Musubi Labは現在４期目で25人の組織ですが、ありがたいことに急成長を続けており、継続的な採用を行っています。

私は事業の差別化の根源はチームや人材だと考えているので、採用や社員の成長は企業としての最重要課題だという認識です。

今日はそんな採用やチーム・人材育成について大切にしていることを思うままに書いてみます。

会社の向かう方向性に共感できるか

私たちは経営理念を次のように設定しています。

理念：

人が心豊かに暮らす未来に必要な企業グループを創る

コアバリュー：

私たちの思考の中心は「人」です。

私たちが提供する商品やサービスは、私たちの家族や親友にも心から勧めたいと思えるものであり、私たちのあらゆる決定や行動は彼らに誇れるものです。

私たちはクリエイティビティと自己規律を両立させ、素晴らしいアイデアをスケールさせる責任を負います。

私たちは仕事を楽しむことがもたらす可能性を理解し、知性、感性、技術、チームワーク、誠実さを何よりも重視し、これらの価値観を共有する仲間に最大の敬意を払います。

パーパス：

持続可能な伝統工芸の未来をつくる

経営理念とは、迷った時の判断の拠り所になるものです。

それが共感できるものであるということは、充実感のある仕事をする上で必須だと考えています。逆に共感が低い場合、長続きしないケースが多いように思います。

会社に所属して働くということは、毎日のそれなりに長い時間をそこに費やすことになります。どんな日であれ共感や納得感のないことに時間を費やすことは心の疲弊につながりますし、高いパフォーマンスを出したいという気持ちも起きにくいものです。

長く一緒に成長していけることは、個人にとっても会社にとってもよりよい未来に繋がることだと考えています。そのためにも、わたしたちは向かう方向性への共感を大切にしています。

カルチャーフィット

私たちはリモート（ハイブリッド）勤務など、自由度の高い仕事環境を意識的に整えています。それは当社での仕事と、家庭や将来に向けた個人の挑戦の両立を目指してもらうことを会社として望んでいるからです。

一方でそのような自由度の高さを維持できている理由は、そこで働く一人一人が高いレベルの自律と企業理念への理解を持っていることです。

例えば、相手の立場に立ってコミュニケーションや行動を選択すること。事業の方向性を理解し、やりたいこと、やるべきこと、やれることの接点を自ら考えて提案したり行動すること。自分の強みを知り、活かし、伸ばしていくこと。

こういったことを一人一人が出来ていれば、会社がルールとして時間や場所の制約を儲けることは無意味になってきます。

当社は性悪説でルールを積み上げていくよりも、自律して前向きに行動できる方が伸び伸びと活動できる環境作りを重視しています。

なんだか難しいなと感じる場合は、当社の事業を見て「やりたいこと」がイメージできるかから考えてみることをお勧めします。それは高い自律と理解を得るための原動力になります。

人材育成について

私たちが採用を決める時「この人が当社で活躍できるか」と同時に「この人のキャリア構築にコミットしたいと思えるか」が大きな判断軸となります。

日本に規模感のある海外向けECを営む会社がそこまで多くないこともあり、私たちの事業にエントリー頂く方のほとんどは、一部貢献できそうなスキルや経験は持っているが、入社後に学んでいくべきところも多くあるという状態です。

また、自由度の高い職場環境を見て、以前は大手企業などでクリエイティブな仕事についていたけれど出産や育児で仕事から離れ、その後時間が出来てきたので家庭と両立しながら再挑戦していきたい、といった意向でご入社される方も多いです。

そういった方々は、大小はあれど自分が本当に活躍できるのかという不安と、未来への希望を抱いた状態でご入社されます。

私たちはそんな方々がやりがいを持って楽しく仕事をしていただけるように、個の強みを再確認したり、将来像をクリアにしていく支援を含めて取り組んでいきます。また、共に成長していくための挑戦の機会も積極的に作り出していきます。

一方で、そのような取り組みが意味を成さない場合や、私たちとして提供しづらいケースというのもあります。

それはコミットメントが薄い場合です。

私たちは、まだ若く経験の浅い方の場合、「眼前のことに全力で取り組む素直さと熱意」があれば大抵のことは後からついてくると考えます。また、中堅以降の方については「自分が持っている強みを軸にして貢献しながら学ぶ姿勢があるか」を重視しており、これらが私たちが入社時に求めるコミットメントです。

逆に「ずっと自分探しをしていて眼前のことへの集中が感じられない」場合や、「中堅だが具体的な貢献のイメージはなく、勉強したい」というような場合は、お断りさせて頂くことになります。

実際、当社にはコツコツと腰を据えた取り組みを重ねて大きな実績を作り出した社員や、素早く昇格をしている社員が何人もいます。

会社としては、そういった方々がより一層輝けるための事業展開やポジションを広げていくことをコミットします！