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「セブンデックスが持つ組織力で、日本の人事戦略の負を打破したい。」
そう語るのは、HRソリューション事業部 マネージャーの岩本。
大学時代には、ベンチャー起業論を学び、ゼミ代表として多くのベンチャー企業経営者と出逢う。この経験を通じて、人・組織領域の事業に興味を持った岩本は、新卒でマイナビに入社し、法人営業として採用支援に携わる。その後のキャリアでは、タレントマネジメント領域のSaaS企業で新規事業責任者を務めた後に、独立。
そんな幅広いキャリアを歩んできた岩本だが、事業と組織の両軸をデザインでつなぐセブンデックスの考え方に共感し、セブンデックスに入社。現在は、人事領域の負を解消するべくHRソリューション事業部のマネージャーとして奮闘中。
今回のインタビューでは、岩本がどのようなキャリアを歩んできたのか。そして多彩なキャリアを歩んだ後に、なぜセブンデックスへの入社を決意したのか、その理由に迫ります。
とにかく成長したい。学生時代に出逢った、憧れの経営者から影響を受け、成長環境があるマイナビへ。
ーはじめに、大学時代について教えてください!
大学時代は、「人生の経営者になれ」というビジョンを掲げていたゼミに心打たれ、ベンチャー起業論を学べるゼミに入りました。大学4年生からは、ゼミの代表として500人をまとめながら、ビジネスコンテストの主催・運営だったり、登壇していただく経営者に直接アポを取ったりしていましたね。学生にもかかわらず、貴重な経験をさせていただいたな、と当時の教授には大変感謝しています。
そんな充実した活動をする中で、九州に飲食店を40〜50店舗構える経営者の方と出逢ったんですよね。その方の会社で働く従業員は、誰もが楽しそうに働いていました。当時は「労働は苦役なり」という考えが幼い頃の経験から頭にあったので、その時の衝撃は今でも忘れられません。
人が生き生きと働く環境を目の当たりにした私は、人材や組織の領域にぼんやりと興味を持ち、こんな会社みたいに「仕事に前向きになって働く人を増やしたい」と思うようになりました。
就活時には大手人材業界(リクルートやインテリジェンス※現パーソルキャリア)で働くゼミのOBに影響を受けて、人材業界を志望し、マイナビに入社しました。また、数ある人材会社の中からマイナビを選んだ理由ですが、大学時代からの先輩の1人がマイナビにいたんですよ。その先輩がマイナビ入社後に活躍している姿を見て、この会社なら年次関係なくバッターボックスにたくさん立たせてもらえそうだな、と思い選びました。あと福岡採用だったんですが、東京勤務を一番叶えてくれそうだったので。
ー貴重な経験をされてきた学生時代だったんですね。「人や組織領域に携わりたい」という想いで入社したマイナビでのお仕事はいかがでしたか?
入社してからの2年間は、本当に苦労しました(笑)
最初の配属先は、不動産・建設業界の法人営業担当でした。そもそもキャリアアドバイザーも担当できると思って入社したのですが、実際のメイン業務は、毎日100件テレアポをするというものでした(笑)
当時は、入社前に抱いていた理想と現実に大きくギャップがあり、仕事を素直に楽しめていなかったですね。そんな気持ちで嫌々仕事に向き合っているので、成果が出ずに100人以上いる人材紹介部署の同期の中で売上は最下位でした。
とても悔しかったですが、心はすでに折れかけで地元に戻って起業しようと考えていました。
今考えたら、めちゃくちゃ甘い考えですけどね(笑)
ー辛い新卒の思い出ですね。その後どうしたのですか?
転機は突然きましたね。モチベーションが上がらない中で、とあるお客様に言われた言葉があるんです。「岩本さん、本気でやってますか?私たちにとって、岩本さんはもう1人の人事なんですよ」と。
その時「たしかにエージェントってそういう仕事だった。今の自分はそこまでやりきっているのか。せっかく辞めるのであればやりきりたい。まだまだやれることはある。」と気づいたんです。
この言葉をいただいてからは、お客様からいただくどんな相談でも当事者意識を強く持つようになりました。お客様とも本気で向き合えるようになり、次第に阿吽の呼吸で仕事ができるようになりました。本来であればこちらがリードするべき立場なのにも関わらず、社会人として本当にたくさんのことを教えていただきました。
売上最下位から一転、歴代トップクラスの成績。そして最速でマネージャーへ
ーお客様に育ててもらった感覚があるのですね。
本当にその通りですね。そのお客様との連携がうまく行ったことにより、少しずつ成果が出るようになりました。この時の成功体験をきっかけとして、他の案件がうまくいったり、難しい案件にも積極的に手を上げて、更なる成果に繋げていきました。
このきっかけから、歴代担当が長年苦戦した外資系企業の案件を成功させたり、多くの表彰やプロジェクトの取り組みに関する表彰など、さまざまな成果を上げることができました。
これらの成果が認められて、入社4年目にして事業部としては比較的最速でマネージャーに昇進することができました。
全社の表彰式で金賞を受賞した時の写真
ー新卒時代の苦難に打ち勝ち、見事な成長を遂げたんですね。マネージャー昇進後についても詳しく教えてください!
