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【採用チームのつぶやき】フランスの医療制度についてご紹介

こんにちは!

株式会社NTTデータフィナンシャルテクノロジー(以下、NTTデータFT)
決済イノベーション事業部キャリア採用チームの江口です。

私事ですが、先日インフルエンザに罹ってしまい、フランスに来て初めて病院の救急外来を訪れました。

そこで今回は、フランスの医療制度について簡単に紹介していきたいと思います。


【フランスの医療制度】

フランスには国民皆保険制度がある

フランスの医療制度は、国民皆保険(Assurance Maladie)の原則に基づいています。フランスに住むすべての居住者が加入する義務があり、医療費の一部が国から支払われます。これにより、一般医療費や処方箋の費用がカバーされています。

また、別の医療保険としてMutuelがあります。これは、Assurance Maladieを補完して提供される追加保険であり、国民皆保険だけではカバーされない医療費やサービスの負担を軽減することを目的としています。

そのため、フランスでは多くの人が医療保険としてAssurance MaladieとMutuelを利用しています。



フランスにもある保険証

フランスの医療制度において、患者の医療費支払いや保険状況の確認に使われるカード(Carte Vitale)があります。

このカードは、日本の保険証と同じような機能があり、加入者の医療保険番号や個人情報が登録されています。


フランスにはかかりつけ医がいる

フランスにおけるかかりつけ医(Médecin traitant)はフランスの医療で重要な役割を果たしています。

患者がかかりつけ医を選択した場合、その医師との関係は公的なシステムに登録され、これによって医師は患者の医療歴や処方箋を管理することができます。

かかりつけ医は、患者が医療サービスを利用する際の主治医として機能します。かかりつけ医は一般医療から専門的な医療まで、患者の状態やニーズに応じて幅広い医療サービスを提供します。



フランスの救急車は有料

フランスにおける救急車の利用は、一般的には有料です。地域によって異なりますが、基本料金(約60ユーロ)に移動距離料金(約2ユーロ/km)は加算されます。また、救急車で病院に搬送された場合、搬送費用も支払う必要があります。保険で費用の一部が補填されることもありますが、患者自身が一部を負担することが一般的です。



フランスは償還払いが基本

フランスでは、償還払いが基本となっています。そのため、患者は診療費全額を医療機関の窓口で一度支払います。その後、本人が加入している保険の払い戻しの申請をすると、後日患者の自己負担分を除いた金額が返還される仕組みになっています。

一方で、日本のように、医療機関を受診した後に健康保険証を提示することで自己負担額のみを支払うことのできる医療機関も増えてきています。



【最後に】フランスの万能薬?

フランスの家庭に必ずあるもの。それは「Doliprane(ドリプラン)」と呼ばれる薬です。

(左)錠剤で大人用 (右)シロップで子ども用

体調を崩した時に必ず飲む薬で、発熱や頭痛、腹痛、筋肉痛や腰痛、成長痛や歯痛などに効くと言われています。

日本では症状に分けてさまざまな薬を使い分けますが、フランスではほとんどすべての症状をこのDolipraneで対応します。

私が今回病院でインフルエンザと診断された時も、処方されたのはこのDolipraneでした。

フランスでは「何かあったらDoliprane」が基本の様です。


以上、フランスの医療制度についての紹介でした。

またストーリーでお会いしましょう!


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