この記事では、私たちが働く上で大切にしてきたことをシェアします。今回は、仕事力編。皆さんの仕事にも、役立つ考え方や心構えがあるかもしれませんので、ちょっと覗いてみてください。
問題解決は「発見」が9割
問題を解決することよりも問題を「発見」することの方が難しい。問題事象を書き出したうえで、問題となる要素を特定し、課題化する。課題とは「解決可能な命題」を意味する。「戦争をなくす」は無理だが「兵器の使用を禁止する(使用した場合の罰則を設ける)」は実現できる。
仮説=思い切って結論を言い切る
仮説検証を難しく考えない。最もシンプルな「答え」を言ってみる(書いてみる)。正しい必要はない。一つである必要もない。自分が思う案を出した後に、敢えて逆の意見も出しておく。
プレゼン資料はしゃべりながら作れ
資料は会話の補足または会話の代わりのために存在する。しゃべるだけで伝わるのが理想だが、それだけでは間違いなく誤解が生じる。左上から右下へ、自分が話したい順番で「声に出しながら」話し言葉で書く。話したいことが沢山あるケースでは文字が多くなり読むのが大変。なので、図やイメージをうまく使って「話したい事」を魅せる工夫をする。図やイメージありきで資料を作らない。
Bad news first 悪いニュースはすぐに報告
悪いニュースは隠してもどうにもならない。さっさと共有してダメージの最小化と次の対策に時間を費やす。目先の評価は下がるかもしれないが大局的には「ダメージを最小化できた」ことの方が評価は高い。それを評価しない会社は辞める方がよい。
仕事の速さ=努力の証明
自分が「頑張った」ことを他人に証明することは難しい。最も証明しやすい方法は「誰よりも早く結果を出す」こと。実際に頑張ったかどうかは関係なく、「頑張らなければ誰よりも早く結果は出せないだろう」という共通イメージを逆に利用する。他人を評価する際にも、「誰よりも長く働く」よりも「誰よりも速く働く」方を「努力の結果」として評価するべき。