古屋さんは、2020年に入社し今年で4年目になるデザイナー兼イラストレーター。社内のロゴやフライヤーの作成をはじめ、河原部社が運営する施設「Miacis(ミアキス)」の運営に携わっています。
「自分の“好き”を存分に活かせているのは、河原部社の環境のおかげ」と話す古屋さん。
今回は、自分のスキルを活かしながらさまざまな活動を兼任する古屋さんに、河原部社の魅力を聞いてみました。
【古屋若葉さんプロフィール】
山梨県甲府市出身。駿台甲府高校美術デザイン科を卒業し、デザイン事務所にて約3年の経験を積む。その後フリースペースの運営に携わりながら、店内のポップやフライヤーなどのデザイン関係の仕事をこなす。ご縁があり2020年に河原部社に入社。現在は、社内のロゴやさまざまなデザインを行うと同時に、河原部社が運営する「Miacis(ミアキス)」の運営に携わっている。二人の子を持つ母。
デザインの枠を超えた挑戦。今までの経験が今に活きる
――古屋さんの今までの歩み、経歴を教えてください。
小さいころから絵を描いたりするのが好きで、高校の時に美術デザイン科に進学しました。学校で3年間デザインを学んだあとは、そのままデザイン事務所に就職。そこではデザインだけでなく、企画や開発の業務もおこなっていたので、幅広い経験を積めたと思います。
その後コワーキングスペースのような施設に転職し、受付業務や環境整備などの運営のサポートや、施設内のポップやチラシ作りなどを行っていました。
――前職は、Miacis(ミアキス)の運営管理の業務と似ていますね!
そうですね、前職の経験が今の業務に活きていると思います。
多くの人が利用する施設なので、みんなが気持ちよく楽しく過ごせる環境にしたいなぁって。ただMiacis(ミアキス)は学生が中心。好みや流行りを取り入れるなど工夫して、中高生の視点に合わせた環境作りを意識しています。
――中高生との関わりで意識していることはありますか?
子どもたちの個性を尊重するようにしています。
私からグイグイいくことはなくて、基本的には遠くから見守っています。積極的に交流することも大事ですが、それが苦手な子もいますからね……。必要になれば子どもたちから声をかけてくれるので、その距離感でいいと思っているんです。その子らしくいられる場所にしてあげたいなぁなんて思っています。
――古屋さんは2人のお子さんもいらっしゃるので、Miacis(ミアキス)では育児の経験が活きる場面も多いのではないでしょうか?
そうですね、Miacis(ミアキス)に来る子たちと同年代の子どもがいますからね。見守り方や関わり方など今までの経験を活かせる場面はあるかもしれません。
ただ、実際は私自身のほうが学ぶことが多くて。ここは、大人も子どもも一人の人間として対等に関わり合える環境です。この環境を経験したことによって、子どもも一人の人間であり尊重していくべきだなと思うようになりました。逆に育児に活かせています。
「好き」や「得意」を最大限に活かせる環境。今の時代に沿う働き方
――現在の業務内容を教えてください。
現在は河原部社のデザイン関係と、Miacis(ミアキス)のスタッフとして働いています。店内ポップイベントのチラシ作りをはじめ、中高生が楽しく過ごせるように環境整備をしたり、広報活動をしたりしています。
イベントを考えたり交流の機会を作ったりなど、企画をすることもあります。
――河原部社に入社したきっかけを教えてください
以前働いていたフリースペースで理事長の西田さんと出会いました。当時はスタッフと利用者という関係で、ただお話する関係だったんですけどね。
その後働いていたフリースペースが閉鎖となり、しばらくして西田さんからお声がけをいただきました。デザイン関係の仕事をしていることを知ってくれていたので、協力してくれないかと。入社前から施設名の考案やデザインなどで関わりはあったのですが、入社したのはMiacis(ミアキス)が方針を変えるタイミングでした。このロゴも私が作ったんですよ!
――入社してよかったことはありますか?
会社員でありながら、個人の活動も継続できることです。
会社として経験できることと、個人で経験できることは異なります。お互いに得られるものがあるので、双方で活かせるのは嬉しいですね。自分自身のスキルアップにもつながります。
河原部社に入っていなければできない仕事も多く、いろいろ経験できてありがたいです。
――今までの中で一番印象に残っていることはなんですか?
やっぱりMiacis(ミアキス)にいる子たちとの思い出ですかね。入社して1年目かな……ここで初めて「若葉さん!」と呼ばれたときのことは、今でも覚えています。とっても嬉しかったです。
個人では経験しないであろう苦労も。しかし、それもまた学び。
――河原部社に入社して苦労したことはありますか?
そうですね、一定の制限がある中、どうやって希望の形にするのかを試行錯誤するのは難しいかもしれません。会社での仕事は個人で経験しないような大きい案件をいただくこともあるのですが、条件や制限があることも少なくありません。一般企業や行政など、取引先に応じて対応が異なるので、この辺りを意識して仕事をすることは難しかったですね……。
――自由にできる個人との違いですね。どうやって対応しているのでしょうか?
この辺りは経験を重ねることで対応できるようになりました。今考えると、この難しさもまたやりがいのひとつかもしれません。
少し悩んでも社内メンバーに相談すれば、一緒に考えてくれますし。理事長をはじめ、社内には経験豊富なメンバーがいるので、困ったらすぐに相談しています。
――ここだからできた!と思うことはありますか?
「好き」を「好き」のまま仕事にできていることです。
私で言うとデザインのことなんですが、「好き」を仕事にするって実は難しいんですよね。仕事になると好きじゃなくなってしまう人もいて。でもここなら、週4日出勤制度、副業OK、在宅OKと働き方の柔軟性が高いので、個人としてのスキルアップややりたいことも諦めないでいい。「好き」でいられる環境だと感じます。
あとは家事育児との両立もしやすいです。子どもがいる私にとっては本当にありがたい環境です。
Miacis(ミアキス)をもっと知ってほしい!広報としてできることを広げたい
――最後に、古屋さんの今後の目標を教えてください!
デザイン関係で貢献することはもちろんですが、もっとMiacis(ミアキス)の周知を高めたいです。韮崎市ではある程度知られてきましたが、県全体でみるとまだまだだなぁと感じることも多くて。
これからは、山梨県どこにいても「あ~ミアキスね!」と言ってもらえるように、工夫して情報発信したり面白いイベントを企画したりしていきたいと思います。
古屋さんのチラ見せオフショット
プライベートでも絵やイラストを描いているという古屋さん。描いたイラストでポストカードやTシャツを作って販売しているそうです!
2人の息子さんとの時間も大切にしています。