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【エンジニア募集】イエスマンじゃなく自分の意思を持って、プロダクトファーストで楽しみながら仕事してもらいたい

Photo by Dell on Unsplash


ライフエンディングテクノロジーズ株式会社(以下、LET)では、現在エンジニアスタッフを募集しています。

今回、LETの技術顧問をお願いしているDIGITALJET真崎様に加藤技術顧問がインタビュー取材をおこない、スマート葬儀の開発についてや自社エンジニアチーム発足にあたり、メンバーに求めることを伺いました。


加藤:早速ではございますが、スマート葬儀の開発に携わっている中で、気をつけているポイントを教えてください。

真崎:どんなに忙しくても、ライブラリのアップデートをキチンとやり、僕自身がコードソースレビューをし、必ずコードソースに目を通すことを意識しています。
メンテナンスができなくなったり、根幹部分が崩れてしまうと大問題ですから。

あとは、もっと上流の話しになりますが、課題に対しそのまま言われた通りに作ることは基本的に絶対にしないというか。

SIerとしては課題を解決すればするほど商売になるので、とにかく数をこなすことを重視しがちなのですけど。そうではなく、そもそも何が課題で、何を解決するのかを重点にお話しさせていただいてます。あとは、やることがどうしても多いので、多数の課題において取捨選択とか優先順位付けなどは気をつけるようにしています。

加藤:なるほど。開発の上流部分の考え方はすごくいいなと感じました。お願いしたことを何でも「はいはい」と聞いてやった結果、仕様のズレとか矛盾みたいなものが生まれた結果、良いサービスが作れずにその先のビジネスにも影響してくることもありますからね。

現在のやり方になった背景みたいなものってあるんですか。

真崎:昔からの違和感なのですが、どうしてもエンジニアリングのスキルが上がるほど、効率よくなり、コンパクトに仕事をこなせるようになっていくんですけど、SIerの業務形態だと、結果、もらえるお金が減っちゃうんですね。

お客さんにとってどれだけ価値があるかを話していけばいくほど、僕たちがやっているようなやり方が本来正しい姿なんじゃないかと、信念を持ってずっとやってる感じですね。

加藤:全く同感です。

では次に、スマート葬儀の開発で一番苦労された点を聞かせていただければと思います。


真崎:LETさんのスマート葬儀というサービスにおいて、どうしても全国規模でやっていくと色々なズレがあるんですね。

葬儀という業界において、地域で違う文化があり、すべての課題を一気に解決させようとすると、バランスを取るのがすごく難しいんですね。

なので、その課題に対するアプローチをLETさんと密にコミュニケーションをとった上で、バランスの良い落とし所を見つけるのが特殊で、毎回苦労するところではありますね。

地方ごとのパターンを全部やっていると、実際には使いづらいものになってしまうこともあり、メリット・デメリットを整理して判断してもらうところが少し難しい部分かなと思っています。

加藤:共通部分が何で、差分をどうオプション化していくかはすごく難しいですよね。一つの話を聞いた後、本当は全部の地域の情報がないと正しい答えというのは出てこないんだけど、全てヒアリングするわけにはいかない中で、どう想像して、その線引きをするかっていうのが難しいポイントですよね。

最終的には地域によるパーソナライズみたいなものが必要なんですかね。

真崎:僕もそれはずっと感じてますね。ただそこは、全国展開の企業さんが1度情報を集約してくださるので、そういった企業さんをターゲットに据えて、その企業さんが一番メリットの高いものにしてみましょうかっていう提案はしています。


加藤:この辺はユーザーさんが実際使ってみないとわからない部分もあるので、正解を探っていくっていうのがいいのかもしれないですね。

確かに他のシステムではなかなかないフローなので、すごく特殊なケースだなと感じます。

そういった苦労した点をどう乗り越えていったのかっていうのもお聞きしてもいいですか。

真崎:どうしても直接クライアントさんとお話している担当者さんのほうが、その担当者さんの話を聞いている僕よりも、困りごとを解決させてあげたい想いは強いんですよね。

それゆえに解決案をそのままあげるのですが、客観的にサービスを改善すべき部分を見つけ、具体的に伝えて、しっかり担当者さんにも納得してもらうことを意識してから、スムーズにまわるようになった気がします。

加藤:そうですね、関わる方たち全員が100%納得するってなかなか難しいと思うんですけど、少なくとも中心にいる人たちが最終的に同じ気持ちになって、違和感を感じないまま進められ続けることはとても重要だと思うので、すごく良い課題解決策だなと感じます。
では、開発に関わる中で、現状抱えてる課題やシステム的な問題点というのをお聞きしても良いですか。

