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【社員インタビュー】自ら手を動かして開発し続けたい―フルスタックエンジニアを目指す若手ホープのキャリアに迫る
こんにちは!株式会社NTTデータフィナンシャルテクノロジー(以下、NTTデータFT)決済イノベーション事業部です。
今回は、デジタル部門の若手エンジニア、菅野又啓さんへのインタビューをお届けします!
「本当に仕事が楽しいんですよ」と笑顔で話す菅野又さん。アジャイル開発のチームでフロントエンドからバックエンドまで幅広く担当。実践を通して技術を学びながら、遊び心も交えてエンジニアリングに向き合っています。
そんな菅野又さんに、現在のエンジニアライフと今後のキャリアビジョンについて語ってもらいました。ぜひご覧ください!
菅野又 啓
決済イノベーション事業部 主任
2021年入社。入社以来決済代行サービスの開発にアプリケーションエンジニアとして参画。フロントエンド、バックエンド両面で技術力を発揮し、現在は後輩の育成にも取り組んでいる。
入社の決め手は、採用説明会でエンジニアの熱意に惹かれたこと
――菅野又さん、本日はよろしくお願いします!
まずは入社までの経歴を簡単に教えてください。
菅野又:私は農学部出身で、大学院卒業後の2021年4月にNTTデータFTの前身であるNTTデータ・フィナンシャルコアに新卒で入社しました。
就職活動を始めた当初は、特定の業界へのこだわりはなく、「関東エリア外への転勤がない企業がいいな」と思っていました。合同説明会に参加したところ、興味を持った企業がすべてIT系で。高校時代に数か月間のプログラミング経験があったこともあり、エンジニアを志望することにしました。
――最終的にこの会社を選んだ理由・決め手は何ですか?
菅野又:一番は合同説明会での印象が良かったことです。他社が冷静に説明する中、NTTデータFTのエンジニアの方が10分ぐらい会社の魅力を熱弁していて、その熱量に惹かれました。
社長面接や内々定後の交流会では当時の社長が気さくに話しかけてくださり、「一人ひとりを大切にする会社だな」と感じたのも大きかったですね。
就活が始まった2020年2~3月頃は新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた時期でした。他社では選考が停滞する中、NTTデータFTの選考はスピーディに進み、3月には内々定をもらえて。「すごく印象良かったし、この企業にしよう」と入社を決めました。未曾有の出来事に対してすぐ対処ができる会社の安定感は当時非常に魅力的でしたね。
――入社した後、会社への印象は変化しましたか?
菅野又:いい意味であまり変わっていません。全社的なイベントで他の事業部の方と交流する機会もありますが、気さくで話しやすい方ばかりです。福利厚生も充実しているし、「この会社を選んでよかった」と入社後も変わらず思っています。
金融だけどほぼリモート!?「より効率よく」「より働きやすく」を追求する文化
――現在担当しているプロダクトや業務について教えてください。
菅野又:決済代行ソリューションの開発を担当しています。簡単に説明すると、申し込み、問い合わせ対応、精算、決済の中継など、決済に関する機能を一括で提供するサービスです。
私のチームが担当しているのは、実際にお金をやり取りする部分。特にユーザーが操作する支払い画面のフロントエンドと、入力された情報を決済中継サービスにつなぐバックエンドのAPI処理などを担っています。
――チームはどのような構成ですか?
菅野又:私が参加しているプロジェクトでは、アジャイル開発のフレームワークであるSAFe®(Scaled Agile Framework)を採用し、約20のスクラムチームがそれぞれマイクロサービスを開発しています。私のチームは開発メンバーが6人で、SM(スクラムマスター)とPO(プロダクトオーナー)を合わせて8人です。
――日々の業務の流れを教えてください。
菅野又:デイリースタンドアップ(朝会)で進捗や相談などを共有した後、1日1タスクを目安に開発を進めつつ、設計、試験、アラート対応なども並行して行っています。
2週間を1イテレーション(開発サイクル)とし、はじめにタスクを洗い出します。終了時にデモンストレーションを行い、POの承認を得て開発サイクルの1ターンが終了。これを3~4か月間繰り返し、最後に試験とリリースを行う流れです。
――菅野又さんは、ほぼフルリモートで働いているそうですね。
菅野又:はい。朝はゆっくり起床して10時に勤務を開始しています。定時は18時半ですが、ちょっと残業して19時頃に終業することが多いですね。勤務が終了したらPCを閉じて、すぐにゲームを始めることもあります(笑)。
ちなみに、私はリモートが肌に合っているタイプですが、毎日出社している社員もいますよ。自分に合った働き方を選べるのはありがたいですね。
――出社する人もリモートの人もいる中で、どのようなコミュニケーションツールを使っていますか?
