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#お金に換算する習慣を見直す

物事の価値を考える時にお金に換算する傾向がありますが、その習慣は見直した方が良いと思っています。思い出深い形見の品を、売却するつもりならばともかく、人気テレビ番組のように換算して意外と安くてがっかりすることには何の意味もありません。
 労働の対価としての賃金は人によって違いますが、時給換算して比較したところで人の価値は測れないはずですが、この錯覚は格差社会における「不幸さ」の一因となっていると思います。仮に育児や家事を労働換算してみたら、かつての子育てしながら家事全般をこなした専業主婦はかなりの高給取りでないと成り立っていなかったということになるのではないでしょうか。
一時間当たりの労働成果を(時給換算せずに)等価交換する発想もあります。通貨の代わりとまではなりえませんが、誰もが平等にもつ時間を等価交換する発想は興味深いと思います。いずれにせよ価値は感じるもので、換算するものではないと思います。その方が幸せだからです。

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