今年度は45名の新入社員を迎えた、私たちgooddaysグループ(オープンリソース株式会社、グッドルーム 株式会社)。
先日の記事では入社式の模様をご紹介しましたが、その後、約2週間に渡るグループ合同の新入社員研修を実施しました。
新入社員研修といえば一般的に、ビジネスマナーを学んだり、社会人としてのマインドセットを行うものが多いですが、gooddaysグループの研修はそれだけではありません。
どのような内容の研修だったのか、そして当社の新入社員研修に込められた担当者の想いとはーーー。今回の記事では、研修担当の宮田のインタビューを紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧ください!
まずは、新入社員研修のテーマを教えてください。
2024年度の新入社員研修のテーマは「会社と自分を知る」です。
「会社を知る」とは、事業内容はもちろんのこと、社内のルールや制度等を理解することも含んでいます。今後goodddaysグループの一員として働く上での第一歩として、やはり会社への理解を深めることは欠かせないですよね。
では、なぜ「会社を知る」だけでなく、「会社 "と自分" を知る」をテーマにしているのか。
学生時代にも、部活選び、進学先選び、履修選びなど様々な選択の機会はあったと思うのですが、今後社会人としてキャリアを形成していく中で、人生を左右するような重要な選択の機会が更に増えていきます。
選択肢が増える分、きっと悩んだり迷ったりすることもあると思います。そういったときに、自分のことをよく理解し、確固たる軸を持っていることで、例え迷子になってしまったときでも、羅針盤としての役割を果たしてくれるのではないでしょうか。
そんな想いから、「会社と自分を知る」というテーマで実施することに決めました。
▲新入社員研修の様子
具体的にはどのようなことを実施したのでしょう。
「タスクマネジメント研修」や「ビジネススキル研修」など様々なコンテンツを実施したのですが、中でも一番の目玉は「グループ課題発表」です。
課題発表のテーマは、「就職活動中の学生に、gooddaysグループの会社や事業について説明しよう」。つまり新入社員が人事役となり、会社説明会を実施するのです。
限られた時間の中でグループごとに準備を進めた上で、最終日にプレゼン発表を行い、更には役員や人事・そして新入社員45名による投票を経て順位決定まで行います。
これを実施する理由は、テーマである「会社と自分を知る」にも大きく関わっています。
これまで新入社員の皆さんは、ある種「お客様」のような立場で、会社について「説明を受ける側」でした。しかし今後は自分たちが会社の一員としてサービスを提供していく立場になるわけですので、自分の言葉で会社について語れるようになってほしいという想いがあります。
またグループごとに実施をすることで、他のメンバーとのコミュニケーションを通して自分の強みや弱みを理解すること、つまり「自分を知る」にも繋がっていくと考えています。
gooddaysの新入社員研修で、他社と比べて特徴的な点はありますか。
研修初日に自己紹介を行うのですが、実は自己紹介だけで丸1日かけて実施しています。これは他社にはなかなかないかもしれません。
自己紹介にはライフチャートを用い、最もハッピーだった「山」の部分と、最も辛かった「谷」の部分について話していただきます。
これを実施するのは、研修のテーマである「自分を知る」に繋げてほしいという想いも勿論ありますが、もう1点別の理由もあります。それは、強みだけでなく失敗や挫折などの弱い面も含めて、お互いの価値観を受け入れ、同期の絆を深めてほしい、ということ。
▲ライフチャートのイメージ
これから仕事をしていく中で、当然、躓いたり壁にぶつかることもあると思います。そうしたときに心の支えになるのが同期の存在。だからこそ、研修の場でも絆の醸成を重要視し、丸1日という長い時間をかけて自己紹介を行っています。
また初日にこの自己紹介を実施することで、その後の課題発表に向けてのグループワークが円滑になるという効果も期待できます。
研修を実施する上で、工夫した点はありますか。
一方的な講義形式ばかりではなく、グループワークを多めに設ける、ということです。
例えば私が担当した「社会人と学生の違い」という約2時間の講義の中では、グループワークの機会を5回設けました。
グループワークを行うことのメリットは2点あると考えていて、1点目は理解力に差が出るという点です。一方的に説明を受けるだけの講義よりも、グループ内での対話を通して、自分たちの力で答えを導き出すことで、理解度が各段に高まります。
2点目は、先ほどの自己紹介の話にも通じる部分ですが、「絆の醸成」ですね。グループワークを通して意図的にコミュニケーションの機会を多く設けることで、同期の仲を深めていただくことをねらいとしています。
▲グループワークの様子
研修の成果はいかがでしたか。
最終日のグループ課題発表を見て、新入社員たちの成長ぶりに驚きました。
というのも、どのグループも会社から与えられた情報だけでなく、自分たちで細かい点まで調べた内容をふんだんに盛り込んで発表していたからです。また、調べた内容を事実としてそのまま述べるだけでなく、「その事実をどのように解釈するのか」といった、自分の考えをアウトプットするという点まで出来ていました。
「これから働くgooddaysという会社について、借り物の言葉ではなく、自分の言葉で伝えられるようになってほしい」――そんな想いで実施したコンテンツでしたが、まさにそれを体現してくれた発表ばかり。面接のときから関わってきた新入社員たちが、今まさに第1歩を踏み出したのを目の当たりにして、感慨深い気持ちになりましたね。
またグループ内に話し合いのファシリテートが上手い人、資料作成が得意な人、発表が得意な人、様々なメンバーがいる中でお互いの個性をうまく活かして成果発表をしていた点も素晴らしかったです。
「会社」と「自分」を知ること、そのどちらにおいても新入社員の皆さんにとって大きな収穫があったのではないでしょうか。
また、研修の最終日に懇親会を実施したのですが大盛り上がりで、時間になってもなかなか解散してくれないくらいでした(笑)。同期の絆が深まったこと、これも研修においての大きな成果だったと感じています。
▲懇親会の様子
最後に、新入社員の皆さんにエールをお願いします!
まずは2週間に渡る新入社員研修、お疲れ様でした!
沢山のコンテンツを盛り込んだ研修でしたが、今回の研修で皆さんにお伝えできたのは、これから仕事をする中でのほんの一部分にしかすぎません。
研修で学んだ内容も大事ですが、もっと大事なのは、これから実践を通して得られる「気づき」や「経験」。失敗も成功も含めて、これから経験するであろう全てのことを、自分の力に変えて成長してほしいですね。皆さんのご活躍を楽しみにしています!
宮田のインタビューはここまで。
グループ合同の研修を終えた新入社員たち、その後オープンリソースではエンジニアとして働く上でのIT知識やプログラミング技術を身に付けていただくための「技術研修」を5月末まで実施した上で、6月から各事業部へ配属となります。
グッドルームでは、事業部での研修をすでに終え、4月22日から仮配属先で勤務がスタートしたばかり。「どこにもないふつう」の実現に向けて、一緒に頑張っていきましょう!