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前提ですが、この記事は転職活動がうまく行っている人向けではないので、読まなくて大丈夫です笑
また、あえて強めの表現をしている部分が多々ありますが、ご了承いただけますと幸いです…!
では本題へ↓
「自分はコミュニケーション力も高く、経歴も悪くないはず。なのになんでこんなに面接に落ちるんだ!?!?」
そう思ったことはありませんか。
実はこういった方って初回面談の段階で面接で苦戦しそうなことが想像できるんです。
かく云う私は自分が転職活動をしていた時は無双!!
経歴的には割と早期の離職でしたし休職して辞めてからの転職活動だったので、正直書類で落ちることはたくさんあったのですが、面接は20社くらい受けて1-2社お見送りがあったかな?くらいでした。
そんな私から見たお見送りになる方の思考、お見送り回避方法をご紹介します!
目次
- はじめに
- あなたは選ぶ側ではなく、選ばれる側だ
- 転職活動はマッチングアプリと一緒
- 自分がどんな人に出会いたいか整理する(自分が求める転職先のイメージをまとめる)
- 出会いたい人に合わせて自己紹介の文面作成をする(履歴書、職務経歴書の作成)
- 実際にいいね・メッセージを送ってみる(書類の応募)
- 会う約束をする(面接の日程調整)
- 会う(一次面接)
- 2回目の壁(二次面接)
- 3回目の決断(最終面接)
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あなたは選ぶ側ではなく、選ばれる側だ
自分の価値について奢らないでください。
「あなたは選ばれる側です。」
厳密に言うとアプリも転職活動も、共に選ぶ側であり、選ばれる側なのです。
転職活動が上手くいかない人は自己客観力がない方が多いです。転職活動においての自分の立ち位置について理解できていない場合は、驕らずに自分も選ばれる立場であると自覚して、対策を堅実に進めることが重要です。
恋愛も学生時代は同じコミュニティの中で成立することが多かったですよね。でも、マッチングアプリはそれまでの情報が0で信頼できる人なのか確信がない状態で互いに球をたくさん持って選び合っている状態なので、少しの失敗が思ったより大きな減点となります。
だからこそ類似点が多い転職活動においてもそういった勿体無いすれ違いをなくすために「選ぶ側であり、選ばれる側でもある」ということを常に意識して動いていく必要があるのです。
転職活動はマッチングアプリと一緒
求職者に転職活動を理解してもらうにあたって、何かわかりやすい例を…と考えていた岡本。
ふと浮かんだのはマッチングアプリでした笑
多くの人の中から自分が付き合いたいと思う人、自分と付き合いたいと思う人を見つけていくために使うのがマッチングアプリ。
アプリの流れに照らし合わせると摩訶不思議。全く一緒ではありませんか?
▼アプリでの流れ(転職活動の流れ)
自分がどんな人に出会いたいか整理する(自分が求める転職先のイメージをまとめる)
↓
それに沿った紹介文面の作成をする(履歴書、職務経歴書の作成)
↓
実際にいいね・メッセージを送ってみる(書類選考へ応募)
↓
会う約束をする(面接の日程調整)
↓
会う(一次面接)
↓
2回目の壁(二次面接)
↓
3回目の決断(最終面接)
↓
最終擦り合わせ(オファー面談)
この流れに照らし合わせてみると漠然と捉えていた転職活動が客観的に見れるようになって、結果的に独りよがりの面接にならなため、通過率が上がります。
ではここから詳細に見ていきましょう。
自分がどんな人に出会いたいか整理する(自分が求める転職先のイメージをまとめる)
パートナーが欲しいと思ったときにまず何から始めますか?
どんな人と付き合いたいか考えますよね。意識的か無意識的かは分かりませんが、例えば下記のような項目で考えるのでは?
- 好きな容姿
- 性格
- 趣味
- 年収
- 休日はいつなのか(土日休み?平日休み?)
