(後編)「ナレッジを吸収し成長を実感!」松井証券システム部門の働きがいや楽しさとは?【システム部:課長代理, IMさん /システム部:課長代理, UTさん/人事担当】
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司会者:システム部の仕事についてお聞きします。当社は、システムのいわゆる上流工程を行うのが主な仕事ですよね。実際働いてみて、やりがいとか、楽しさとか、前の会社とのビフォ-アフタ-とかあったら教えてください。
IM:私は前職では一人で作業する時間の方が多かったんですが、当社に入社してからは部内のコミュニケーションの他に、ベンダ-さんだったり、社内の管理職だったり、色々な立場の方とコミュニケ-ションする時間がすごく増えました。
UT:前も証券会社のシステムの仕事をしていたので、基本的に近い部分はあります。例えば、自分たちではシステム作らずに、ベンダ-とリアル部門の間の橋渡しを行っているところは同じですね。でも、以前はお金の管理がメインでした。このシステム投資はどうなのかとか・・・一方当社では、お金の管理というよりは、もっと上流工程にしっかり関わっていくところが今経験できていて、システムという分野で自分の成長に繋がるような仕事ができていると実感しています。お金の管理もそれはそれで大事なんですけどね・・・。
IM:私は、どんなシステム作るの?という企画段階から携わりたいという希望があったので、それを今、実現できているというのが最大なんですけど、その中でも立場によって考えている事やこうしたいというものがあって、そこの意図を組んだり、調整したりするところが大変なところでもあり、やりがいでもあると感じています。
UT:やりがい・・・。そうですね。私は今スマホアプリ担当していますが、この分野はグーグルとかアップルの規制に影響するので、そういう情報を色々調べてキャッチアップするのは、自分の新しい知識が増えていくので、やってて楽しいなと思います。
司会者:苦手なジャンルで抵抗ある方もおられると思いますが、楽しいなと思えるのはすごい!素晴らしいな!と思いました。IMさんは何か楽しいと思える事ありますでしょうか。
IM:そうですね。今、全社宛てにメ-ルで「SNSのお客様の声」が配信されていますが、その中で自分の作ったシステムの話が上がっていたり、自分じゃ無くても自分の周りの方達が担当されたツールやシステムに関するリアクションが上がっていたりするので、前職ではなかった「お客様の生の声」を感じられて嬉しいですね。
司会者:お客様の生の声。確かに嬉しいですよね。ご自身が携わった仕事に関するものであれば尚更ですね!
IM:ポジティブなコメントを見ると、ああやっていて良かったと思うし、ネガティブなコメントであれば次の改善案件の参考にしたりとか、あとは次の案件やるときの意識すべき視点になったりとか、色々と考えたりできるので楽しいですね。
司会者:素晴らしい視点ですね~。仕事される上で大事にされている点があれば教えてください。
IM:私は納得して進めるようにしています。システムの企画からテストまでの一連の流れを担当しているので、最初の方で自分が納得というか理解しきれないまま進めてしまうと、後ろの方の工程で大きな手戻りが発生してしまうので、自分が納得して理解して進めることを心がけていますね。
司会者:主旨から外れないようにするの大事ですね。
IM:はい。それに当たって、ベンダ-や社内の別部署の方としっかりコミュニケーションとれるようにというのは意識しています。
司会者:システムでロジカルに組んでいかないといけないとなったら、コミュニケ-ションは大事ですよね。最初に納得できるかどうかは、色々な人に確認されたりするんですか?
IM:そうですね。ドキュメント見たり、あと、今おっしゃって頂いた紙にはないナレッジを皆さん持っていらっしゃるので、そういったノウハウをご教授頂いています。
UT:IMさんがおっしゃっていたノウハウを吸収できることと、あと、そもそも目的を明確にしないと、なんとなく仕事も進むし、こんな感じでいいよねってずるずる行って、結局何がしたかったんだっけってことよくあるので、そういうことがないように意識するのと、あとは私は人の話をしっかり聴くことをかなり意識しています。どんなことを意識して聴くとコミュニケーションもうまく行くかな?ということも考えながら話を伺っています。まあざっくりしてるんですけど、そういうの意識してやっています。
司会者:素晴らしいですね。勉強になります。仕事で難しさとかを感じることはありますか?
