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こんにちは、セブンデックスでビジネスディレクターをしている橋ヶ谷です。
このnoteでは表題のとおり、『戦略的マルチタスク』に取り組むメリットや方法をお伝えします。社会人としての8年間の経験で感じたことを体系化し、アドベントカレンダーを機に言語化してみたのでよければ読んでみてください。
まだ言語化の道半ばのため、違和感のある箇所があればご容赦いただけると幸いです!
目次
- はじめに
- 過去6ヶ月で担当したタスク
- 結果的な成果例
- 戦略的マルチタスクの効用
- タスク同士の相互作用による効用
- 相互作用による学習サイクル
- 実行価値が高いマルチタスク
- 『実行価値が高いマルチタスク』とは?
- 「既知の領域」と「未知の領域」の掛け算
- 戦略的マルチタスクが新しいインサイトを生む
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はじめに
はじめに私の自己紹介と、アドベントカレンダーですので今年(≒入社後の6ヶ月)の成果を簡単にご紹介します。
担当している2種類の仕事
私は現在、①セブンデックスでブランディングやUXUI、新規事業の支援をおこなうビジネス・クリエイティブ・スタジオ事業(以下、BCS事業)のビジネスディレクターと、②事業部へのリード獲得を目的としたマーケティング部門の2つを兼務しています。
過去6ヶ月で担当したタスク
総じて8個のタスク
入社後の6ヶ月を振り返ると、私は2種類の業務でそれぞれ行ってきたことは上記のようになります。
ビジネス・クリエイティブ・スタジオ事業では、業界でも名を馳せるような大手企業さまを中心に、6件のブランディング、サイト制作、新規事業、グロース支援を担当させていただきました。
他方、BCS事業に加えてHRソリューション事業の2事業におけるマーケティングを担当させていただきました。
結果的な成果例
両輪だからこそ出せている結果と思います
結果、BCS事業におけるお客様からの平均NPS(≒お客様満足度)は8.0点、リードの数は過去最高を更新しました。
NPS(Net Promoter Score)とは、顧客ロイヤリティを測る指標です。顧客ロイヤルティとは、特定の企業やブランド、商品、サービスに対して顧客が抱く信頼や愛着を指します。
NPSの算出方法は、回答者全員に占める推奨者の割合(%)から批判者の割合を引くことです。推奨者とは9~10点をつけた人、批判者とは0~6点をつけた人を指し、7~8点をつけた人は中立者と分類されます。
NPSの数値が高い顧客が多いほど、企業と顧客に信頼関係が築けていることを意味します。
NPS8.0は、まだお客様の期待値を超えるべき余地が多分にある一方で、入社後半年以内であることや案件難易度などふまえると比較的価値を提供できた結果の数字とも捉えています。
自社マーケ側は具体の数字はここで出せないものの、toB企業のマーケティングにおけるオーガニック流入、広告、LPO・CROによる成績としてはに同一業種内では稀有なものになってきていると思います。
この半年で行った成績につなげる方法の1つとして、『戦略的マルチタスクの効用』があったと考えています。
今回はその戦略的マルチタスクについて、お話できればと思います。
戦略的マルチタスクの効用
まず、戦略的マルチタスクは普通のマルチタスクとどう違うのか、戦略的マルチタスクのメリットや効用について、深堀ってみたいと思います。
タスク同士の相互作用による効用
相互影響で各タスクの成功可能性が上がる
ただ無思考にマルチにタスクを熟すのでは、生まれないものがあります。
たとえば、タスク同士の関連性や、タスクを抽象化したときの類似性などを考慮せずタスクを熟しても、生まれるのはただ目の前のタスクを処理することに慣れる程度ではないでしょうか。
一方で戦略的にマルチタスクをこなせば、それぞれのタスクが成果を創出する蓋然性があがり、『相互作用による学習サイクル』が生まれると考えています。
なので同じマルチタスクをしていても、それぞれを個別の単一タスクとみなせば普通のマルチタスクに、相互作用による学習サイクルを意図すればそれは戦略的マルチタスクになりえるであろうと思います。
相互作用による学習サイクル
タスク同士でインサイトを輸入し合う形です
『相互作用による学習サイクル』の例は、たとえば私の今回のケースの場合、下記のような流れになります。
- 事業支援のなかで、意思決定者や現場のニーズを把握する
- 支援で得た一次情報とマーケティングデータから、リード獲得側の仮説検証を行う
- 仮説検証のなかで、効果的なグロース施策やインサイト、ノウハウが生まれる
- 生まれたインサイトやノウハウを、支援先の事業者さまへ付加価値として提供する
- 提供したサービスの結果、新しく意思決定者や現場のニーズを掴む
- ・・・つづく
という学習サイクルが生まれている状態です。
では、現在そのような学習サイクルが生まれていない場合、どのように考えれば、あるいは何をすれば戦略的にその学習サイクルを生めるのか?を話します。
実行価値が高いマルチタスク
実行価値が高いマルチタスクの定義と、それが生まれやすい構造の作り方について説明していきます。
『実行価値が高いマルチタスク』とは?
単一のタスクでは生まれない価値を生む
実行価値が高いマルチタスクとは、タスク同士の相互作用によって学習サイクルが回り、新しく大きな価値を生み出しやすいタスクを並列でおこなうことだと考えます。
「既知の領域」と「未知の領域」の掛け算
コンフォートゾーンに新しい発見はない
私のこの半年間を振り返ると、比較的新しく大きな価値を生み出しやすい学習サイクルは、『既知の領域』と『未知の領域』を並列で行ったときに生まれやすいと思いました。
それは具体的にどういうことか?
戦略的マルチタスクが新しいインサイトを生む
意図して偶発的なインサイトを生み出す
たとえば、Webマーケティングに詳しいが、不動産業に詳しくない場合、不動産会社のWebマーケティング領域で価値発揮しやすいでしょう。
あるいは不動産業の経営経験があるが、飲食業ではない場合、飲食業の経営に活かせるものがあるはずです。
一部の既知が未知をカバーし、未知が既知になるとき、そこに新しいインサイトが生まれやすいと、僕は感じます。
新しいインサイトがノウハウになる仕組みをつくる
現実に落とし込むことを「タスク化」と言っています
インサイトは気づいただけでは、社会に実装されなければ無価値とも捉えられます。
既知の領域における抽象的なインサイトを具体的なタスクに落とし込むことで、それがノウハウ化され、未知の領域で新しく大きい価値を生み出す可能性を高めます。
ここまでの流れを意図的に生み出すタスクマネジメントのことを、このnoteでは『戦略的なマルチタスク』と呼んでいます。
戦略的マルチタスクが新しいインサイトとノウハウを生んだ例
リアリティのある情報を提供できていると思います
実際に私の例でいうと、toCマーケは経験があるが、toBマーケの経験はないなかで、転用できるマーケティングを具体的な戦略と施策として行いました。
するとtoBマーケにおける新しいインサイトが発生し、それを支援先の会社様へ情報として提供します。
新しい提案を受け入れていただけ、実装されると支援先で新しいインサイトが生まれます。
支援先で新しく生まれたインサイトを自社マーケの施策に活かすことで学習サイクルが回っていきます。
まとめ
戦略的マルチタスクについて、お話ししてみました。
改めて『戦略的マルチタスク』とは、既知と未知のタスク同士の相互作用による、価値創造までの流れを意図的に生み出すタスクマネジメントのことを指します。
このnoteでご紹介した方法を、みなさんもぜひ一度お試しください。
セブンデックスにご興味がある方は、ぜひカジュアル面談にもお申し込みください。