アプリを始める時、みなさんぼんやりだとしてもどんな人と付き合いたいのか頭の中にイメージを浮かんでいるはずなんですよ。なのに転職活動になるとなぜかここの解像度が荒いまま進める人がいます。
どんな人と付き合いたいのか、理想なのかを曖昧なままパートナーが欲しいからと付き合って長続きすることはほぼありません。そもそも、その状態で会った場合相手にも誰でも良いんだなという感覚が伝わり、付き合うに至らないことがほとんどです。
面接で落ちまくる人はこれと全く同じ状況が発生しているんですよね。だから、転職するときには理想を明確にしてから進めることが重要なのです。
ですので、転職活動でいうと下記の項目を考えてから活動を始めてみてください。
- 将来どういった生活をしていたいの(そのために仕事ではいつまでにどういったことができればいいの?)
- なんで転職したいと思ったの(それは転職しないと叶わないことなの?)
- 業界
- 職種
- 条件(年収,残業時間,出退勤時間,何曜日休みが良いか)
- 企業の雰囲気
とはいえ、これまで自分の深掘りをあまりやってこなかった人は自分でなんとなくではないレベルで上記を整理するのは難しいですし、そもそもどんな観点で整理すれば良いのか分からない方も多くいると思います。
そういった場合はぜひエージェントに頼っていただければと思います!
出会いたい人に合わせて自己紹介の文面作成をする(履歴書、職務経歴書の作成)
さて、どんな人と付き合いたいかを明らかにしたら次はその人の目に留まるように「写真」「プロフィール文」を用意をする必要があります。これは転職活動の中では応募書類を作成するフェーズになります。
悲しきかな、面接通過しない人はここの書類作成でも漏れなくつまづいています…!
つまづきポイントは大きく二つで、
- 読む人のことを考えていない、見づらいフォーマット(厚生労働省が出しているような一般的なフォーマットを使ってください。)
- 自分、自分、自分!の文章で面接まで呼ぶメリットが見つからない
まあ、要約すると相手目線に一切立っていないのが敗因ですね。
大事なのは先に整理した自分が出会いたい人が興味を持つ文章になっているか。その人と連絡を取るメリットが見つかることです。
例えば、一緒に運動できる人と付き合いたいとします。その場合極端な例ですが、下記どちらの内容を書くかでマッチングできる人は変わりますよね。
×「趣味は読書です。家の中でのんびり過ごすことが好きです。」
◯「趣味はフットサルです。ジムにもよく行きます。」
運動好きな人がこの両方の文章を見たとき、おそらく後者の人の方が自分と合いそうと思うはずです。
ですので、自分が話したいことと、相手が聞きたいこと、興味を持ちそうなことをまずは書き出してみて、重なる内容を記載するようにしてください。
特に自己PRの部分は次に行きたい業界、職種、企業の風土で活躍できるイメージが湧く内容を記載するのが良いです。
自己PRの部分についてはどういった伝え方が印象が良いのか、書こうとしている内容が本当にベストな内容なのか。など、判断がつかず、本番は面接なのにその前の書類作成の段階で転職活動を断念してしまう方を多く見ます。ここも素直にエージェントを頼って内容の下書き段階でフィードバックの依頼などをいただけるとスピードと質を担保しながら進めることができかと思います。
実際にいいね・メッセージを送ってみる(書類の応募)
ここまで下準備ができてようやくいいね、メッセージを送るフェーズになるわけです。下準備をすることで、本来会いたい人だけに会うことができます。
特に転職においては仕事をしながら面接を受けることも多いわけですから、何十社と面接することは難しいです。だからできるだけ時間が無駄にならないようなマッチングを心がけるわけですね。
実際に日本の企業数は368万4049社と言われています。 下準備をする理由は、自己理解を深めることで、受けなくて良い企業を選別し、100社に絞り込むようなイメージです。
という話をすると、では厳選して受けます!と言う方がいます。
はい、これは間違いです。正確に言うとこれが通用するのは相当なハイスペックであり、同じ業界、同じ職種に行く人だけです。多くの人には無理です。
この段階で大事なこと、それは「応募量」。これに尽きます。
これは適当に大量に受けてくださいということではありません。転職における自分の価値がどのくらいなのか理解するために一定の数は応募しましょうね、ということです。
この状況を他の例で例えると、大学受験で模試を受けたことがなく、自分がどのくらいのレベルかわからないのに、志望校を東大だけにして現在位置がわからないまま受験をするようなものです。志望校を東大にするのは問題ないのですが、自分の現在地を知って目的やゴールへの動き方を考えるために応募が必要なのです。
また、書類の通過率は経験者、未経験者合わせて30%と言われています。つまり、事前に100社まで絞り込んでいた場合は、30社応募すると内定がそこから複数社出て選べる状態になるということもあるので、その点においても応募数を担保することが重要です。
求人をご紹介した時に、これは嫌ですね、あれは嫌ですね。ということで5社程度しか受けないという人がいます。アプリでいう、いいねをする人を5人のみにする人です。5人にしかいいねしなかったとして、その後実際に会える確率。そこから、付き合う確率。ほぼないに等しくないですか?
