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防災スタートアップ・ソネリスの創業の思いと防災業界への挑戦

株式会社ソネリス代表取締役の飯田直宏です。

株式会社ソネリスを創業して早4年。これまで情報発信を一切してこなかったのですが、これからは少しずつ思っていることを発信していこうと思います。今回は、ソネリスを創業した想いと、防災領域での挑戦についてお話します。

ソネリスは、防災業界において、企業の有事対応力向上を目指し、独自の使命感をもって設立された防災・BCP領域におけるスタートアップです。私は30半ばに差し掛かったとき、今後何を成し遂げたいのかを真剣に考えた結果、目を向けたのは、普段見過ごされがちな「防災」の分野でした。

これまでに、林業分野での起業などをしたときから、社会的に重要だが、あまり注目されていない分野に対して挑戦したいという思いを持っていました。そんな中、防災に対する意識の低さや、実際の現場での対応力不足に課題を感じ、防災分野での事業を進める決断をしました。

防災業界は、災害が発生した直後は関心が高まるものの、平時にはその重要性が忘れられがちです。多くの企業は、災害への取組として、BCP(事業継続計画)を策定するに留まり、実際に有事に機能させるための訓練や浸透活動が不十分な状態が続いています。ソネリスは、この現状を打破し、企業が自律的に対応できるBCM(事業継続マネジメント)サイクルを構築することを目標に掲げています。

BCPは単に策定するだけでは全く不十分です。私たちは、その計画を現実のものにするために、実際の訓練や従業員への浸透活動に力を入れています。企業が有事の際に、迅速に対応できる体制を構築するためのサポートをしています。

例えば、ある企業では、各種マニュアルの整備に加えて、訓練の実施、振り返り、繰り返しの説明会などの浸透活動を通して、従業員全体が有事対応の重要性を再認識し、有事の対応体制を整えました。このように、単なる計画策定にとどまらず、現場での実践を伴走することが、企業の事業継続力向上に大きな役割を果たすと考えています。

ソネリスは、今後もさらに多くの企業に対して、カスタマイズされたBCPの作成と訓練実行支援を提供していくことで、より実践的な防災・BCP対策を社会に浸透させていくことを目指しています。防災分野での意識向上と、実際の現場での対応力を高めることが、今後の社会にとって重要な使命であると確信しています。

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