菅野又:社内では「Microsoft Teams」が導入されていますが、決済イノベーション事業部のデジタル部門ではバーチャルオフィスツールも活用しています。音声入力はミュートにしつつスピーカーを常時ONにして、用があればバーチャルオフィス上で話しかける使い方をしています。通話以外にも、画面共有や会議室の設置など機能が豊富で、自由度が高く使いやすいサービスです。
「バーチャルオフィスに接続中or切断中」や「出社or在宅」といったメンバーの状況は、チャットアプリ「Mattermost」のアイコンと連動させています。バーチャルオフィスとMattermostはそれぞれ外部のサービスですが、社内のSRE(※)エンジニアがつなげてくれました。
※SRE:Site Reliability Engineering(サイト信頼性エンジニアリング)の略称。システム運用の自動化・効率化などを行う方法論及びそれに対応するエンジニアを指す。
――「より効率よく」「より働きやすく」を追求する。社内に様々なエンジニアがいるのは心強いですね。
菅野又:エンジニアなら、使いづらいと思ったら自力で何とかできるので。半分はSREの趣味もあると思いますけど(笑)。どんどん便利になっていくのが楽しいですね。
いま手元にある開発用のPCも、以前は渋谷のオフィスでしか使えなかったんですよ。会社としてもプロジェクト的にも高いセキュリティ要件を求められる中、それをクリアし、私の入社1年目の終わりにはリモートで働けるようになりました。インフラ系エンジニア陣の技術力の高さを実感しました。
今回のケースで言うとSREの方のおかげなのですが、開発に集中できる環境を整えてくれるというのはありがたいし、頼もしいですよね。
技術を「学び」、技術を「楽しむ」
――続いて、業務の中でどのような技術を使っているか教えてください。
菅野又:フロントエンドでは、言語はTypeScript、フレームワークはVue.jsを使用。バックエンドではサーバにもバッチにもGoを使っています。データベースのアクセスにはSQLも使います。E2EテストにはPlaywrightというツールを使い、その中でJavaScriptを書くこともあります。
開発以外では、ソースコードのバージョン管理とCIプロセスにGitを活用。また、現在開発しているシステムはGoogle Cloud上で稼働しているので、GKE(Google Kubernetes Engine)上でKubernetesを動かしてリリースしています。Google Cloudの知識はもちろん、Kubernetesの設定やHelmなど、さまざまな技術を使って開発しています。
――かなり幅広い技術を使っているんですね。
菅野又:私の作業量は、フロントエンドが1割、バックエンドが7割、テストが2割といった感じです。
設計から開発、テスト、リリースまで一連のプロセスを開発メンバー6人で回しています。アジャイルではメンバー間のスキルの平準化も重要なので、苦手なタスクも拾いつつ教えてもらうのが当たり前になっていますね。
携わる範囲や技術はチームごとに異なりますが、幅広く担当する場合が多いと思います。得意不得意はあっても、触らないという選択肢はあまりないかなと。
これは好みの話ですけど、さまざまな技術に触れる環境にいるなら、積極的に学んだ方が楽しいと私は思いますね。
――技術の学習やキャッチアップはどのように行っていますか?
菅野又:会社から参考書代や外部研修の受講料を支援してもらえるので、必要な技術は何でも学べるし、何より実践的に学べる環境があります。
最近だと、新しくSMS送信機能を開発するタスクがチームに降ってきて、知らないタスクがずらっと並んでいました。みんなでタスクを山分けし、私はアプリをイチから組み立てる基盤部分のタスクを担当して。とても楽しかったですね。未経験のタスクを積極的に引き受けることが一番の勉強になっています。
――技術やノウハウをメンバー間で共有したり、みんなで勉強したりする機会はありますか?