こういう人はずっとアプリにいます。そして、アプリでは付き合えないと嘆くのです。パートナーが欲しいと思って始めたはずなのに、元も子もなくないですか?
転職活動で一向に行き先が決まらない人は同じことをしています。人間も会社もまず会ってみないことにはわからないことの方が多いです。
会って違ったら2回目の機会を作らなければ良い。それくらいの勢いでやらないと一生理想という虚像の中で生きることになります。
会う約束をする(面接の日程調整)
いよいよ会えることになった!さてどうする?
すぐに返信くれる人って、好印象じゃないですか?本気度が伝わりませんか?
企業も同じです。すぐに候補日程が来たら本気であることを感じます。
では、本気だけどすぐに日程を出せない時はどうするか。
直近の日時が空いてなかったらその事実を伝えた上で、その理由とどうしても会いたいことを伝える。そうやって誠意を見せますよね。
アプリでも付き合う以前に初めて会う時点でこういう姿勢が見えない人は本気じゃないんだなと思って冷めません?
それと同じです。
ここで言えることは一つ。
相手に合わせてもらおうとするな。本当に行きたいなら自分が合わせろ。無理なら誠意を見せろ。
何度も言いますが、あなたは選ぶ側でもあり選ばれる側でもある。我儘は言わないでください。
会う(一次面接)
会うことが決まった後、あなたはどんな準備をしますか?相手のプロフィールを見て、好きなものについて調べたり、相手の好きな服装を想像して少し合わせてみたり。おそらく大なり小なり準備をするはずです。
そして当日は相手の話に耳を傾け、自分という人間性をアピールし、相手との共通点や好きになってもらえそうな点を伝えるはずです。
この準備ができない人に大抵2回目はありません。適当に来て何も知らない、知ろうとしない、自分の気持ちを汲んでくれないことを相手が感じるからです。
「なんで会おうって言ってくれたの?」と聞いて「優しそうだから」と言われたら「誰でもいいんだ」そう思いません?転職における面接も同様に考えてください。
したがって下記のような項目は答えられるように準備しておきましょう。
- どんな事業をやっているのか
- 競合他社はどういった企業なのか
- 競合ではなくなぜその企業なのか
- 組織の風土のどこを良いと思うか
- 今回の求人はどんな求人なのか(どういった役割が求められている?そこに自分はフィットする?)
