私たちがなぜ、「村」というモノを目指していくのか?
現在の日本は、高度経済成長期から経済面において停滞しているだけでなく、人々の暮らしについても一時の豊かさから、この先はより豊かになっていくことが描けていない社会だと思っています。
その大きな原因として私たちが考えているのは、「分配」の機能が上手くいっていないことだと思っています。未来に上手くお金や人などのリソースを「分配」できておらず、現状の問題だけに終止するだけでなく、過去の問題にお金や人をつぎ込み続けてしまっているからこそ、上手くいっていないと感じています。
それをまずは小さい単位の会社から
まずは「分配」を良くすることで社会が良くなることを実践するために、会社の社内分配から実践しています。例えば、給与も一つだと思っています。最低時給よりも100円以上多く給与を払うことでそもそも人員不足という問題は解決していますし、初任給をしっかりと大阪の水準に近づけていくことで、地域でも若い方が働きたいと思える会社になり、Iターン・Uターンする人が増えて、地方に人口が少しでも増えていき、定着していくことを実践していっています。
それをより大きい単位の村にすることで
この「分配」という機能をより会社だけでなく、地域・暮らし・自然などにも影響を及ぼしていけるように「村」という一つの単位で実践していくことを目指しています。そうすることで、私達の実践する「村」が暮らしにもよくて、経済的にも持続性があり、自然的にも豊かであることで、人口が増えていく場所を作ることができたら、それは日本の各地域でも実践し得る可能性があることではないかと思っています。
そのために、私達は10年以内にこの「村」を形作るために売上の目標を10年後30億円を目指して、村の開発に初年度で10億円、その後も1億円ずつを毎年投資していけるような「分配」資源を作っていくことを目指しています。