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「いつかは何者かになれる」と思っている人に勧めたい。変われない私に社長が渡してくれた一冊の本|【連載】ユウマバイブル〜私の転機〜 #002

人生に影響を与え、現在の価値観が形成されるきっかけとなったコンテンツや言葉、趣味などを紹介するシリーズ「ユウマバイブル〜私の転機〜」。第二回目となる今回は、ユウマペイントの本社営業部の責任者を務める吉田さんにインタビューを実施しました。

吉田さんは元々職人としてユウマペイントに入社しましたが、怪我がきっかけで営業部へ異動。しかし営業が嫌で、何度も職人に戻してほしいと佐々木社長に希望を出されていたといいます。

そんな彼が営業として働き続けられたのは、社長から渡された1冊の本がきっかけでした。吉田さんのバイブルとなったその本はどんな内容だったのか、どのような影響を受け、どのように行動を変えていったのか、詳しく伺いました。

---本インタビューでのバイブルの定義---
人生に影響を与え、今の価値観が形成されるきっかけとなったコンテンツや言葉、趣味など。本シリーズは、そんな一つのこだわりや、熱狂的に好きなもの、人生に影響を与えたものを深堀り、メンバーの価値観や考え方を紹介していくシリーズです。

吉田恭平/ 営業部責任者

高校卒業後、地元のペンキ屋に3年間勤務。退職後、東京にて全く別業種の仕事に従事するが1年半ほどで辞職し、再び地元でフリーのペンキ屋として働き始める。様々なペンキ屋の仕事を手伝う中で、ユウマペイントの創業メンバーと出会い、「この人たちと一緒に楽しく本気で働きたい」と胸を打たれ、2009年にユウマペイントへ入社。現在は、本社営業部の責任者を担っている。

「〇〇がない」という思考に囚われていた自分に社長が渡してくれた一冊の本

ーー本日はよろしくお願いします。早速ですが、吉田さんにとってのバイブルを教えてください。

入社2年目のときに、佐々木社長から渡された『引き寄せの法則』という本がバイブルです。もともとユウマペイントには職人として入社したんですね。ただ1年目に怪我をしてしまって、営業部に異動したんですよ。

営業経験もなかったので、最初は社長に営業同行していたのですが、それがすごく嫌で。というのも、もともと塗装職人として働いていたので、営業的なコミュニケーションで0→1の売り上げを作る営業業務がとても嫌でした。言われたことを言われたように作業する職人のほうが楽だったので。

あと、もちろん成果を生み出していないから当然なんですが、給料が下がったというのも職人に戻りたかった理由のひとつです。それで社長に何度も「職人に戻してほしい」と懇願していました。その時に渡されたのが『引き寄せの法則』という本です。

ーーどんな内容の本だったんでしょうか?

簡単に言えば、「自分がフォーカスしていることが現実に起きる」という内容の本です。当時の自分は「〇〇がない」という思考にずっとフォーカスしていたんですね。営業になって「スキルがない」「お金がない」とばかりずっと考えていた。でもそのようにネガティブに考えているから上手くいかないというか、現実が何も変わらなかったんですよ。

本を読んでからは「〇〇がない」ではなく、「〇〇がしたい」にフォーカスするようになりました。例えば、「営業で成果を上げられるようにしたい。じゃあ、どうすればできるのか」みたいな感じです。そのように現状の悪い状況にフォーカスするのではなく、未来の自分が実現したい姿にフォーカスして、そこに向かって実際に行動を起こしていきました。


「いつかは何者かになれると思っていた」思い描いた理想に向けて行動を起こし、成長を実感

ーーなるほど。理想の状態を決め、そこにフォーカスして実際に行動を起こせるようになったと。

それまで「とりあえず働いていれば、社長になれる」みたいな根拠のない自信があったんですよ。自分はいつか何者かになれるだろうと漠然と思っていました。

でも現実は上手くいかなくて、文句ばかり言っていたんですよね。人や環境のせいにして、自分がどう行動を起こせばいいかは一切考えなかった。いま思えば、それではやはり上手くいかないよなと。

ーー当時は具体的にどんな理想を掲げていたんですか?

業界的にできる営業と言われるラインは、年間売上1億円のラインなんです。だからそこを達成できている状態を理想に設定していました。さらに1年間で売上1億円を達成するためには、「どれくらいの契約会社があればいいか」「1週間の訪問数はどれくらいあればいいか」などを考え、行動を起こしていきました。

上手くいかないことももちろんありましたが、そこにフォーカスせずに「どうすればもっと良くなるか」を常に考え、試行錯誤したんです。お客様へのアプローチ方法もさまざまなことに挑戦しました。いまは基本的に反響営業だけですが、当時は飛び込み、テレアポなども行っていましたね。

ーー「どうすればできるのか」を考え、愚直に行動を続けていったわけですね。

そのおかげで、1年目は5000万円ぐらいだった売上が2年目は1億円以上になったんです。本を読まなかったら、理想も計画も立てずにがむしゃらに営業していたと思うので、ここまでの結果にはならなかったんじゃないかなと。もちろん全部が全部理想通りになっているわけではないですが、何も考えずにただ働いていたときよりも、確実に成長できたと思っています。

「自分だけが幸せになっても意味がない」会社や家族が思い描く理想へ向けて

ーー現在思い描いている将来の理想の姿は何かありますか?

会社が思い描いている理想が自分の理想でもあります。会社が成長すれば、それに伴って自分も成長できると考えているので。

ユウマペイントは2058年に100億円の売上を達成する企業を目指しています。それで外壁塗装のZERO加盟店を1つの県に25店舗、全国に1,000社を構える構想があるんですね。

そのために店長候補になる人を今育成していて、来年には後輩の指導ができる状態にしたい。再来年には実際に店長として働いている人がいることを目指しています。現在はそこに向けて、職場環境や教育制度などを改善しているところです。

また売り上げの新しい軸となる事業を2つくらい作りたいとも思っています。具体的にどんな事業にするのかはいま計画を練っている段階です。

ーープライベートではいかがでしょうか?

小学生と幼稚園生の子どもがいて、英語を話せるようになってほしいなと思っています。そのために、英会話の塾に通わせたいんですよね。あと奥さんが美容が好きなので、そこにお金を好きなだけかけられるようにしてあげたい。

ぼくは自分だけが幸せになっても意味がないというか、仲間や家族が幸せになってほしいという思いが強いんです。周りの人が幸せになると自分の心も満たされる感覚があるので。もっと言えば、物心ともに豊かな状態を目指していきたいです。

そのために、やはり仕事を頑張りたいなと。仕事が上手くいくからプライベートも上手くいくと思いますし、プライベートが充実するから、仕事も充実する。別々のことじゃなくて、どちらも繋がっていると思うんですよね。どうすればこれらを実現できるかを常に考え、現在も試行錯誤しています。

ーー仕事とプライベートが相乗的に良くなっていけばいいと考えているんですね。最後にバイブルはどんな人におすすめか、教えてください。

いま将来やりたいことがないという人。あとはいつか自分は何者かになれるんだと思っている人。要するに昔の自分みたいな人ですかね。

やはり何者かになりたいなら、将来を明確に思い描く必要があると思うんですよ。何も考えずに何者かになれるなんてことありませんから。まずは「どんな人になりたいのか」「どんな状態であれば理想なのか」を考えてみてほしい。それを考えるヒントになるのが、『引き寄せの法則』という本です。

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