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SaludTECを起業した背景

はじめまして

株式会社SaludTECの代表、英田と申します。

しれっと最近、設立から三期目を迎えました。

今回は、SaludTECを設立した背景について少しお話させていただければと思います。

ちなみに写真のゴリラはただお気に入りの画像なだけです。

経歴

私は高校卒業後、バーテンダーや営業、配送の仕事を経験しました。

その後、27歳になったときに「手に職をつけたい」と考えて2018年12月にプログラミングスクールを受講し、IT業界に足を踏み入れました。

もともとSES業界の悪い噂は聞いていましたが、入社した会社の想像を超えるあまりの過酷な労働環境に驚きつつ、半年でその企業を退職し、フリーランスエンジニアとして独立。そして、2022年7月に株式会社SaludTECを設立しました。


初めてのIT企業から退職まで

入社したのは10名規模のSES企業。社員10人程度にもかかわらず営業と事務を雇っていて社長は昼に事務所にきて喚き散らして帰るような会社でした。

私はプログラミングスクールでJavaを学んでいたので、エンジニアとして活躍できると期待していましたが、現実は一人でインフラエンジニアの現場に派遣されるものでした。

「おいおいマジかよJava習った意味は??」と正直思いました。

片道2時間以上かかる現場でインフラ知識もなく、毎日終電近くまで働き、カプセルホテルに泊まる生活がスタートしました。

加えて低賃金、面談時の経歴詐称、自社業務の強制、強制的な帰社日といったSES業界の悪い問題を経験し、半年での退職を決意しました。

プログラミングスクールで学んだ言語開発に挑戦できると思い、200社以上に応募しましたが、書類選考で次々と不採用通知が届きました。

面接すら受けられず、ポジティブな私でもなかなか落ち込んだ記憶があります。

退職の期日も迫り、もう後がないという焦りの中で、「何とかしなければ」と必死でした。そんな状況で頼れる人に頼み込み、フリーランスエージェントを10社ほど紹介してもらいましたが、9社からは「その経歴では難しい」と門前払いされ、追加で少し落ち込みました。

そんな中、一社だけ「案件を紹介できるかもしれない」と言ってくれるエージェントが現れ、なんとか面談を無事に通過し、フリーランスとして案件に参画できることになり、安心して退職しました。


フリーランスから起業まで

運よくフリーランスとして案件に参画してからは、毎日覚えることが山のようにあり、正直なところ、とても大変でしたが、前職で感じていた理不尽なストレスから解放され、孤独ではありましたが、自分のペースで仕事ができる充実感を毎日実感していました。

順調に3年ほどインフラエンジニアとしてのキャリアを積ませてもらい、PL(プロジェクトリーダー)なども経験していくなかで、チームメンバーから「自社での働き方に悩んでいる」と相談されることが増えてきました。

彼らの相談内容は「給与が低くて生活できない」「経歴詐称で案件に入れられたから後ろめたい」「自社業務が多すぎる」「帰社日が嫌」といった内容でした。

どこの会社も同じなんだなぁと思いつつ、なんで相談内容のようなSESの嫌がられる文化がない会社が少ないんだろうと疑問でした。

営業経験もあったので「エンジニアしながら営業すれば人件費もかからないし、いっそみんなが嫌なことを取っ払って自分が嫌だったことも全部なくした会社を創ろう」と思ったことがきっかけで、SaludTECを起業しました。

かなり見切り発車で起業したことでかなり苦労もしましたが、それはまた別の機会に(´-ω-`)

SaludTECを起業する際に決めたルール

​SaludTECを起業した際に今までの経験から完全に私の独断と偏見で以下のことを決めました。

・強制的な帰社日なし

帰社日って帰属意識を持たせるために実施するとよく聞きますが、私は社員時代、強制的な帰社日があるだけで帰属意識はなくなりました。

社長や役員のお偉いお言葉なんて社員はどうでもいいと思います。

SaludTECでは現場での仕事を最優先にしてもらい、強制的な集まりは一切禁止。

・単価の公表、単価を給与に反映する

SaludTECは給与はシンプルに単価の65%に設定しました。

単価を公表して自分達の頑張りが反映されるようにしました。

もともとSES事業での自社評価制度って私は意味が分からなかったんですよね。客先の評価がすべてじゃないの?と思ってました。

前職では自分の単価は教えてもらえず、評価基準は帰社日に帰ってくるか、帰社日後の飲み会に参加して自社の方々にお酌して回るかで、あまりにも馬鹿馬鹿しい基準でした。

現場でしっかり結果を残してその結果が給与に反映してほしいと社員時代に思っていたこともあり、単価連動制を導入しました。

・自社業務なし

一切ありません。現場の仕事が全て。

・経歴詐称、何次請けか分からない仕事は論外

私がエンジニアとして関わった一次請けの企業様からお仕事をいただけております。そのため、経歴詐称などしなくても現場には入れます。

そもそも経歴詐称をさせるのでしたら雇いません。

・営業としてしっかりエンジニアをフォローする。

SaludTECでは私がエンジニアとして現場に出ながら営業も兼務しております。

なので現場に入れればいいという営業方針でなく、エンジニアとしてのキャリアを最優先にしてます。案件の相談制度も取り入れていて複数提示した案件を一緒に考えながら案件を選択します。

また、現場に出ているエンジニアとは毎月定例として社員たちの希望の形(電話、ランチ、飲み会)で私が状況確認を行い、何かあればしっかり現場に意見を言います。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。

いかがでしょうか?皆さんも自身が共感するところはありましたか?

SNSを見ると、SES事業に対して否定的な意見を目にすることがありますが、私自身が現場で働いているからこそ、この仕事は学歴や立場に関係なく、大手企業の重要なプロジェクトに関われて、自分の力を試せて評価されるチャンスがあり、「そんなに悪い仕事じゃないんだけどなぁ」と思ってます。

すべては所属する会社次第で自分に合う会社に入れれば客先常駐という働き方でも、それなりに働きやすいと思うんですよね。

まだまだこれからの会社ですが、少しでも興味がわいた方がいらっしゃれば是非ご応募ください(・ω・)ノ





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