こんにちは!ハンジュ株式会社 広報担当です。
今回は、2013年にハンジュ株式会社を設立し、AWSを中心としたクラウド構築の最前線で活躍する代表取締役の山田 康平さんにお話を伺いました。現在はインフラのプロフェッショナルとして第一線を走る山田さんですが、実は新卒時代、最も行きたくなかったインフラ部門に配属され、CPUやメモリの意味すら分からない状態からのスタートだったと言います。
1年間の病気療養によるブランクや、莫大な初期投資が必要だった物理サーバー時代からAWSへの劇的な技術シフトなど、数々の転機をどう乗り越えてきたのでしょうか。
「エンジニアが技術をゲームのように楽しめる環境」を追求する山田さんのキャリアストーリーには、これからの時代を生き抜くエンジニアにとっての重要なヒントが詰まっています。
プロフィール
- 名前:山田 康平 (やまだ こうへい)
- 役職: 代表取締役 / CEO インフラエンジニア
- 経歴:
- 2008年よりインフラエンジニアとしてキャリアをスタート。
- VMwareを使った仮想サービス(VPS)を提供する企業でフルマネージドサポートに従事。
- 2013年にハンジュ株式会社を設立。現在はAWS CloudFormationを活用したIaC推進や生成AI基盤構築などを牽引。
山田 康平のプロフィール - Wantedly
苦手だったインフラが「天職」に変わるまで
――学生時代から独立心を抱いていたとのことですが、新卒でインフラ部門に配属された当時はどのようなお気持ちだったのでしょうか?
ハッキリと覚えています。ものすごく嫌でした(笑)。入社した会社にはWebデザインや開発、インフラなど全ての部署があったのですが、自分としては「インフラにだけは行きたくないな」と思っていたんです。配属後も先輩に「なんで自分がインフラなんですか?」と聞いた記憶がありますね。
当時の私はパソコンが苦手で、CPUやメモリが何かも分からない状態でした。横文字だらけで、配属直後は本当に苦しかったです。
――そこから、なぜインフラの仕事を3年間も続けられたのでしょうか?
「やれない・できない」のに「この仕事は自分には向いていない」と逃げるのは、ただの言い訳だと思ったからです。やりたいことを主張するなら、まずは目の前の仕事ができるようになってからという気持ちがありました。
それに、一緒に働く先輩方にとても恵まれていました。私が何も分からず質問した時、答えをすぐに教えるのではなく「なぜ分からない? 何が分からないの?」と、自分で考える力を徹底的に鍛えてくれる先輩がいました。
――厳しいけれど、本質的な育成ですね。特に印象に残っている出来事はありますか?
システム障害が起きて私が焦っていた時に、別の先輩が「システムが止まっても人が死ぬわけじゃないから、まずは落ち着いて対応しよう」と言ってくれたことです。慌てるとミスを生むからこそ、気を楽にしてスピード良く確実に対応するマインドを教えてもらいました。気がついたら、仕事そのものというより、そうした尊敬できる方々と働くインフラの仕事がすっかり楽しくなっていましたね。
――その後、転職を経て、ご自身の会社を立ち上げることになります。起業の決定的な後押しは何だったのでしょうか?
実はその後転職したのですが半年ほどで体調を崩し、1年間働けなくなってしまった時期がありました。療養中はゼロからのスタートになりましたが、逆に「もう失うものは何もない、ここからはプラスにしかならない」と吹っ切れたんです。
また、当時は物理サーバーの初期投資が莫大であったりと、独立はなかなか難しいと思っていましたが、幸いなことにAWSというクラウド技術がタイミング良く注目されてきました。「クラウドなら少人数で多くのサーバーを管理できる。これなら戦える」と確信し、30歳の時にハンジュ株式会社を設立しました。
実現したいことを見つめて、叶える。プロの誇り
――現在、ハンジュ株式会社ではどのような業務を手がけられているのでしょうか?
