FLARETECH株式会社 の全ての求人一覧
FLARETECH株式会社 の全ての求人一覧です。
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こんにちは、FLARETECH株式会社広報の渡邊です。
今回は、飲食業界で長年活躍された後、30代でエンジニアへのキャリアチェンジを果たした森岡さんにお話を伺いました。
専門学校卒業後は飲食業界に身を置き、飲食店のホールスタッフ、カフェのバリスタ、そしてエンジニアへと歩んできた森岡さんの体験談は、異業種からのキャリアチェンジを考えている方にとって貴重な示唆に富んでいます。
※本インタビューは社名変更前に実施されましたが、記事内では新社名「FLARETECH株式会社」で統一しております。
こんな人におすすめ
・異業種からエンジニアへの転職を検討している方
・30代でのキャリアチェンジに不安を感じている方
・実務経験なしでエンジニア転職を目指している方
・課題解決に興味があり、技術を活用したい方
飲食業界からエンジニアへ、転身のきっかけ
──FLARETECH入社前のキャリアについて教えてください
──飲食業界で長年活躍されていた中で、エンジニアを目指すきっかけは何だったのでしょうか?
30代でのキャリアチェンジという挑戦
──エンジニアへのキャリアチェンジにおいて最も大変だったことはありますか?また、その困難をどのように乗り越えましたか?
──FLARETECH入社の決め手を教えてください
現在の業務とエンジニアとしての成長
──現在参画しているプロジェクトの概要を教えてください
──1日のスケジュールを教えてください
──エンジニアとしての目標や理想のキャリア像はありますか?
FLARETECHでの成長環境
──森岡さんにとって、FLARETECHの良いと思うところはありますか?
──個人開発サークルに所属されていますが、現在個人開発や自己学習をしていることはありますか?
AWS資格取得への挑戦
──取得しようと思ったきっかけは何ですか?
──取得までの勉強時間はどのぐらいでしたか?
──特に難しかったポイントはありますか?
──学習を進めるときのコツなどはありますか?
読者へのメッセージ
──読者(主に求職者)へのメッセージをお願いいたします!
☕おまけ:森岡さんにおススメのコーヒーきいてみた
おわりに
45分のお時間をいただき、オンラインでインタビューをおこないました
森岡: 高校卒業後は大阪の料理系専門学校でフランス料理やイタリア料理を学び、卒業後は東京でイタリア料理店のホールスタッフとして働き始めました。その後コーヒーに興味をもって、当時はまだバリスタという言葉もあまり浸透していない時代だったんですが、コーヒーを仕事にしたいと思いカフェで働きました。最終的にはイタリアンレストランに戻り、3、4年働いた後、エンジニアになりたいと思い退職してプログラミングスクールに入学しました。
その後、エンジニアとして1社目の会社でWeb広告系の仕事を3年ほど経験しました。そこでは、ホームページやECサイト、ランディングページの制作が中心で、あまりプログラミングらしいことができていませんでした。「エンジニアとして生きていく」ことを考えると、このままでは難しいんじゃないかと感じて、転職を決意しました。
渡邊: プログラミングスクールは2か月ですか?
森岡:そうですね。毎日10時ぐらいから18時ぐらいまで、ちょうどコロナのときだったので、リモートで皆とやり取りしながら勉強していました。プログラミングスクールでは、HTMLやCSS、Ruby on Railsといったフレームワークを使ったアプリケーション開発の基礎を学び、最後に自分でポートフォリオとなるアプリを作成しました。
渡邊: そうだったんですね。実際に実務経験がない中でエンジニアへのキャリアチェンジをするとなると、ポートフォリオとかをもとにアピールしていくという感じだったんですかね。
森岡: そうですね。ポートフォリオを作ること自体が大前提で大事だと思うのですが、30歳を超えてからの転職だったので、それだけでは弱いだろうと考えました。
20代の方のほうが採用されやすいのは当然のことだと思っていたので、目に留めていただくには、よりアウトプットしなければならない。新しいことにチャレンジできて、自ら学習できる人間だということをアピールしないといけないと考えました。
そこで、Qiitaなどの投稿できるプラットフォームで、学習しながらかみ砕いて投稿していくということを始めました。毎日1投稿を頑張って、30記事ほど書きました。内容としてはしょうもないものもありましたが、投稿することによって「学習意欲がある」ということをアピールしていく戦略を立てていました。
渡邊: 計画的に、こまめなアウトプットも交えて成果物を作り続けたということが、キャリアチェンジをよりスムーズにさせたんですね!