菅野又:私のチームでは、2週間に一度「ソースコードリーディング会」を開催しています。過去のプログラムを読みながら「ここイケてないよね」「今だったらこう書くよね」と改善点を話し合い、技術の共有をしています。
チーム外でも、Google Cloudのエンジニアの方が講師となって勉強会を開いてくださったり、AWS公式のラーニングプログラムを当社用にセッティングしてもらったり。そういう勉強の場がたくさんあります。
技術を仕事で使うだけではなく、いろんな角度から楽しめる環境が整えられていますよ。
――お話を聞いていると、菅野又さんが技術と前向きに向き合う様子が伝わってきます。
菅野又:本当に仕事が楽しいんですよ。会社全体として技術を楽しむ雰囲気がありますね。
余談ですが、新人が研修でつくった社内プロフィール交換サイトを、みんなで一斉にハッキングしたこともあります(笑)。みんな真面目に使っていますが、いじりもします。もちろん、「ここがこうなっているから直してね」とフィードバックもしましたよ。
彼らにとって勉強になると思うし、こちらも勉強になります。自分の知識不足に気づくきっかけにもなり、最近はセキュリティの勉強に力を入れているところです。技術が遊びでも使えて、知識の一環にもなる。めちゃくちゃ楽しい職場ですよ。
フルスタックにこなせるエンジニアを目指す
――菅野又さんが思う、NTTデータFTで働く魅力とやりがいを教えてください。
菅野又:大きく2つあります。
1つは、技術力が高いエンジニアに囲まれ、技術を直接学びながら同じタスクに取り組めること。普段の仕事をしながらスキルアップできる。とても充実した環境です。
もう1つは、自分たちがつくった決済システムを実際に利用者として使えること。自分たちがつくった決済システムを導入しているお店で買い物をすると、「いま支払ったデータが月末の何日にうちのシステムを通るな」と想像してニヤッとできます(笑)。自分が携わっているシステムが問題なく動いているのを実感できるのは嬉しいですね。
――接点がない方から「本当にエンジニアとして手を動かせる環境なの?」という声もあるそうです。率直にお伺いしますが、NTTデータFTは自分で手を動かして開発できる環境でしょうか?
菅野又:確かにNTTデータ本体には営業やマネジメントする立場の人も多いですが、当社では基本的にシステムエンジニアとして配属されます。
どれくらい手を動かすかは現場やロールによりますが、私は技術が好きなので手を動かすエンジニアでいたいし、周りにもそういう人がたくさんいます。私の所属する部署の部長は、管理職でありながら、自らコーディングすることもありますよ。
――今後どのようなキャリアを歩んでいきたいですか?
菅野又:フルスタックにこなせるガチガチのエンジニアを目指したいです。その方向で上長と相談し、育成計画を立ててもらっています。
今のところはマネジメントをやりたい気持ちはないですね(笑)。ものづくりの方が性に合っているので。長く勤めればある程度のマネジメントは避けられないかもしれませんが、できるだけエンジニアリングから離れないキャリアパスを歩みたいです。
――最後に、この記事を読んでいる方、特にNTTデータFTへの転職を検討している方へのメッセージをお願いします。
菅野又:アジャイル開発では設計から試験まで幅広く経験することになります。多様な経験を積みたい方や、新しい技術を学びながら開発に携わりたい方におすすめの職場です。
何でも試せる、技術好きの方にはたまらない環境があります。ぜひ一緒に働きましょう。お待ちしています!
――菅野又さん、本日はありがとうございました!
いかがでしたか?
今回は、若手エンジニアの菅野又さんにフォーカスし、具体的な業務内容や技術への向き合い方などを紹介しました。
少しでもNTTデータFTや決済イノベーション事業部について知っていただけたら幸いです。
当社に興味を持ってくださった方は、ぜひ一度カジュアル面談でお話ししてみませんか。
お会いできることを楽しみにしています!
企画構成:株式会社スリーシェイク 執筆:三谷恵里佳