AWSを中心としたクラウドインフラのシステム設計から構築、運用までを一気通貫で手がけています。具体的には、AWS CloudFormation やTerraform を活用した IaC(Infrastructure as Code)の推進による環境のコード化や、GitHub Actions などを用いた CI/CD パイプラインの実装による自動化などです。
直近では、これまでのAWSインフラの実績を評価いただき、大規模な生成AI(LLM)基盤構築といった最先端の案件もスタートしています。
――そんな仕事を進める上で、特にこだわっているスタンスについて教えてください。
お客様から「これを作って」と言われた通りに作るだけなら、私たちがやる意味はありません。プロとして、お客様の目的を汲み取り、よりベストな提案をすることを何より大切にしています。
例えば、お客様の目標規模が「10」だとしても、状況を分析しスタートが「5」で十分であれば成長に応じてスケールする仕組みを提案します。また、実現したいシステムに莫大なコストやリスクが潜んでいる場合は、代替案を提示したりします。
――お客様の真の課題に向き合っているのですね。インフラエンジニアとしての「やりがい」はどこに感じますか?
お客様ごとに異なる予算や制約の中で、いかに最適なインフラを構築するか。このプロセスは、「ゲームのレベル上げ」や「クイズの謎解き」のように純粋に面白いんです。
技術の探求を楽しみながら最適解を導き出すことが、結果としてお客様のビジネススピード向上と喜びに繋がる。これこそが、この仕事の醍醐味ですね。
成果主義とフルリモートが実現する「自律した自由」
――現在、完全フルリモートで事業を展開されていますが、この会社ならではの働き方や文化について教えてください。
当社は、出社義務や無駄なルールがない完全フルリモート体制です。
一番の特徴は、「労働時間」ではなく「行動と成果」で評価すること。基本的に残業するのは禁止しています。やるべき仕事を丁寧に早く終わらせられるのは優秀さの証です。余った時間は、新しい技術の自己学習に充てるのも、家族との時間や趣味などのプライベートを充実させるのも自由です。
――自由度が高い分、コミュニケーションで気をつけていることはありますか?
フルリモートだからこそ、コミュニケーションの質と量は非常に重視しています。Slackなどのテキストベースだけだと、どうしても言葉の温度感にズレが生じやすくなります。そのため、定期的にオンラインミーティングで顔を合わせ、タスクの進捗や状況をオープンに共有し合うようにしています。
――「失敗を恐れない」という価値観も掲げられていますね。
はい。失敗を恐れて行動しないことよりも、挑戦して失敗から学ぶ姿勢を高く評価します。もちろん、お客様に損害を与えるような事態は避けるために事前の相談は必須ですが、「やるべきか」悩んだ時は、行動に移すことを推奨しています。枠を決めつけてしまうと、エンジニアとしての成長が止まってしまいますから。
会社を土台に、自己実現
――今後、ハンジュ株式会社として目指しているビジョンを教えていただけますか?
現在2名体制ですが、10年後には20名規模の強い組織を作り、外から見ても「ちゃんとした会社」へと育てていきたいと考えています。
同時に、働いているメンバーが「うちで働く楽しさ」を感じられる土台を作りたいです。もし将来、メンバーが「インフラだけでなく開発やデザインもやりたい」と言い出したら、それがビジネスとして成り立つなら大歓迎(ウェルカム)です。
――個人のやりたいことを、会社として全力で支援するスタンスなのですね。
そうです。ただ、どうしても当社では叶えられない目標が生まれることもあるはずです。例えば「ドラクエやFFといった特定のゲームがが作りたい」などです。そういった夢ができたら、それは喜んで送り出します。
もちろん、長く一緒に働き続けられる環境を第一にしたいですが、退職した後でも、良きライバルであったり仲間として気軽に顔を合わせられるような関係を築けたら良いなと思います。
求めるのは、技術を楽しみ、共に組織を創る仲間
――最後に、どのような方がハンジュ株式会社に向いていると思いますか?応募を検討されている方へメッセージをお願いします。
AWSなどのクラウドインフラに興味があり、新しい技術を学ぶことを楽しめる方に向いている環境です。
最初から完璧である必要はありません。入社後は私や既存メンバーと一緒に動きながら、少しずつ実務を任せていきます。資格取得の費用や書籍・セミナー代などの学習支援も惜しみません。
大手の縦割り組織で「会社の都合で新しい技術に触れられない」と悩んでいる方や、「もっと自分らしく働きたい」という方。私たちと一緒に、技術の探求を面白がりながら、会社のコアメンバーとして組織を創っていきませんか?
少しでも興味を持っていただけたら、ぜひカジュアルにお話ししましょう。あなたからのエントリーを心よりお待ちしています!
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