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まじめに、正直に、オープンに。求む。

昨日(2022/4/25)、はじめてWantedly に人材募集の記事が投稿されました。Wantedlyを利用するのも初めてですが、マイナビやリクナビを含めて、こうやって求人サイトに募集をかけるのも初めてです。

これまでの採用は、地元のハローワークの求人募集。ご縁あっての新卒など、長崎の小さな工務店です。ご縁あって、これだけ素敵な社員が一緒に、長く働いてくれていることに感謝です。

今回の募集の目的は、本気でビジョンの実現に挑戦するためです。日本の子育ての住環境は決して良いとは言えません。たとえば、産後うつ、不妊、児童虐待(虐待の加害者の6割は実母)、DV、引きこもり、アトピー、ぜんそくなど。少子化や出生数の大幅減少はその結果だと考えています。

実際、全国から、資料請求や問い合わせがずっとあるのです。アパートやマンションの一室です。20代後半から40代前半の小さなお子様がいる母親からです。他方、現実問題として、弊社の力では、ネットの向こうにいる、全国に点在する、必要としてくださる母親や子どもたちのお役に立つことができない。この状況は現在だけでなく、20年後も30年後も、より深刻な形で日本の子育ての日常(標準)になっていきます。

「子育て優先」を掲げてかれこれ20年が経過しました。激変する社会において、子育て優先の家づくりという、ある意味、竹槍1本で、長崎の南端に拠点を構えながら、全国22都道府県で約200組のご家族の家づくりをさせて頂いてきました。それなりのノウハウ、経験値は構築できてきました。

数年前に、このままの状態で終わるか、それとも、次のステージに行くか、随分と考えました。ちょうど親父の借金10億円の完済の見通しが立ってきたからです。団地開発の投資資金約10億円、団地に一軒ずつ家を建てさせていただくことでその借入金を返済してきました。結局23年かかりました。

私は1973年4月生まれでもうすぐ49歳になります。次のステージを目指すか否か。結論は、次のステージに行く。そのためにやるべきことをやる。困難な問題が3つありました。

ひとつは、株主の資本構成の問題。同族経営にはつきものの話です。私の持株は45%。このままでは何をやるにしてもうまくいきません。

ひとつは、事業承継問題。私は工務店の長男として生まれ育ち、結果的に父の事業を手伝うと決め、ここに至りますが、私は妻や子どもたちへの同族継承は考えていません。

ひとつは、拠点が長崎であること。家はデリバリーできません。工場で製造して発送できるわけではありません。必要としてくださる方々が多い地域に、拠点がないのは本質的な課題です。

次のステージに行く、ということは、上記3つの難問を解決する必要があります。要するに、同族経営からの脱却です。

やると決め、2020年11月から、株主の資本構成の問題を解消すべく実行しました。2021/3月、90%の持株、2021/8 100%の株主となりました。

株主の問題に関して90%となったので、M&Aを決め、2021/4 日本M&Aセンターにお相手探しを依頼しました(仲介契約)。譲渡先企業の条件としては、理念ビジョンミッションに共感してくれて、その実現にむかて、共に歩んでくださること、九州各県に営業所や建築工事に関わる業者とのネットワークがあること、でした。M&Aの目的はビジョンの実現だからです。

ご縁があり、2021年12月末、FFFホールディングス様の完全小会社、グループ会社の一社として仲間入りさせてもらうことになりました。私としては、従業員の雇用の安定を確保でき、妻や子どもたちを経営、事業承継に巻き込んでしまうという要素を解決することができました。

2022年3月 社名を変更しました。(株)小川の家から(株)子育ての家へ。

目的は二つあります。
ひとつは、小川という個人商店からの脱却・卒業です。オーナー会社ではありませんから。
ひとつは、「分かりやすさ、伝わりやすさ」です。これまでも、子育ての家の小川の家です、という説明は分かりづらく、伝わりにくく(苦笑)。工務店、住宅会社は日本に星の数ほどありますが、子育ての家に特化した会社は弊社以外には存在しません。ビジョン、ミッション、バリューを社名で、明確に、なるほど!とわかってもらうために、命名しました。社名を聞いて、何をする会社なのか、分かりやすい方がいいと思うのです。ちなみに、株主から社名変更を求められたわけではありません。分かりやすさ、伝わるか、は非常に重要な要素だと考えています。特に弊社のように一般消費者に対して、人生で一度だけの買い物で、かつ、ネットで知る(地元の住宅展示場に会社があるわけではない)、という特性においては、なおさらです。

やるべき土台と環境はつくってきたつもりです。そして「人」、ようやく「人」を募集できる状態になった。ここから先は、仲間が必要です。一人二人ではなく、たくさんの仲間、社員が必要になってきます。

ビジョンの実現、持続可能な企業にしていくためには、人材が必要だと考えています。弊社のように、お客様との間で、理念や価値観の共感を軸として、家づくりをさせていただく企業にとって、そこで働く人たちもまた共感軸が大事だと考えています。ですから、Wantedly に掲載させてもらうことに決めました。

私はもうすぐ49歳です。M&Aを活用して、一旦、自分で自分の首を切りました。経営と所有の分離原則で、私は株主から経営を委託されています。

20年後、30年後を見据えると、当然、次の経営者が必要です。そして、経営者はいきなりやれるようなものではありません。時間がかかりますし、時間をかける必要があります。

まずは社長の左腕から募集を開始しました。正直、興味関心を持ってくださる方がいるのかどうか、全く分かりませんし、やってみないと分かりませんし、私と弊社にとっては、採用も挑戦です。

左腕以外にも営業(実現請負人)や建築技術者、プロモーション担当など、積極的に採用活動を開始します。

余談ですが、巷では、社長が辞める、辞める、と言って70歳、80歳まで引退しない中小企業が多々あります。私は48歳で、自分で自分の首を切って、一旦、辞めた形になっています。経営幹部(候補)として入社したけれど、社長がいつまで経っても退かない、ということで、退職していくケースもよく耳にします。そういう事態に陥らないように、まずは私自身が自分で自分の首を先に切ったということです。

思う存分、挑戦して、失敗して、成長して、人と社会を幸せにすることに貢献できる環境(土台)はあると思いますので、ありたい未来の実現に向けて、ぜひ共に働いてくださる仲間を募集します。

写真は今朝の私の仕事部屋です。左腕の方には、この部屋も活用しながら、しばらく一緒に働いてもらえればと考えています。

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