「入社したらやばい企業」という投稿が、増えすぎている気がする
最近、SNSやnoteで
「この会社はやばい」
「入社したら後悔する企業」
そんな投稿を目にする機会が増えた。
もちろん、明らかに問題のある企業が存在するのは事実だ。
でも、その中でどうしても引っかかる表現がある。
それが、
「人手不足=ブラック企業」
という短絡的な決めつけだ。
正直に言うと、意味がわからない
人手不足と聞いただけで、
「ブラックだ」「終わってる会社だ」
そう断定する論調を見ると、本当に憤りを覚える。
なぜなら、
人が足りない=悪
というロジックは、あまりにも雑だからだ。
採用活動の本質は「人が足りない」ことにある
そもそも採用とは何か。
答えはシンプルで、
人が足りないから採用する。
そして、その「人が足りない」理由の多くは、
- 事業が伸びている
- 受注が増えている
- 新しい取り組みを始める
こうした成長に起因するものだ。
人が足りない=忙しい=ブラック、
ではない。
人が足りない=
仕事があり、会社が前に進んでいる
というケースの方が、実際は圧倒的に多い。
企業は「暇だから採用」するわけじゃない
考えてみてほしい。
もし事業が縮小していて、
仕事が減っていて、
将来の見通しが暗い会社があったら、
その会社は積極的に採用するだろうか?
答えはNOだ。
採用には、
- コストがかかる
- 教育が必要
- マネジメント工数が増える
それでも人を採るのは、
それ以上に成長の必要性があるからだ。
「人手不足=ブラック」という発信は、誰のためなのか
ここで立ち止まって考えたい。
企業の仕組みや経済の流れを理解しないまま、
「人手不足=やばい会社」
と発信することは、
果たして、
誰のためになっているのだろうか。
少なくとも、
企業の本質を知ろうとしている人や、
真剣にキャリアを考えている人の判断を、
誤らせてはいないだろうか。
大きな社会を見ずに、人の人生は語れない
人に向き合う仕事をするなら、
社会や経済、企業の構造を無視してはいけない。
個人の感情だけで、
企業を断罪するのは簡単だ。
でも、
- なぜその会社は人を求めているのか
- どこに成長の余地があるのか
- どんなフェーズにいるのか
こうした視点を持たずに語る「優しさ」は、
本当に人のためになるのか。
人に向き合うなら、もっと広い視野を持とう
人手不足を見て、
「ブラックだ」と切り捨てるのは簡単だ。
でも本当に大切なのは、
その背景にある構造を理解することだと思う。
人と向き合う仕事だからこそ、
人だけを見るのではなく、
人を取り巻く社会全体を見る視点を持ちたい。
その上で、
一人ひとりに合う選択肢を提示する。
それが、
本当に価値のある発信なのではないだろうか。