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【創業ストーリー】処方箋入力代行サービスを始めるに至った経緯とは?−今本当に求められているものを作りたい−

こんにちは。広報担当の大須賀(妹)です。

プレカルのCEOである大須賀(兄)は薬剤師として薬局、ドラッグストア、大学病院と経験した後、自身で薬局を立ち上げて経営を行っていました。その経験から現在はプレカルの処方箋入力代行サービス(precal)を構想し、事業化に結びつけています。

今回は、大須賀本人から何故precalというサービスを始めるに至ったのかその経緯についてインタビューをしました。

身内ですがここからは、インタビューっぽく敬語でいきます!笑

初めはBtoC向けのサービスを考えていた、サービスを方向転換した経緯とは?

-以前は薬局を経営されていたようですが、何故プレカルというサービスを始めようと思ったのですか?

薬局を経営中は薬局内の業務を効率化させるため、業務効率化システムを開発していました。
その経験を活かし、経営の幅を広げるためにも一般の方たちに使って頂けるようなサービスは何かないかと考えていたんです。なので、最初は今のprecalのようなものではなくBtoC向けのサービスを開発していました。

-初めは今の処方箋入力代行サービスではなかったのですね。当時はどういったサービスを考えられていたんですか?

当時構想していたのは「薬の料金比較サービス」というものでした。
あまり知られていないと思うのですが、実は同じ薬を処方してもらうにも、薬局ごとに料金は異なるんです。ユーザーが病院で処方してもらった処方箋を薬の価格が一番安い薬局に持っていくことが出来るように、薬局ごとに薬の料金を比較できるサービスを作ろうと考えていました。

-薬局毎に料金って違うんですね・・どこの薬局も料金は一律なのかと思っていました。何故そのサービスから方向転換をすることになったのですか?

きっかけはシード企業を加速させるための支援を行っているシードアクセラレーターOpen Network Lab(Onlab)に参加させて頂いたことでした。自分たちは薬剤師とエンジニアのチームだったのでビジネス面が弱く、それを補填するためにシードアクセラレーターを探しており、その時にちょうど募集時期だったのがOnlabだったんです。運良く採択して頂き、ビジネス視点で本格的にサービスと向き合うことが出来ました。当初の「薬の料金比較サービス」では、薬局側から収益を得るビジネスモデルを想定していたんですが、メンターに「値段を安くしている薬局から、さらにお金を取れるの?」「お客さんにとって薬の値段の差は僅かだし、なくて困るというものではないんじゃないか」というご指摘を受けました。
そこで初めて自分たちのビジネスの欠点に気づくことが出来たんです。

-確かに。薬局側の立場、お客さんの立場になった時もっともな意見ですね。

そうなんです。当時は自信もあって打ち出したプロダクトだったのでそれなりに落ち込みました。笑
でも、自分たち薬剤師にとっては価値があると思っていたものも、お客さん目線ではそうならないこともある。
継続してご使用頂くためには、なくても困らないものではなく、本当に必要としているものを作らなければいけないと思うことができたんです。

そこで自分たちはBtoC向けのビジネスから、内情をよく知っている薬局向けのBtoBビジネスに方向転換をしました。

薬局に困りごとのヒアリングを重ねていった結果・・・

−プロダクトの方向転換をしてから、すぐに今のプロダクトに至ったのですか?

すぐではないです!まずはとにかく色々な薬局店舗に「業務の中で何が一番負担に感じているか」ヒアリングをしていきました。その結果を元に、ならこういうサービスが良いんじゃないかとチームで案を出し合ってはそれに対する目的や課題等の項目を設定していき、一つでも項目に疑問点が生まれたらまた案を1から出し直していきました。チームでああでもない、こうでもない言いながら、その繰り返しです。
なので今のprecalサービスは最初のプロダクトから7個目に出た案でしたね。

-みなさんが考えを巡らせている様が思い浮かぶ・・・チームで考え抜いたものが今のプレカルのプロダクトというわけですね!

薬局で多くあげられた困り事が処方箋の入力業務だった

-ヒアリングやチームでの話し合いの結果、今のサービスにした決め手は何ですか?

オンラボのメンターの方から助言して頂いたことなんですが、「ヒアリングのアンケートで5人続けて好感触を得られたら、そのサービスには可能性がある」と。
その基準に従ってヒアリングを続けていたら、今のプロダクトになって初めて5人連続で好感触だったんです。

-タメになる助言ですね・・・!

オンラボの方からは今も助言を頂くことがあるのですが、いつも本当に助けられています。今思うと、これまでいくつか案を出していっても何だかしっくりこないような、僕自信が自信を持てていないようなそんな気持ちが続いていたので、今のプロダクトが打ち出された時はやっと方向性が決まった感じがして嬉しかったです。「これだ!」って思いましたね。
自分自身も薬剤師として処方箋の入力業務の負担は感じていたことだったので納得もしました。

-今のプロダクトに至るまでもかなり大変だったんですね・・・!

-この業界に携わるまで薬剤師さんの業務内容って未知の世界だったのですが、大変なことが処方箋の入力業務っていう事務的なものだったのは意外だなって思いました。

もちろん店舗によって個人差はあると思いますが、人手が足りないところだとやっぱり大変にはなってきますね。
なのでプレカルは、薬局の負担をなくしていくことが出来るよう、今後もより良いサービスを提供できるよう頑張っていきたいです。

-ありがとうございました!

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