マネージャーを務めたことは良い経験でしたね。中途採用の多い事業部だったので、新卒マネジメントで上手くいっているマネージャーがあまり多くなく、自分自身で新卒を率先して受け入れ10名規模ぐらいのチームをマネジメントしていました。
ところが、その時期に新型コロナウイルス感染症の流行が始まりました。コロナによって、担当する領域の求人数が70%減になり、事業もかなり停滞しました。人材業界はダイレクトにダメージを受けますよね。そんな中で、新卒メンバーの成長機会が激減していくのを目の当たりにしました。
私の新卒時代を思い返すと、本当に様々な経験をさせてもらっていたので、“コロナ禍”という環境によってバッターボックスに立つ経験をさせてあげられないというのが心苦しかったです。この経験から、個のやりたいことを叶えてあげるためには、事業作りと組織作りを両軸で成長させられる力が必要だと思うようになりました。
事業作りと組織作りの両軸で活躍したい。そんな想いから、スタートアップへ転職を決意。
ーその後、スタートアップへ転職した経緯を教えてください。
当時の環境では、事業作りをすぐに学ぶことは難しいと判断しました。そのため、産業としてコロナ禍でも伸びていて、事業作りと組織作りのどちらにも携われる企業を探していたらスタートアップの株式会社HRBrainに辿り着いたんです。
1社目では中途採用のみの支援だっため、もっと広い範囲で人事戦略を支援できるようになりたいと考えていました。それもあって人事評価やタレントマネジメント領域で事業展開をしていた同社へ入社を決めました。
ー実際に入社をしてからはどんな業務をしていたんですか?
最初は、セールスに配属されました。1社目で成果を出していたことで自信もありましたし、入社当時は「やってやろう」という気持ちでした。
ただ当時はそれぞれの会社で活躍していたトップセールスの方々が集まっていたこともあり、周りのレベルの高さに喰らいつくのに必死でした。毎日朝8時から終電まで働き、土日も仕事をしているような生活でした。
正直いってかなり大変でしたね(笑)
寝る間も惜しんで、どうしたらお客様に買ってもらえるかをひたすら考えていました。通勤の電車ではその日に実施した自分の商談録画を聞きながら、反省して帰るという毎日を過ごしていました。
そして、入社から1年程経ったある日に、カスタマーサクセス部門へ異動の打診をいただきました。自分としても、新しい領域に挑戦してみたかったこともあり、異動を決断しました。そしていざ異動してみると、自分の強みと業務の相性が良かったんです。カスタマーサクセスはお客様の課題を具体化し、サービスに落とし込み、システムの活用を支援する仕事です。私はそれが得意で、なにより好きな業務でした。
その後、やりたいことがあれば任せてもらえる環境だったので部門全体の業績管理もさせてもらえたり、新規事業の責任者として新しいプロダクトの立ち上げに関わらせてもらいました。
忙しい毎日を過ごす中で、30代を前に「このままHR領域だけで社会に貢献していくのか」「HR領域以外の、他の興味を育てる時間を作りたい」と思うようになりました。これがきっかけとなり、新しい自分に出会うために独立を決意しました。
ースタートアップらしい環境ですね。今、振り返ってみていかがですか?
当時は、周りのレベルに食らいつくのに必死でしたが、今振り返ってみてもあの時期が一番成長したなと感じています。20代で新規事業責任者を任せていただき、ビジネス側を横断的に経験できたことは貴重な経験となりました。
▼新規事業責任者として取材していただいた時の記事
20代で事業責任者・執行役員へ抜擢。HRBrainの“任せきる文化”とその挑戦とは|新R25 - シゴトも人生も、もっと楽しもう。
HR領域から離れ、「自分が心燃やせるテーマともう一度出会い直したい。」そんな想いから独立の道へ
ー独立してからはどんなお仕事を始めたのですか?
まずは、フォトグラファーを始めました(笑)
実は、学生時代からカメラ以外にも海外パックパッカーや全国の音楽フェスに行ったり多趣味だったんです。しかし、社会人になってからは時間が作れず、趣味を辞めていたんですよね。
せっかく時間を作ることができたので、昔からやってみたいなと思っていたフォトグラファーという仕事をやってみることにしました。経験もスキルも全くなかったですが、有難いことに知り合い経由で案件をいただいたりもして、一時期はフォトグラファーとして生活できていましたね(笑)
ー怒涛の会社員生活から、一転した生活ですね。実際にフリーランスになってみて、何か学びはありましたか?
