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どん底からの大改革‼【社員が幸せに働ける職場づくり】

どん底からの大改革‼【社員が幸せに働ける職場づくり】

ストーリーをご覧いただきありがとうございます。
野々市運輸機工株式会社の代表取締役の吉田章です。

【目次】

  • どん底だった10年前
  • 聴くに徹した全体会議が空気を変えた
  • 次々に進む改革
  • 社員が幸せに働ける職場づくり


最近の社内は、リレーマラソンに会社みんなで参加したり、みんなでカレーを食べたり。業務上の安全についてとことん議論したりと。にぎやかな毎日です。

私たち、野々市運輸機工株式会社は、
とても仲が良く、お互いのチャレンジを応援できる社風があります。
でも実は、10年間私たちはどん底にいました。

【どん底だった10年前】

「お前なぁ、今のままやったら全員辞めてくぞ」

当時のベテラン社員さんの一言です。

その時の社内は、労働環境は悪いし、社内には派閥もあるし、社員同士の喧嘩なんか日常茶飯事。もちろん社内会議や面談なんかもありませんでした。

でも、「まぁなんとかなるだろう」と当時の私は思っていました。

そんな時、入社して2週間の社員さんが「辞めます。」と話をしに来てくれました。
「どうして?」と聞いても中々応えてくれません。

そんな中「休憩室でみんなが会社や社長の悪口を言っているから。」とぽつりと応えてくれました。

私はもうショックで、どうしていいのか分かりませんでした。


藁にもすがる思いで先輩経営者方に相談しました。

その時にいただいた言葉は

「吉田君は社員さんを見下しとるよね。言葉の端々にあらわれとるよ。」

という強烈なものでした。

全くそんなつもりはなかったので、非常に驚き、ショックを受けました。


こんな状況を救ってくれた言葉があります。

「従業員が頑張ってきてくれたおかげで、ここまでやってこれたんや。」

創業者である祖父の言葉です。


経営の原点に立ち戻ろうと、創業のころの話を聴いた時の言葉です。

「尿に血が混じるほど必死に働いてきたし、酒を飲んで事故を超すやつもいた。それでもお客さんを大切にしてきた。従業員ががんばってきてくれたからだ。」

当たり前のことでしたが私はハッとし、心を動かされました。
その瞬間から野々市運輸機工株式会社の改革が始まりました。


【聴くに徹した全体会議が空気を変えた】



まずは、全社員の話を聴こう。話はそこからだ。と思い、
やったこともない全体会議を開催しました。

相手は全員年上。しかも一回りも、二回りも、いや三回りも上だ。
ノーガード戦法で挑みました。

「会社に対してどう思っている?」

この質問だけを投げかけ、とにかくみんなの話を『聴く』ことにしました。

やはり不満が多い。

給与、労働環境、ここがおかしい、あそこがおかしい。

しまいには、社長のズボンの色がおかしい。

というような意見もありました。


彼らも勇気を出して発言してくれている。私も勇気をもって聞かなければならない。

そんな思いでした。

本当につらかった。

でもこれが現実だ。みんな苦しんでいるんだ。

そう思いながらメモを取る手は震えていました。

「何のためにこの会社は存在するのだろうか」とさえ思いました。


しかし、そんな時に一人の社員さんがこう言いました。

「俺は働く理由は金だけじゃないと思う。専務(現社長)が言ってくれたその感謝の言葉で頑張れる」

この発言で空気が、がらりと変わりました。


私は本当にうれしく思い

「少し時間はかかるかもしれないけれど、絶対に会社を変えていく。信じてほしい。」

と伝えました。


会議の終わりには「いい話合いだった。」「専務が信じろっていうなら付いていくよ。」

と社員の数人に言葉をもらい、涙が止まりませんでした。


結局、私自身が社員と向かい合うことから逃げていただけでした。

『社長(現会長)がやらないから』、『環境が悪いから話し合ってもうまくは行かない』と

いろんな理由をつけて逃げていました。

結局は自分が傷つくのが怖かったんです。弱い自分と向き合い、そして勇気を出し て社員と話をしました。

弱い自分を認める。人の話を聴く。想いを伝える。

たったそれだけで良かったのです。


【次々に進む改革】

会社を変えていこうと覚悟を持ってからは、会社の雰囲気が大きく変わりました。

まず取り組んだことは「経営理念」の策定です。
社風を向上させていくうえで、目指すべき方向性を定め示す必要がある。

そうでなければみんながそれぞれ思う方向に行ってしまうと思ったからです。
そうやって出来上がった経営理念がこれです。


・私たちは、最善のサービスを提供することで、お客様に感動を運びます。

・私たちは、常に和と感謝の心を持ち成長し続けます。

・私たちは、安全に対して積極的に行動し、地域社会に安心を提供します。


この理念を作るときも大枠は経営者が決めましたが、中身はとことんみんなで考えて決めました。


【社員が幸せに働ける職場づくり】

他にも

業務のデジタル化推進、ありがとうカードの運用、休憩室のリフォームや、休日日数の増加、
資格取得制度、委員会活動、社内行事

など、社員さんたちが主体的に楽しんでチャレンジしてくれています。



大枠は経営者が、細部はみんなで決める。
このスタイルがいつの間にか当社のスタイルになってきました。

会社は社員みんなが働く場所だから、みんなで作っていきたいと思っています。
その為に私たちはたくさん話をして、お互いを知ります。

みんなで決めたことをみんなで納得して進めています。

相手の話に耳を傾け、互いに感謝し、チャレンジを応援する。一緒にチャレンジする。
一人ひとりが幸せに働ける職場づくりを、これからもみんなで取り組んでいきます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでも当社に興味を持たれた方がいらっしゃれば是非、ご連絡お待ちしております。

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