真崎:課題を解決させていく中で、その目途がついたとしても、実際に手を動かせる人が足りません。また、ライブラリアップデートなど、システムを長期的に運用するためには必須なことのリソース確保も課題ですね。

僕がやってしまうと開発の時間が取れないという状況になってしまうので、他のエンジニアさんにどんどん進めてもらえるとすごくありがたいし、心強いなとはずっと感じていますね。

加藤:リソースが限られる中でなかなか難しいと思うのですが、現在はどのようにされてるんですか。

真崎:そうですね。メリット・デメリットをきちんとお伝えし続ける感じです。
セキュリティリスクとかはすごくわかりやすいのですが、 単純なライブラリアップデートとかだとお伝えするのが難しいので、通常の開発と合わせて実施しています。あと単純にスピードアップし、安定するなどは、数値化してわかりやすくお伝えします。

ただ、最終的な決断はプロダクトオーナーに委ねています。優先順位をお伝えしますが、後手になりやすいので、緊急ではないけど重要なことをしっかりやってくれる方が社内にいるとすごく心強いですね。


加藤:そういう方が社内にいると、動きやすくなりそうですよね。

ライブラリのアップデートをずっと追い続けた方が、リスクも、実際にかかる全体的なコストも最小で済むと思うので、この部分をできるだけ自社のエンジニアがやっていって、新たな開発部分をDIGITALJETさんと一緒にやる、みたいな体制になっていくと、うまく回るのかなというふうに思います。

真崎:僕も完全に同意です。

加藤:実際にどんなエンジニアが社内にいたら嬉しいですか。

真崎:どちらかというとエンジニアの気質的な部分になるのですが、イエスマンはいらないと僕はずっと思っていまして。

現在、レビューをしたりとか、最終的な責任を持ってやっていますけど、僕が全部正解ではないんですね。

当然僕もスーパーマンではないので、こうした方がいいああした方がいいっていう話にちゃんとコミュニケーション取れる方がいいなと思っています。

プログラミングのスキルは入社後に教育できると思うので、いろんな話題に対して興味を持ってコミュニケーションを取ってくれる・取る努力をしてくれる人がいいなと思っています。なのでプログラミングスキルや経験が重要視されるわけではなくて、プログラミング以外のことに対してもすごく興味を持ってくれる人がいいですね。

全てにおいて否定から入るのではなくポジティブに関わってくれる人が、この仕事のやり方としてはいいかもしれないです。

また、LETさんと仕事をしていくにあたって、弊社DIGITALJETは必ず毎週ミーティングをさせてもらっていて、週単位での成果をお約束させてもらってるんですね。

なので週単位でどんどん状況が変わっていくんですよね。例えばこれだけのものを作るのに1ヶ月かかるものも、1ヶ月後ではなく週単位で少しずつお見せするので、着手して1週間後に「これだけ進めました」と見せたときに「こうじゃなかった」とか、これまでのは全部捨てて違うものを作ってほしいとかっていうことがあるんですね。

そういうときに「せっかく作ったのに」とか、実際自分が作ったコードが捨てられることのモヤモヤみたいな、変なプライド的な部分があるのも、ちょっと仕事の仕方としては合わないかもしれないです。自分の作ったものにプライドがあるのはすごくいいことだと思うんですけど、仕事が進んだ結果、必要じゃなくなったということを「こっちのほうがいいですね」ってポジティブに捉えてくれることがすごく大事だと思います。

加藤:おそらくプロダクトとかサービスの成長をなによりも一番に考えることができる方ですよね。

最後に、プロダクト開発の醍醐味を教えていただきたいなと思っています。

真崎:そうですね。結局、一般的なビジネスにおいても全てに言えることだと思うんですけど、成果が数字に出ることだと思っています。自分たちが動いた結果が数字に表れることが一番の醍醐味だなと。

なので、この部分のプログラミングが上手くできた!みたいな醍醐味は、1回卒業したというか。

今僕40なんですけど、いまだにそうやって結果が出てくるのがやっぱり醍醐味だと感じるので、細かいプログラミングのスキルとかっていうことより、単純にお客さんが喜んでましたとか、クライアントが増えましたっていうのが純粋に喜びでもあると思うので、その部分は開発エンジニアだからっていうことよりは、ビジネスにおいて普遍的なものなのかなっていう気がします。

加藤:いや、すごくわかります。その成果が出るというところって、スマート葬儀もエンジニアが活躍したら、会社の成果に繋がるようなサービスだなと思っていて。業績への貢献度がすごく高いプロダクト開発をできるのは、結構大きな魅力だなと思っています。

クライアントが喜んでるとか利用者が増えたとか、そういったところにも直接繋がる開発ができるっていうのは今回のようなサービスの1番の魅力・醍醐味ですね。

インタビューは以上です。真崎さんどうもありがとうございました。

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