ダイバーシティを推進するピースマインドで働く3人の女性管理職にインタビュー!「全ての社員が活躍できる働きやすい職場」について考えてみました。(後編)
(この記事は、2021年2月9日にピースマインド株式会社のnoteに掲載した記事を転載したものです。)
こんにちは。
ピースマインド 広報PR室の末木です。
ピースマインドは、2021年1月6日付で女性活躍推進優良企業「えるぼし」の最上位(3段階目)に認定され、幸先の良い2021年のスタートを切りました!
えるぼし認定を受けて、改めてピースマインドの「全ての社員が活躍できる働きやすい職場」がどのように成り立っているのか、3人の女性管理職にインタビューしながら考えてみました。
前編では、育休・産休を経て管理職として活躍しているコンサルティング部(*1)の統括マネージャー・後藤麻友さんの体験談や取り組み、中編では、様々なライフステージにあるメンバーを支援する「People and Culture」(以下、P&C *2)執行役員・小薬理絵さんの声をご紹介しました。
後編の今回は、ピースマインドで働く全ての人がいきいきと働きやすい職場環境づくりを推進している、管理部人事総務グループ長の小島真理さんから聞いた「えるぼし」認定の経緯やわたしたちのはたらくを”よりよく”する活動にかける想いをご紹介します。
ピースマインドで働く全ての人がいきいきと働きやすい職場環境づくりを推進している、管理部人事総務グループ長・小島真理さんの声
■「えるぼし」認定について
末木
早速ですが、今年1月6日付で認定された「えるぼし」について聞かせてください。申請準備はどれくらいかかったのですか?
小島
2020年9月から申請書類の準備を始めて、約1ヵ月半後に提出しました。
末木
かなりのスピードですね。
小島
はい。「えるぼし」申請時の窓口である東京労働局のご担当者から、驚異的なスピードだとお褒めの言葉をいただきました!
末木
ピースマインドの規模では、「えるぼし」認定は今のところ努力義務ですが、先行して取得したのは何故ですか?
小島
根底には、ピースマインドで働く全ての人が働きやすい環境の制度的な裏付けをつくりたいという思いがありました。
ピースマインドは、特に女性社員が全体の7割近くを占め、小さなお子さんがいる子育てママが多いこともあり、次世代育成支援対策として、会社としての制度を厚くして支援することで、社員のみなさんがより働きやすい環境を整えたいと思い、昨年10月に人事規程を改定(*3)して時間単位年休制度を導入しました。育児・介護休暇も時間単位で取得できるようにして、一部ですが有給化もしています。ママだけでなく、パパたちにもぜひ積極的に取得していただき、男性の育児参加も会社としてサポートしていきたいと思っています。
このように、仕事と育児・介護を両立しやすい環境整備などをもともと進めていたので、「えるぼし」申請のために施策を打った訳ではなく、ピースマインドで働く全ての人の働きやすさを検討し取り組んでいった結果、えるぼし認定基準を満たす環境を整えることができました。
■わたしたちのはたらくをよくする研修とアンケート
末木
「はたらくをよくする®」取り組みとして、人事主催の研修はこれまでに何度も開催されていますが、昨年8月には医師を講師に招いて「働く女性の健康」をテーマにしたウェルネス研修がありました。
小島
例年、社員のみなさんから健康診断のオプション検査について、どのようにつけていくのが効果的なのかわからないという声が届いていました。そこで、2020年度はまずは婦人科系オプション検査項目について、産業医の先生による研修を企画しました。健康診断受診の際の参考にしてほしかったので、女性はもちろん、パートナーやご家族・ご友人の健康が気になる男性のみなさんもふるってご参加ください!と呼びかけました。
末木
小島さんからの呼びかけに応じて、女性だけでなく男性の参加者も複数いて、みんなの意識の高さを心強く感じました。子宮頸がんや乳がんの検診を受けることがいかに重要か、乳がん検診はマンモグラフィーとエコーで何が違うのか?どちらを受けるべきなのか?等、医師から細かいアドバイスをいただけて、とても参考になりました。
小島
今後も医師によるウェルネスセミナーは定期的に開催したいと考えていて、第2段を計画中です。
末木
ウェルネス研修もそうですが、管理部の施策は毎回かならず実施後にアンケートが行われますよね?
