こんにちは、古野です。
「IMD Allianceレストラン事業各店舗の魅力を探る」第二回の今回は、「九州の和食といえばここ!九州の旬 博多廊」へ行ってきました。
Googleで「天神 和食」と検索すると常に上位に出てくる店。
ネットで調べた感じを見ても、学生である私には、縁のないような店で、取材となると正直すっごい緊張しました…。
場所は福岡の中心地「天神」。
天神国体道路に出てくる「博多廊」の看板。
エレベーターに乗り、5階まで上がります。
エレベーターが開くと、急にひらける視界。(おおっ!)
そこは、モダンでシックな雰囲気の広々とした店内。
その雰囲気に、部屋に通していただくまでの間もソワソワしてしまいました。笑
今回、取材を受けてくださるのは、事業部長の角銅さんと料理人の池田さん。
早速、一番奥の広い個室に案内していただきました。
ここもすごい大人な雰囲気…。
まずは、博多廊のヒストリーについて聞いてみました。(ど緊張)
「実は博多廊はここではなく、別の場所にあったお店なんです。」
なんと、最初から衝撃です。
20年前、西中洲のホテルの地下に 「磯火焼 博多廊」 というお店があったそう。その店がIMD Allianceの店となり、12年前、大名に移転。その際に、お客様が一目で何を食べられる店かわかるように、 「九州の旬 博多廊」と改名し新たにスタートをしたそうです。
長い歴史ですね…。
博多廊のコンセプトについても聞いてみました。
「九州の旬の食材を使った、九州の全域の料理が、ここ博多廊で全てお楽しみいただけるとおいうことです」
水炊き、もつ鍋、馬刺し、さつま揚げ、関アジ、伊万里和牛…。
これらの九州全域の料理を一つの店で食べられるなんて!贅沢!!
またそれらのお料理と一緒に「様々な場面で使える店」というコンセプトもあるそう。
「観光需要もあり、接待もあり、ご家族などでのお祝いもあり、様々なシーンで支持される店を目指しています。」
そんな店内には広めのおしゃれな個室がたくさん。
プロジェクターや音響、マイクまで無料で貸し出し!しているとのこと。
(博多廊にそこまで設備が完備されているなんて想像もつきませんでした)
しかも大きな木のゆったりとしたカウンター席や、天井の大きくカラフルなランタンが目を引くテーブル席もとっても素敵です!
個人的には、自然を感じる木のカウンターでゆったりと過ごしたいなあって思います。(この空間にソワソワしない大人になってからですが汗)
気になって仕方がなかった料理へのこだわりも伺いました。
「やはり食材だったり、九州の旬を生かすことですかね。旬は、和食の醍醐味ですから。」
九旬。(いい響きですね)
「九つの旬」と「九州の旬」という意味だそうです。
日本の四季、春夏秋冬とは別に、初夏、真夏、晩夏などのように12ヶ月に細かく分けた旬。
例えば、同じ夏でもその間だけで食材は変わるといいます。
1ヶ月ごとに旬を分け、九旬にこだわることで、博多廊では、何回来ても、毎月違う旬のお料理を楽しめるとのこと。
次にこんな質問をしてみました。
「実際のキッチンの雰囲気ってどんな感じなのでしょうか?」
池田さんが笑いながら答えてくださいました。
「結構やっぱり忙しいっていうのがあるので…。バタバタしたりピリピリしたりしてる時もありますね。もちろんそれは必要なことだとは思っているんですけど。」
やっぱり、人気店。忙しいですよね。
「でも、懐石料理だと一人で作るわけではないので、忙しい時は特に、お互い状況を見て、違うポジションをフォローしながら、という感じですね。スタッフ仲はいいと思います!」
「啀み合いがないもんね。」と角銅さん。
料理を作る上で意識していることも聞いてみました。
「僕個人だと、雑にならないように丁寧にってことですかね。」
たくさんの料理を急いで作らなければならないとなると雑さが出てしまう。
もちろん急ぐことも大切ですが、より丁寧に意識しながら調理をしているそうです。
「あと、この料理が出てきて本当にいいのか、ってことは考えながら作っています。」
池田さん曰く、博多廊の総料理長がよくこんなことを仰っているそうです。
「食べる人の気持ちになって調理や盛り付けをする。」
食べる人の気持ちを考える。
この料理が出てきて本当にいいのか、自分だったら本当に嬉しいか、
雑にならないよう、丁寧に、多く作らなければならない中でも、これらを意識することが、料理への感動に繋がるといいます。
作る人が食べる人の気持ちを考えて作られた料理、これこそ『美味の真髄』なんじゃないかなと感じました。
「博多廊で働いていて感じるやりがいなどはありますか?」
これに答えてくださったのは、角銅さん。
「売り上げが上がっている数字を見る時と、お客様に、“ありがとう”と言われた時ですかね。」
売上数字が上がるということはお客様にしっかりと評価していただいた一番の証拠だと言います。
「あ、そうだ!お客様にお土産をいただくことが本当に多いんですよ。」
横で聞いていた池田さんも、めちゃめちゃ頷いてました。笑
正直、そんなに!?と思ったんですが…。
「お客様が、ちょっとこれ食べてよ、ともってきてくださるんです。だからお菓子置き場が常にあるんですよ。」
お客様が、わざわざお土産を持ってきてくれるなんて!
お客様との人間関係がちゃんと構築できている、いいお店であるからこそだと言います。
すっごい良い話!!
「だからこそ私たちは、しっかりとした接客と美味しいお料理でおもてなししていきますし、これは博多廊の強みかな、と思っています。」
お客様からの支持率が、すごく高い店なんだな、と感じました。
何より、熱く語っていただいた角銅さんから、お客様への愛情のようなものを感じた気がします。
(写真が苦手だという角銅さんでしたが、無事、横から姿を撮らせていただきました!)
お客様と店が相思相愛、何より素敵なことですね!
「今後は地域一番店、予約の取れないお店、を目指しています。」
と角銅さん。
「予約の取れない店とは、食事を楽しんだ帰りに、次の予約を入れたくなる店ですね」」
実際に博多廊では、次回予約をして帰られるお客様も多いようで、それはつまり心から満足いただいた証拠なのかもしれません。
「ちなみにどのような人と一緒に働きたいですか?」
この質問には、お二人とも同じことを答えてくださいました。
『 明るく、元気で、素直な人ですね。』
これまでの経験にしがみつかず、博多廊の仕事のやり方を柔軟に受け入れていける人。
お客様の喜ぶ顔が見たいという思いを持ち、一つ一つを新しいやり方を受け入れられれば、その分成長していける。と語っていただきました。
今回、取材を通じて私が感じたのは、博多廊は「店で働くスタッフ一人一人が、お客様への想いを大切にしている店」だということです。
忙しい中でも、お客様の気持ちを考えることを忘れない。
これによってお料理も接客も、最高のおもてなしができる。
お客様からの支持率が上がる。
それに答えるために、また上を目指しおもてなしをしていく。
この飲食店の鑑ともいえるサイクルが、従業員一人一人のお客様への思いから出来上がっているのだと感じました。
九州全域のお料理が、最高のおもてなしとともに食べられる“ 九州の旬 博多廊 ”。
今度は是非、私も素敵な大人になってから、伺いたいです!
※博多廊では、九州一番の店にするために、新しいスタッフを募集しています。
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