼の被り物をしているのもそうですし、営業の仕事も同じですよね。
そうですね。エンジニアやデザイナーもスキルがあればそれでいいわけではなくて、クライアントへの伝え方も重要です。クリエイターをブランディングすることも営業の大切な役割ですよ。
「人を呼べる人を探すこと」が次なるミッション
ーー:中道さんって今おいくつでしたっけ?
27歳です。
ーー:年上のエンジニアやデザイナーとやり取りすることも多いと思いますけど、気は遣いますか?
割とズバッと言うタイプかもしれません。遅刻が目立つとしたら、「勤務態度を改めてください」とはっきり言いますね。もちろん、相手の言い分も聞いた上での話ですけど。
ーー:どのクリエイターとも良い関係性を築けているのは、中道さん自身がデバッカーとしてクライアント先で常駐した経験があるからでは?
それはあるかもしれないですね。不満が上がってきたときにもリアルな想像ができますから。オブラートに包まれていたとしても、「こういうことなんだろうな」と察知できます。だからこそ、ズバッと言えるのかもしれません。
ーー:サプライドでの中道さんの立ち位置って、メンバーとマネージャーの潤滑油だと思っていて。近々幹部になるんじゃないかと思ってるんですけど。
その欲求はあまりないんですよ。プレイヤーとして会社の前衛から切り込んでいくのが好きなんです。人に会うことも好きなので、当分は営業として第一線で動くことになると思います。
ーー:独自のネットワークを駆使してリソースを増やしていくことは今後も続けていくんですか?
続けていくつもりですが、自分のパンパワーだけだと限界があると思っていて。次のフェーズに進むためには、「人を呼べる人を探すこと」というミッションに立ち向かう必要があります。自分が探してきた人がすでにネットワークを持っていて、そこからどんどんリソースを増やしていける仕組みを作りたいなと。コロナ禍でも自分のアイデア次第で状況を打破できると思っています。
ーー:となると、これからのサプライドはさらに人が増えていきそうですね。中道さんが入社した5年前と比べても、かなり人が増えたんじゃないですか?
社員数を含め、様々なことが変わっています。オフィスが移転したり、案件を社内に持ち帰れる体制ができたり、会社がホールディングスになったり。今後も常に変わり続けていくと思いますよ。営業として今まで色々な社長に会ってきましたけど、アクティブという点においてうちの代表は本当にすごい。会社の成長スピードに追いつけるように自分自身も成長していきたいですね。
ーー:最後にお聞きします。サプライドで働いている一番の理由って何ですか?
サプライドに集まる人たちが好きなんだと思います。日々多くのクライアントやパートナーさんと会っていて、ときには「うちにおいでよ」って誘われることもあるんですけど、何か違うんですよね。もちろんいい人もたくさんいるんですけど、やっぱりサプライドが一番落ち着く。そう思える人たちと働けるのは幸せなことですし、これからもみんなでストーリーを紡いでいきたいなって思っています。