小島
はい。どんなに高評価の施策でも、社員全員が100%満足している状況を作ることはとても難しいです。みなさんそれぞれに感じるところがあると思いますので、「もっと、こうしたほうがいいよね」という考えや気持ちをざっくばらんに伝えられる場を提供したいと思い、毎回アンケートを取っています。これは管理部長・田村さんの強い意向でもあります。
末木
以前、田村さんが、営業部門がお客様の「はたらくをよくする®」に貢献するのと同様に、管理部門は社員のみんなの満足度を上げて、「わたしたちのはたらくをよくする」に貢献することが最も大事な仕事の一つだと言っていました。
小島
どんなことでも、新たな施策実施から3か月後を目途にアンケートを取って、管理部門だけの自己満足に終わらせず、改善できそうな点はできる限り検討して次に活かす努力をしています。そろそろ、また管理部のアンケート?と言われてしまいそうですが・・・笑
末木
わたしはアンケート好きです!その施策について、意見も感謝の気持ちも率直に伝えられる場だから、いつもありがたいと思っています。
小島
アンケートは記名式なので、もしかしたら言いたいことを我慢している人がいるかもしれないですが、ピースマインドは心理的安全性(*4)が保たれた環境なので、安心して率直な意見を出してもらえたら嬉しいです。
※ウェルネス研修後のアンケートに寄せられた参加者の声を一部抜粋。(プライバシーを配慮して一部修正して掲載しています。)
■ピースマインドの働きやすさ
末木
ここまでは、働きやすい環境づくりのために小島さんが人事として取り組んできたことについてお聞きしてきましたが、小島さんご自身にとっての「ピースマインドの働きやすさ」はどんなところですか?
小島
以前の職場では、バブルの時代などは特に、朝の6時から夜中の0時まで、長時間労働の連続で毎日ヘトヘト・・・上司の言動がちょっと理不尽だと感じても反論なんてとてもできなかった・・・という経験もあります。
ピースマインドでは、上司が話をよく聞いてくれますし、サポート体制が厚いので、働きやすいと感じます。仕事していてとにかく毎日とても楽しいです。
末木
小島さんの明るくいきいきと活躍している様子にはいつも元気をもらっています!そして、いつも社員のことを気遣ってくださっていて、やり取りの一つ一つが丁寧でとても温かいなぁ・・・と朗らかな気持ちになります。Slack雑談チャネルでのレシピ紹介などもステキですよね。
小島
在宅勤務が続いて、オフィスに毎日出勤していた時の様に顔を合わせる機会が減っているので、Slackの雑談チャネルはみなさんの様子を知る大事なツールです。
健康的な食生活を目指して導入していたお野菜の冷蔵庫(*5)もコロナ禍で在宅勤務に移行したタイミングで残念ながら解約することにしたので、コロナ禍で自炊が多くなったみなさんに向けて、簡単に野菜を取れる美味しいレシピを公開して、少しでも健康増進のお役に立てれば・・・と思っています。みなさんの食生活が心配で心配で・・・
末木
さすがみんなのママ(*6)!
今日はありがとうございました!
■まとめ
今回、3人の女性管理職にインタビューして、『自分がやりたいことが実現できる職場』だと感じていることが、ピースマインドの働きやすさの基盤だと思いました。
コロナ禍でも、わべ活(*7)、1on1ヒアリング、Slackでの日々の雑談・・・等、いろいろなコミュニケーション方法で個々のニーズを汲み取りながら、メンバーひとりひとりが持つ能力を最大限に発揮して活躍できる方法を、役員も管理職もメンバーもみんなで一緒に考えています。目標を立ててアクションし、振り返りながらブラッシュアップして継続していく「はたらくをよくするエコシステム」は、ピースマインドの社員みんなで創り、これからも日々進化していきます。
ピースマインドの社内の様子は、今後もnoteでご紹介していきますので、ぜひご覧ください。
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*1 「コンサルティング部/コンサルタント」:ピースマインドは短期解決志向を基盤に置くEAPサービスをご提供しています。当該サービスに携わる心理の専門家(臨床心理士や精神保健福祉士、公認心理師などの有資格者)をコンサルタントと呼び、コンサルタントが所属する部門をコンサルティング部としています。
*2「People and Culture」:これまでに取り組んできたピースマインドの「わたしたちのはたらくをよくする」活動をまとめ、ブラッシュアップし、更によくするためには何が必要かを追及する機能。☞記事はこちら
*3 昨年10月に改定したピースマインドの人事規程については以前のnoteでご紹介しています。☞記事はこちら
*4 「心理的安全性」:古くは1965年に組織心理学者のエドガー・H・シャインと経営学者のウォーレン・G・ベニスによって提唱された概念。その後、1999年にエイミー・C・エドモンドソンが”効果的なチームにとって、心理的安全性が重要である”という検証と提言し、その後時を経て、近年改めてこの概念が注目されています。☞記事はこちら
*5 「お野菜の冷蔵庫」:「わたしたちのはたらくをよくする」取り組みの一つとして、「仕事中でも手軽に必要な栄養素がとれるように!」とオフィスに設置されていた、サラダ・スムージー・ドライフルーツなどがお手頃価格で購入できる冷蔵庫。
*6 「みんなのママ」:小島さんが「みんなのママ」として奮闘する様子は以前のnoteでご紹介しています。☞記事はこちら
*7 「わべ活」:「わたしたちのはたらくをよくする」ための「個」の健康づくりと「チーム」づくりを、楽しく、わくわくと実施するための施策『Working Better 活動、略して「わべ活」』 ☞記事はこちら