「こだわり」という言葉は「少しのこと(小言のこ)でも気に触る(さわる→たわる)」ことが語源となっているそうです。
誰しも、日常生活の些細なこと——「洗濯物はこう畳みたい」「食器は洗ってすぐに拭きたい」などに、こだわりを持っていることでしょう。
では、仕事においてはどうでしょうか?
自分の一挙手一投足にこだわりを持って仕事に取り組めているでしょうか?
こだわりの存在なんて忘れ、ただ仕事に取り組んでいるだけになっていませんか?
今回は、高校生から塗装職人として働き、現在もユウマペイントで職人として働く米倉さんに、仕事へのこだわりについてお伺いしました。
8年間塗装職人として働く米倉さんが持つ仕事へのこだわり。きっと、どのような業種で働く人にとっても参考になる内容ですので、ぜひ最後までお楽しみください。
米倉陸 / 塗装職人
高校入学後すぐに兄とともに塗装職人を始める。2017年3月に高校卒業、同時にユウマペイントへ入社。現在は塗装技法の基礎を抑え、塗装職人として現場を1人で担当。
「手に職をつけたい」その想いで高校生から塗装職人として働き始める。
ーーユウマペイントに就職する以前についてお伺いしたいです。
典型的なやんちゃな高校生でしたね(笑)。「やっちゃダメだ」って言われると「やってみようかな」って思ってしまい、いろいろなことをしました。全校生徒が集まる集会があって「絶対にワイシャツを着てこい」って言われてたのにもかかわらず、着ずに登校して「先生のワイシャツ貸してよ」みたいな(笑)。そんな感じの学生生活を送っていました。
仕事を始めたのは高校に入学して3ヶ月後くらい。兄がペンキ塗りの仕事をしていたので、土日にその手伝いをしていました。物覚えも悪かったので、仕事をするたびに親方に怒られて。でも、好奇心旺盛で、「上の人たちってどんなことを話してるんだろう?」ってことが気になって、とにかく仕事を覚えたかった。仕事を覚えて、それができるようになれば、一緒に話せるようになるじゃないですか。だから一刻も早く手に職をつけたいという想いで仕事に打ち込んでいましたね。
周りの友達は遊んでたんですけど、僕はひたすら仕事をしていました。学校が休みの日も、仕事をしている友達の仕事の手伝いをしてみたり。そっちの方が仕事を覚えられるし、お金も手に入るし。一生懸命仕事をしていた高校時代でしたね。
ーーどのように就職活動を行い、なぜユウマペイントを就職先として選んだんですか?
高校が就職の専門学校だったんです。そのため、在学中に就職活動の一環で企業に働きに行く機会があって。僕は兄と一緒にペンキ塗りをしていたので、塗装の会社を志望していました。そこで就活専門の先生に紹介してもらったのがユウマペイントでした。
実際にユウマペイントに働きに行って、そこにいた先輩たちがものすごく優しかった。すごく働きやすいなあという印象を持ちました。「この環境だったら仕事もやりやすそうだ」と直感で感じ、他の会社を見ることもなく、ユウマペイントの選考を受けました。ここで働くイメージができたのが、ユウマペイントを選んだ理由ですね。
塗装に関しては1人前。これからはお客さまと関われるように実力をつけていく。
ーーユウマペイントに入社してから現在まで、どのような業務を行なってきましたか?
入社した当初は現場に入らず、親方と一緒に行動をしていました。定期点検に同行したり、事務所を掃除したり。現場に入って手を動かすことはしていませんでしたが、そこで働く人たちがどのように仕事をしているのかを見ることはできました。また、親方と一緒に回っているので、「どんなところに手が届いていないのか」も知れたのはとてもいい経験でしたね。
一通り現場の周りのことを経験した後に、少しずつ現場の仕事に入らせてもらえるようになりました。工事の検査や巡回、足場を解体したり、現場の掃除をしたり。徐々に現場で働く際の知識をつけて行ったイメージです。
そして2年が経った頃に現場に立たせてもらえるようになりました。ペンキを塗らせてもらえるようになって、できることも少しずつ増えていって、今では現場を1人で任せてもらえるようにもなりました。
塗装には基本の3つの塗り方があるんですが、それも全てマスター。1人で大半のことはできるようになったとは思いますが、きっと学ばないといけないことも多いはずです。次はお客さんとのコミュニケーションの取り方を学んで、どうすればもっと喜んでもらえるのかを突き詰めていきたいと考えています。
ーーユウマペイントで働く中で、何か特徴的なエピソードはありましたか?
実際に1人で現場に立たせてもらうようになったときは、苦労しましたね。誰かが一緒に働いてくれるのと、自分だけで働くのとで、これだけの差があるのかってことを知りました。「これどうやるんだっけ?」みたいなことがすぐに聞けないのって怖いんですよね。なんとか思い出しながら取り組んだのは、すごく苦労したエピソードとして覚えています。
そう考えると、自分でできるようになったことは多いけれど、成長しているかどうかはわかりません。それは上の人たちが判断することですしね。ただ、これからたくさんの仲間たちが入社してくると思うので、そういった人たちに自分が仕事を教えられるように、もっともっとたくさんのことを吸収していきたいです。
目指すは工事塗装部隊で自分のチームを。
ーーユウマペイントと他の企業では、どのような違いがあると思いますか?
常に車の中をきれいにするくらい、仕事とは直接的に関係がないことにも気を使っています。これは僕の中での強いこだわりでもありますね。代表の佐々木が以前「車の中をきれいにすることができないやつが、人の家をきれいにすることなんてできない」と言っていて、まさにそのとおりだなと思いました。
僕がもともときれい好きだったということもありますが、佐々木がそう言っていたのを聞いて、自分の中で重要性を再認識しました。
その佐々木の存在も、他の会社とは大きく異なる点だと思います。本当にパワフルな人なんですよね。破天荒だし、でも言っていることには筋が通ってるし、たまにオフなときもあって。だからこそ、佐々木のいうことには説得力やインパクトがあって、佐々木の語る理念にもすごく共感しています。「ペンキを塗りたい」という想いでユウマペイントに入社しましたが、今では「家を守ってあげたい」という想いも持てるようになりました。
あと、仲間をすごく重要にしているんですよね。大人数で集まって、楽しく仕事をする。その瞬間が本当に楽しいなぁと思います。だからこそ、誰かが退社したときに社長が呟いた「仲間がいなくなるのは嫌だなぁ」という言葉がすごく印象的でした。あぁ、本気で仲間を大事に思っているんだなぁって。
ーー今後のキャリアと、ユウマペイントに合っていると思う方を教えてください。
会社の中での自分としては、人が辞めない環境づくりに力を入れていきたいです。先ほども言ったとおり、仲間を大事にしているからこそ、誰かがやめていくのは本当に寂しい。それが人間関係であれ、仕事内容であれ、何かに悩んでいる人がいたら、その悩みを取り除けるようにしていきたいです。せっかくユウマペイントに入ったのであれば、ずっと一緒に仕事ができるようにしたいですよね。
個人の観点では、自分のチームが持ちたいです。いまは工事部塗装部隊で働いてるんですけど、その中に自分の部隊を作りたい。どれだけたくさんの人と仕事ができるのか、現状ではわからないんですけど、5〜10年の間には実現させたいと考えています。
ユウマペイントは、塗装未経験、営業未経験からでも活躍できる基盤が整っています。やる気があって、面構えの整っている人であれば、どんな方でも一緒にやっていけるので、ぜひたくさんの方に来ていただきたいですね。