仕事をする中で、特にマネージャーになってから、正しさだけではうまく進まない場面が増えてきました。
このnoteでは、マネージャーとして働く中での気づきをまとめてみました。
目次
- 1. 正しさだけで、人は動けない
- 2. 人は「いいなと思う感情」で動く
- 3. 「人が前を向いて動ける状況」をつくる仕事
- 4. さいごに
1. 正しさだけで、人は動けない
これまで前職では、データアナリストやマーケティングといった職種を経験してきました。
比較的「論理的」に物事を処理する仕事が多く、課題を分解し、構造を整理し、筋の通った結論を出すことを大切にしてきたと思います。
少なくとも自分の中では、
「正しいことを言っている」という感覚がありました。
しかし、マネジメントやチームでの協業に向き合い始めてから、うまくいかない場面が増えました。
言っていることは間違っていない。
ロジックも破綻していない。
それなのに、人が動かない。
議論は終わっており、十分に説明したはずなのに、行動が変わらない。
その結果、物事が前に進まない、ということが起きていました。
最初は「説明が足りないのかもしれない」「もっと論理を詰めるべきなのか」と考えていました。
けれど、同じことをより丁寧に、より正確に伝えても、状況はほとんど変わりませんでした。
このとき初めて、「正しいことを言う」ことと「人が動いてくれる」ことは、必ずしも一致しないのではないかと感じるようになりました。
2. 人は「いいなと思う感情」で動く
人が動くかどうかを決めているのは、
「論理的に正しいかどうか」ではなく、
「感情として、いいなと思えるかどうか」なのだと思います。
これは、マネジメントに限った話ではありません。
クライアントワークでも、プロジェクトメンバーとの協業でも、そして自分自身に対しても同じです。
どれだけ合理的な提案でも、
相手が感情的に共感できていなければ、実行には移りません。
どれだけ正しい判断でも、
自分自身が「やりたい」「腹落ちしている」と感じていなければ、続けることはできません。
自分が本心では変わりたいと思っておらず、
ただ「変わったほうが良い」と頭で理解しているだけでは、人は変わるための行動を起こさないのだと思います。
ここで重要なのは、
感情で動く=感情論で動く、ではないという点です。
感情は、排除すべきノイズではなく、意思決定における重要な制約条件の一つでした。
論理だけで導いた「正解」は、机上では美しく見えても、
人が関わる現実の中では機能しないことがあります。
むしろ、感情や関係性、タイミングといった要素を含めて初めて、
「前に進む解=合理的な解」になるのだと思うようになりました。
この視点を持てるようになってから、仕事の捉え方が少しずつ変わっていきました。
3. 「人が前を向いて動ける状況」をつくる仕事
それ以降、仕事の中で意識するポイントが明確に変わりました。
まず、「正しいこと」であるのは前提として、
「相手はこれをどう感じるか」を考えるようになりました。
説明する前や、説明したあとに、相手の感情や受け取り方を聞くことも増えました。
そして、自分自身がその判断を本当に「やりたい」と思えているかを、以前よりも意識的に問い直すようになりました。
マネジメントの仕事は、
正解を提示することではなく、
人が前を向いて動ける状況をつくることなのだと思います。
セブンデックスでマネジメントに向き合う中で感じているのは、
ここでは「人の感情」を軽視しない一方で、
感情論にも流れない、というスタンスが徹底されているということです。
感情論に流されるとは、論理や正しさを無視することであり、
それは仕事において許容されるものではありません。
一方で、人は感情で動くというのも、また事実です。
だからこそ、
論理と感情のどちらかを選ぶのではなく、
両方を前提にして、どう前に進むかを考えることが求められます。
正しさだけでは、人は動きません。
けれど、正しさを手放す必要もありません。
仕事においては軽視されがちな、
自分自身や相手の感情を丁寧に取り扱うこと。
そして、その上で感情論には流されないバランス感覚。
セブンデックスでマネジメントに向き合う中で、
そうした難しさと向き合い続けること自体が、
自分にとって大きな学びになっていると感じています。
4. さいごに
まだまだ道半ばではありますが、
正論だけでは人は動かないということ、
そして論理と感情の両方に向き合いながら
チームを前に進めていくという考え方を、
学び、実践できる環境がセブンデックスにはあります。
少しでも興味を持っていただけたなら、
ぜひ一度、セブンデックスを覗いてみてください。
【引用元note】正しさだけで、人は動けない|タクト