そうですね、趣味でお金を稼ぐことで得られる、感情報酬の側面で学びがありましたね。これまでは、会社員として給与が保証されている代わりに、大きなプレッシャーの中で働いていたので。フリーランスの経験を経て、時間と人生への考え方が大きく変わりました。
フォトグラファーだけでなく、大学時代の後輩が小学生向けにシェアスクールの経営をやっていたので探究型教育のワークショップ運営を手伝ったり、知人の会社で人事制度設計の支援をしていました。他にも、コーチング資格を取ったり、動画編集を勉強したり、東南アジアやスリランカ、ネパールへ世界遺産を見に行ったり、とにかくやりたいことをして過ごしました。
フリーランス時代、ネパールで年越しをする
その過程では、会社員時代では出会うことのできなかった、フリーランスの方々や社会活動家、社会起業家と出会えて、世の中には本当に多様な生き方があると知りました。これらの経験を経て、金銭報酬だけでなく、人脈報酬・感情報酬を得ながら働くという働き方をもっと多くの人が感じられる世の中にしたいと考えるようになりました。このままフリーランスを続けていくという選択肢もあったのですが、もっと大きい課題を扱いたいという想いから、フリーランスへ転身して1年後、会社員に戻る決断をしました。
『日本のシーンを湧き起こし、小さな革命を起こす。』をビジョンに掲げ、個のWillを叶えられるカルチャーのあるセブンデックスへ
ー1周回ってHRのテーマに戻ってきたんですね。そんな中で、なぜセブンデックスを選んだのでしょうか?
セブンデックス代表、堀田の影響です。
堀田はセブンデックス創業前、マイナビに在職していました。新卒の時、寮が1年ぐらい一緒でちょっと違ったオーラを放っていてインパクトがあったのを覚えています(笑)また、全社表彰を受賞したりと活躍っぷりも憧れの存在でした。その堀田が、セブンデックスという会社を創業したと聞き、当初から今まで常に動向をよく周囲から耳にしていました(笑)
その後、マイナビ時代にお世話になっていた先輩である佐藤(現セブンデックス HRソリューション事業部 部長)がセブンデックスに入社したことをきっかけに、堀田と3人で食事をする機会をいただきました。実際に堀田が思い描く、作りたい世界観やカルチャーのお話しを聞き「事業と組織をデザインで繋ぐ」という考えに共感しました。1社目から独立に至るまで、「仕事に前向きに働く人を増やしたい」という想いを一貫して持っていましたが、この環境なら実現できるかなと思ったんです。
ーセブンデックスのHRS事業に入社してみて、いかがですか?
入社してからは、事業立ち上げフェーズということもあって、エージェント業務をしながら事業開発やマーケティング体制の構築、そして今後立ち上げる新規事業の構想や検証準備を進めています。
組織カルチャーが最大の競合優位性であるという考え方がベースあるセブンデックスで働いていく中で、事業と組織をデザインしていくことの可能性を日々感じています。事業と組織の連動性を大切にしながら意思決定をしていく会社なので、自分自身の価値観にもマッチしていて非常に働きやすいです。
これまでの会社員人生は、成長だけを軸に働いていたこともあって、やりたいことや社会にどんなインパクトを出したいのかなんて蔑ろにしていましたから。一番大きいのは、妻に「今までで一番楽しそうに働いているね」って言われたことです。これは、フリーランス時代に感じていた、金銭や経験報酬だけでなく感情的報酬を得ながら働くということができているからなのかなと、思います。
「デザイン×人事戦略で、人事の負を解決できるようなサービスをリリースしたい。」
ー今後、セブンデックスを引っ張っていくメンバーとして、自身が目指していきたい場所や課題はありますか?HRS全体として、社会にどんなインパクトを与えたいですか?
今後は、“日本の人事戦略の負”を打破できるようなサービスをリリースしていきたいですね。
これまで様々なフェーズの会社や、独立を経験したことで、より「仕事に前向きに働く人を増やしたい」という気持ちが強まりました。そして、セブンデックスのカルチャーでは、それを実現できる環境だと思っています。
社会にインパクトを残せるサービスを作って、人事の負を解消していきたいですね。
セブンデックスでは採用強化中です。
セブンデックスでは、新規事業の立ち上げにチャレンジしていただける仲間を募集しております。
現在、提供を開始している転職エージェント事業「GOALS」の他、人事戦略支援のサービスをいくつか立ち上げていく予定です。少しでも興味を持っていただいた方がいれば、ぜひご応募ください。
まずはお話しを聞いてみたいという方は、カジュアル面談でのお話しも可能です。