「完成形が見えていない現場は、必ず壊れる」KOL代表・田中が語る、現場叩き上げのディレクション論
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「経営者である前に、一番の“現場主義者”でありたい」
私たちKOLの採用に関わる中で、代表・田中を見ていて最も強く感じるのは、この一言に集約されます。
田中は、最初から経営者だったわけではありません。
映像編集、制作進行、ディレクション、クライアント対応そして、制作現場を束ねるマネージャーとしての役割まで。
テレビ、イベント、広告、IPコンテンツなど、ジャンルを問わず、数えきれないほどの修羅場を“作る側・まとめる側”としてくぐり抜けてきました。
その経験の中で、田中が一貫して大切にしてきた考えがあります。
「完成形が見えていない現場は、必ず迷走する」
これは理論ではなく、現場で何度も失敗と成功を重ねた末に辿り着いた、実感値のある言葉です。
現場を知っているからこそできる「判断」
制作現場で起きるトラブルの多くは、技術不足ではありません。
ゴールが曖昧なまま走り出し、途中で判断がブレることによって起きます。
田中がディレクションで最も重視するのは「初速」。
最初のラフ、最初の構成、最初のフィードバック。
「プロとアマチュアの差は、最初のアウトプットでほぼ分かる」
完成形が頭の中に描けている人は、判断が早く、指示が明確です。
逆に、完成形が見えていないと、現場は無駄に消耗し、チームの信頼関係も崩れていきます。
KOLの現場では、この“判断の質とスピード”を何よりも大切にしています。
「作る」と「届ける」が分断された業界への違和感
田中がKOLを立ち上げた背景には、制作現場で長年感じてきた違和感がありました。
- センスも技術も高いのに、正当に評価されないクリエイター
- 海外に出せば伸びるはずのIPが、国内構造に埋もれていく現実
- 作ることと、届けることが切り離された非効率な仕組み
「この歪みを、現場目線で解決したい」
その想いから生まれたのが、
制作 × プロモーション × SNS × 海外発信 を一気通貫で行う、現在のKOLの形です。
“作って終わり”ではなく、“どう届き、どう反応されるか”まで含めてクリエイティブだと考えています。
若手にも「思考と判断」を渡す理由
KOLでは、年齢や社歴で役割を固定しません。
インターンや若手であっても、制作進行、企画、SNS分析など、考えなければ前に進まない仕事を任せます。
田中がよく言う言葉があります。
「任せなければ成長しない。でも、放置すれば壊れる」
だからこそKOLでは、
“何を作るか”よりも、“どう考えて判断したか” を徹底的にすり合わせます。
単なる作業者ではなく、「判断できる人材」を育てる。
それがKOLの採用と育成の根幹です。
採用担当より:KOLは「判断できる自分」になりたい人の場所
正直に言って、KOLの現場は楽ではありません。
スピードも求められますし、考える量も多い。
ただその分、
どこに行っても通用する“現場での判断力” が身につきます。
代表・田中が培ってきた現場の知恵を、間近で吸収できる環境は、決して多くありません。
「エンタメが好き」だけで終わらず、
「どう届けるか」「どう判断するか」まで本気で向き合いたい。
そんな方と、KOLは一緒に仕事がしたいと考えています。
現在、多くの方に「話を聞きに行きたい」を押していただいておりますが、
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