BCPを策定するだけでは不十分。それを“使える計画”にするための支援とは?
多くの企業は、BCP(事業継続計画)を策定することで一安心してしまいますが、それだけでは有事の際に機能しないことがほとんどです。机上の計画を現実に活かすには、訓練や現場での実践的な対応力が必要です。ソネリスは、防災業界でこの課題に取り組むスタートアップとして、企業のBCPを“使える計画”へと進化させるための支援を行っています。
“使えるBCP”を目指すソネリスの3つの取り組み
1. 企業ごとにカスタマイズした訓練プログラム
BCPが実際に機能するためには、訓練内容を企業ごとに最適化することが重要です。例えば、ある製造業では、災害発生時の機械停止電源供給の最優先対応、従業員避難のプロセス確認、事業再開に向けての速やかな被害確認を想定したシミュレーションを実施しています。
実例
ある製造業の企業では、2年をかけて、訓練を複数回行い、従業員の大半のメンバーに訓練に参加してもらいました。マニュアルを実際に活用した訓練により、知っているだけのBCPから使えるBCPへ進化させています。
2. 現場レベルでの浸透活動
作成したBCPが現場レベルで共有され、全従業員が具体的な行動を取れるようになるまでサポートします。説明会やワークショップを通じて、計画が「知識」から「行動」へと変わるプロセスを支援します。
実例
この企業では、訓練と並行して、繰り返し説明会を実施しました。マニュアル作成のアドバイスを行い、あとの運用はよろしく、ではなく、地道な社内説明会も実施の上で、現場にマニュアルを配備しておくうえでの留意事項やどのようにしたらもっと周知できるかもフィードバックを現場よりいただきながら、周知活動を推進しました。
3. BCM(事業継続マネジメント)サイクルの伴走支援
訓練や浸透活動を継続的に行い、企業が自律的にBCMサイクルを回せるよう支援します。一度の支援で終わるのではなく、長期的な伴走を通じて、企業全体の対応力を強化します。
実例
ソネリスの使命は、BCPを策定するだけでなく、現場で確実に機能するまで支援し続けることです。弊社ではマニュアルを作成して終わりではなく、その後の運用まで見据えた伴走支援をさせていただくケースが大半になっています。
防災業界で果たす役割
ソネリスは、防災業界での課題解決に向けて、企業ごとのニーズに合わせた伴走支援を提供しています。BCPを「知識」で終わらせず、「実行可能な計画」に進化させることで、有事対応力を飛躍的に高めます。今後も、より多くの企業が自律的にBCMサイクルを回せる社会の実現に向けて邁進していきます。
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