2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)における「EXPO 2025 デジタルウォレット」にHashPortが協賛
株式会社HashPortのプレスリリース(2023年7月18日 14時00分)2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)における[EXPO 2025 デジタルウォレット]にHashPortが協賛
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000046288.html
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本日は、取締役CBDOの辻さんにインタビュー。キャッシュレスを軸に歩んできたこれまでや2025年大阪万博協賛を通じての企業ミッションに注目です。
ー まず、辻さんのこれまでについて教えてください。
ヤフーのEコマースにおける決済事業において、エンジニアからビジネス職まで幅広く携わりました。その中で、電子マネーの立ち上げに参画した際に、銀行との協業によるキャッシュレスの可能性を強く意識することになりました。
ー 『キャッシュレス』というものに、なぜ魅力を感じたのでしょうか?
まず、当時は当たり前だった『キャッシュカードとATMで現金の出し入れを行う』という利用者の手間を、電子マネー1つで無くせる可能性があるという点。一方で運用コストがかかるATMを経由しないことにより、金融機関にとっても大きなビジネスチャンスになりうるのではないかという点。電子マネーが普及すれば導入する側にも提供する側にもメリットがあり、この上ないサービスになると考え、強い思いを持つようになりました。
ー そこからこの領域を軸にキャリアを歩むのですね。
そうですね。今となっては安直な考えかもしれませんがまずはお金の流れの起点である銀行にいくべきだと、みずほ銀行に飛び込みました。ここではベンチャー企業と一緒に決済関連の事業会社である株式会社pringを立ち上げて取締役として従事。銀行においても「J-Coin Pay」という新規事業の立ち上げも行いました。
ー ここでの学びや気づきについても知りたいです。
大手の金融機関でプロダクトを企画推進していざ市場に出してみたものの、それを金融業界全体の構想として統一化していくのは容易な事ではありませんでした。活動を通じてさまざまな経験をしましたが、健全な競争により顧客へのサービスが発展してきた業界において、競争領域と協業領域の適切なセッティングが非常に重要だと学びました。J-Coin Payのローンチ後に、元々関心の高かったステーブルコインを構想していたディーカレットへ転職し、日本を代表する企業の皆様とDCJPYというデジタル通貨の実現を展望したデジタル通貨フォーラムを立ち上げ推進しました。
ー 素晴らしいキャリアを経てHashPortへ。吉田代表との出会いを教えてください。
前職であるディーカレット時代、HashPort代表取締役の吉田がデジタル通貨フォーラムのサポートをしていたのが最初の出会いでした。ハイクオリティな仕事をものすごいスピードでこなしていくので、個人的にとっても注目していたんですよね。そして何度か食事をするようになり、ブロックチェーンに対してものすごく熱い想いを持っていることや、この領域を社会実装できたときの未来の可能性を知ることができました。
ー ご活躍の中、HashPortに参画を決意したのはどのような理由からでしょうか?
吉田代表が考える未来を聞いたとき、当初は “すごいなあ・・” という関心程度だったのですが、自分の思考を掘り下げたとき、HashPortが追いかけるビジョンが実現したときに自分の『キャッシュレス文化を浸透させる』という夢も叶うのでは?と思うようになったことが大きな理由です。
ー ご自身のビジョンとリンクしたことが決め手だったのですね。
そうですね。それまでは現金そのものを電子化するというのが思考の方向性でした。一方でWeb3の社会実装が実現されてブロックチェーン上にたくさんの情報をのせられる未来がきたら、全ての手続きがブロックチェーン上でスマートコントラクトで処理される。そしてこれが当たり前の世の中になると、決済手続きにおいても自分がやりたかった『キャッシュレス』の世界が “勝手に到来する” と想像するようになったんです。
ー HashPortではどのような事業に携わっているのでしょうか?
法人向けのWeb3に関するコンサルティングや弊社が日本で初めて実現したIEOの知見を活かしたコンサルティング事業を所管しています。JCBA(日本暗号資産ビジネス協会)ではステーブルコイン部会の幹事としても参画しており、蓄積した知見やノウハウを活用し、ステーブルコインに関するアドバイスも行っています。
ー 2025年開催される大阪・関西万博への協賛が発表されましたね。今回の経緯について教えてください。
これまで培ってきた金融業界での事業開発の実績を評価いただいたのだと思います。我々のようなスタートアップが、この大きな舞台でプロダクトを世の中に送り出せるのは非常に素晴らしいことですし、そのような貴重な機会を頂けた事に大変感謝しています。
ー この協賛とプロダクト開発への想いを改めて教えてください。
このEXPO2025デジタルウォレットは主に金融サービスと事業連携サービスの2つのサービスが利用できるアプリになっています。金融サービスを提供するためのセキュリティ水準の高い技術と、Web3を実現する最先端の技術が1つのアプリに融合しています。日常使われる金融サービスのように、Web3が世の中に浸透していく未来への入り口として機能することを期待しています
ー まだまだ敷居の高いWeb3を、身近で体験できる素晴らしい機会ですよね。
そうですね。HashPortグループとしても私個人としても、皆さんが既に日常的に使っている便利なサービスに、未来に役立つ次世代の要素を取り入れ、社会に実装されるためのゲートウェイになりたいという思いがあります。このアプリはソフトレガシーとして万博終了後も日常的に使用できるよう開発しておりますので、広く長くご利用いただけることを願っております。
ー 辻さんが思うHashPortの魅力はどんなところにあると思いますか?
様々な世界で活躍してきた優秀な人材が揃っているということと、各々のイノベーションに懸けている想いの強さですね。Web3という未知の事業ではありながらも、メンバー1人1人がそれぞれのビジョンをHashPortというフィールドを使って実現していこうと前のめりに取り組んでいます。社会実装する、国をつくる、キャッシュレスを浸透する。目的は違えど企業という同じ船に乗って何かを成し遂げたいと思っているからこそ、仕事と人生が一致した状態になるもの。だからこそプロダクトにも深みが出るのだと思います。
ー 経営やチームビルディングで大切にしていることを教えてください。
『挑戦する環境を与え続ける』ということですね。Web3というまだ不確実性の高い領域では誰も正解がわからない状態のことが多いです。その中で、優秀な人材のスキルや知見を最大化するためには、降りてきた仕事をスピーディーにこなさせるのではなく、事業に想いを持ってもらえるような取り組みやイノベーティブな思考を持てる環境づくりが何より大切だと考えています。
ー Web3の領域だからこそ、思考性は重要ですよね。
そうですね。今まで培ってきたビジネスの延長にいるのであれば、自分の経験則が100%活きて指導していくという構図になるかと思うのですが、変化が多いこの領域ではそれが通用しないと考えています。最低限のルールやフレームを与えた上で、裁量とミッションにワクワクしながら取り組んでもらえる組織づくりをしたいです。
ー 最後に、HashPortでの今後のビジョンとは。
今、HashPortではプロダクト開発やコンサルティングを通してユーザー体験をより身近にしていくことを推進しています。自社の開発で世の中に浸透させることと、法人への浸透を通してより多くの方に届けていくことの2本の柱でWeb3の社会実装を必ず実現させていくことが現在のビジョンです。コンサルティング事業においても、有難いことにこの数年で多数の企業様にご縁を頂いております。事業ミッションや最先端領域に共感いただける方と、ぜひお会いしたいですね。
いかがでしたか?”キャッシュレス”というご自身のビジョンをHashPortでの取り組みに乗せてWeb3の社会実装へと推進する辻さん。世の中とブロックチェーンと繋ぐデジタルウォレット、ぜひ注目してみてください!