IM:前職と比べると担当する技術的な範囲も広くなったので、そういった面での難しさがひとつと、お客様はどういうところを気にされるのかのキャッチアップが私自身、周りの皆さんと比べるとまだギャップがあると感じていて、そこを埋めていくのが課題だと思っています。前職は証券業界ではあったんですけどお客様が利用されるフロントシステムというよりはバックオフィス側のシステムをやっていたので、入社当初はちょっと感覚が違うなというのはありました。
UT:人数が少ないので結構責任が重い。失敗したら結構影響大きいなというのがあるので、リリースの日にログインできないって言われたらどうしようって、ひやひやしたり、そういうところのプレッシャーはしんどかったりします。
司会者:仕事で失敗された時はどうでしたか?
UT:基本部内の皆さんがフォロ-してくれますし、失敗したからといって叱責されることはないし、失敗に対してどうこう言われる事は本当にないです。
IM:失敗したことを責められるというよりは、「どういう課題があったか」、「今後どうしていこうか」を明確にしましょう。といった風に、前向きな動きがありますね。
司会者:ひとを責めず仕組みを責めるというところですかね。自分の仕事の領域で今後チャレンジして行きたいものはありますか?
IM:私は入社後、今までは既存システムの改修を主に担当していましたが、今は新規構築の案件を担当しています。ゼロベ-スから作る案件をもっと担当していけたらいいなって思っています。
UT:私はスマホアプリを担当する事が多いので、他社と比較して一番イケてるアプリを作りたい!見た目や使い易さでイケてる!というものです。
司会者:イケてる!アプリ。いいですね~!ご自身で使ってみて改修されているんですか?
UT:基本的には当社の事業開発部でお客様の声を収集して、検証まで行っています。その後システム部にフィードバックされるので、それを踏まえてシステム部ではベンターと実際の細かいところの調整を行っています。イケてる!アプリといってしまいましたが、私一人の力でなんとかなるもんでもないので。(笑)
司会者:すごい勉強になりました!転職希望の方とかもお読みいただくと思いますが、金融経験や金融のリテラシーとかなくても大丈夫ですか?
IM: 私は投資に興味はありましたが、ほとんど経験が無くて知識が薄かった。そこを専門にする仕事という点では不安はありましたが、面接を重ねていく中で、しっかり研修とかフォローとかするから安心していいよって言ってくださったのと、実際に入社してみて、部署の中で実際の業務と合わせた知識の習得みたいな形で研修をして頂けたので、安心して仕事に向き合うことができました。
UT:担当する範囲が広いので、正直深いところまで全部理解しろというのは無理な話です。自分の中でどこまで理解しないといけないのかという範囲は常に意識して取り組んでいます。技術的なことでついていけないのは割り切っています。
IM:わかります!広くて深くて。
UT:だからまあ、案件自体はミスなく進めないといけないので、どこまで人に頼って、どこから自分で判断すべきなのかを、経験値積んで掴めるようにしたいと思っています。ざっくりとしていて申し訳ないですけど・・・(笑)
司会者:いえいえ。大変参考になりました。「こういう人と働きたい!」というのありますか?「こういう人、当社に合います!」とか・・・
IM:私がそうだったというのがありますが、今はまだできないけどちょっと背伸びして頑張ってみたいという思いがある方は合うと思います!あとは、お客様の立場に立ってということはよくいわれると思いますが、仕事をしていく上でそこに軸をおいてみんなと協力しながら、同じゴ-ルにむかって働いていける方と仕事したいですね。
UT:やはり社員数が少ないので、広い範囲を少数でフォロ-しないといけないので、自己学習だったり、自ら情報をキャッチアップしに行く姿勢は大事ですね。フォロ-や助けてくれる人もいますし、知識云々じゃなくて、そうしたタフで前向きな志向があればなんとかなるんじゃないかと思ってます。
司会者:最後にIMさんにお聞きします。部内で女性は少ないですがやりづらさとかはどうですか?
IM:今システム部で女性は4名ですが、やりづらさとかはあまり感じていません。私自身普段から性別を強く意識していないところもあるし、皆さんフラットに接してくださるので、あまり男性、女性というのは気にせず働けています。
司会者:なるほど。とはいえ、ご入社の時、ジェンダーがマイノリティであるというのはネックになりませんでしたか?
IM:前職がもともと女性が少ない会社だったので、支障はありませんでした。ただ、私が応募するときにお堅いイメージあったのでそこは変えられたらいいかなって思ってます。若い人に向けて働きやすさや柔軟性、多様性をアプローチしていくところだと思うので。
司会者:がんばります!お二人とも本日はすごい勉強になりました!有難うございました。