- 今後どういった仕事がしたくて、なぜ応募したのか
弊社を含め面接対策をじっくり行うエージェントもあるので、フィードバックをもらうとより精度の高い準備をして当日に臨むことができます。例えば、そもそも面接ってどういった質問がきて、自分の場合はどういった回答ができるのか。その企業独自の面接内容の理解。また実際に話してみたときの話し方などのフィードバックをもらうことができます。
2回目の壁(二次面接)
1回目で「お、この人とは合うかも?もう一回会ってみたいかも!」と思ってもらえたら2回目の機会が巡ってきます。転職活動ではこれが二次面接です。
1回目では大枠だけを見ているので、条件にマッチをするか、雰囲気や価値観が合いそうかを見ます。ここで見られるのはより詳細にどんな経験をしてきて、その経験がどのくらいマッチするのかです。
アプリでの2回目のデートと同じ感覚で、ここは一番互いに冷静になっているタイミングです。
「本当にこの人と合うのか」「この人はどういった価値観を持っているのか」より詳細に深掘りが始まります。1回目はなんとか突破できたとしても、ここで気を抜いているとより詳細な質問をされた時に答えられません。1回目よりもより詳細な話、コアな話を聞かれると思って準備をしてください。
3回目の決断(最終面接)
最後に見るのは「一緒にやっていけそうか」これに尽きます。マッチングアプリもそうですが、この段階に来ると「次回告白する可能性があるかも?」と思いながらデートに行きます。
(※3回目の告白推奨とかではないです。)
アプリでもデートの回数を重ねると、最後の方は、「本当にこの人と長くお付き合いしていけそうか」を擦り合わせる場となりますよね。
最終面接も同じで、最後はお仕事の内容などではなく、仕事における考え方などのすり合わせ。本当に企業で活躍してもらえるのか、会っていないか、早期離職するリスクがないかを見ます。
ここまで来たら、最後の一押しとして、自分と企業の目指す先が一緒で、そこに自分がどう努力できるか。どう自分が価値提供できるかを整理してお伝えできれば問題ございません。
最終擦り合わせ(オファー面談)
はぁ、やっとここまで来ましたね。ここまできたらゴールまであと少しです。あらめて「私、僕とお付き合いしてくれませんか?」と申し込むのがこの場です。
このフェーズは告白された後に、連絡頻度はどのくらいがよいか。月に何回くらい会いたいか。など今後付き合うにあたってすり合わせをする場面に似ています。
企業様に入社するにあたって前向きに考えのすり合わせをしていく場になるので、ここも気を抜かず、自分の要望を伝えて調整しつつ、相手と良いスタートが切れるように準備をしましょう。
もしこの段階で複数社内定が出ている場合、A社は業務内容が良いが給与が…B社は年収は良いが業務内容が…ということが多々発生します。
その場合はエージェントを通して給与交渉などをする手段もあるので、担当のキャリアアドバイザーに相談してみることもできますので、正直にどんな点で内定承諾に悩んでいるのかを伝えてみても良いでしょう。
取った魚には餌をやらない状態で、雑な対応にならないよう気をつけながら自分の要望を叶えていきましょう。
ここからが次のキャリアのスタートです。
最後に
面接で落ちる人の共通点は「選ぶ側だと思って慢心していること。その結果相手目線がなくなること。」これに尽きると思います。
そして面接で落ちる人は、漏れなく他のフェーズでも同じ理由で上手くいっていないです。
ただ、冷静に考えるとこうなってしまうのは当然ですよね。だって、転職活動の話を複数人から詳細に聞く機会はそこまで多くないですし、給与をいくらで提示されたのかなど込み入った話は聞きにくいので、何をどのくらいやったらどういった条件でオファーが出るのかわからない。
だからこそ、エージェントを使ってブラックボックスになっている転職活動の現実を理解して動くのです。転職活動自体がマッチングアプリだとすると、エージェントは結婚相談所のようなものです。
ですので意識としてはマッチングアプリの意識を持ってもらいつつ、私たちが少しでも本気度の高いお付き合いができるよう、その角度を上げれるように間に入ってご支援させていただくイメージです。
大事なことなので最後にもう一度お伝えしますが、このnoteで伝えたかったこと、忘れないで欲しいと思っているのは、マッチングアプリと同じで転職活動は企業側もあなたも同時並行で色々な方にお会いしているということ。その中で互いに選ぶ立場であり、選ばれる立場であること。
このスタンスがなくなり、客観性がなくなると理想の沼の中で一生彷徨い続け、現職で骨を埋めることになります。
そんな悲しい結果にならないように、マッチングアプリのように転職活動をしていきましょう。