森岡: もともと中学生の頃からPCに興味はあったのですが、エンジニアを目指すきっかけとなったのは、コーヒーを淹れていた時の経験です。自分が淹れたコーヒーに対して「すごく美味しい」と評価をいただけていたのですが、行列ができるほど有名になることは実現できていませんでした。
そこで「食べログ的なアプリケーションがあったらいいな」と思ったんです。点数で評価してもらい、客観的に見えやすい形で評価できるものがあれば、もっとお店が流行るのではないかと。ただ、食べログだと料理ばかりでコーヒーにあまりフィットしない感じがしたのと、だれもそこに目を向けていない気がしました。
それなら自分で作ってしまおうかな?と思ったのがプログラミングに興味を持ったきっかけでした。そのときは休みの日にプログラミング学習サイトでちょっと遊んでみる程度で終わってしまいましたけど。
森岡:本格的にエンジニアになろうと決めたのはそこから4、5年経ったときで、新型コロナで緊急事態宣言のときの経験がきっかけです。飲食の世界って専門的なお店ほど属人的な部分が多くて、この人しか知らないっていうようなレシピや情報があったりします。お店には、地下のワインセラーに400本、過去に扱ったものを含めると2000本ものワインがありましたが、管理が全然できていませんでした。値段も分からないから売れない状況が続いていて、それがすごくもったいないとずっと思っていました。
そこでGoogleスプレッドシートで味わいや作り手、値段、仕入れ先などの情報をまとめました。
コロナ禍で時間ができた際に、AppSheetというスプレッドシートをデータベースにしてiPhoneアプリをつくれるノーコードツールを使い、ワイン管理アプリを作成してみたんです。
これにより価格の高いワインを魅力的にセールスできるようになったり、在庫の管理のしやすさ、提供のスピードアップにつながりました。
満足度や客単価の向上につながり、コロナの影響で20時までの営業だったにも関わらず、満席続きになり過去最高売上を記録し続けることができました。
他には面倒だった棚卸のアプリや請求書管理アプリなんかも作り、効率化を進めました。
アプリケーションを作って情報を整理することで課題が改善されていく経験を通じて、改善していく面白さを実感し、エンジニアになりたいという想いが強くなりました。
森岡: 年齢だけで判断されるという部分が最も大変でした。個人的には年齢なんて関係ないだろうと思っていたのですが、それを現実として感じた時は辛さを感じました。
そのため、Qiitaの内容を、より面白そうな内容を考えたり、読みやすい文章を心がけたり、いい印象を与えられる方法を常に考えていました。面接まで行けば、過去の経験や勉強意欲の高さを伝え、年齢を感じさせないようにすれば勝機があると思い、意識して取り組んでいました。
渡邊: 課題を見つけて、それに対してどうアプローチするかを考える力がすごいですね。飲食業界での経験も含めて、森岡さんの元々持っていらっしゃるポテンシャルを感じます。
森岡: 最初に面接していただいたのが河畑さんで、その後高木さんだったのですが、転職活動を始めて2週間ほどで内定が決まったので拍子抜けしたのを覚えています。
ただ、その後も他社の話を聞く中で、FLARETECHはエンジニアに対して真摯に向き合ってくれて、自分の頑張りが報われそうだと感じました。
また、転職活動において、その会社自体がITやプログラミングに対する知識や意欲があるかどうかをすごく大事に見ているのですが、FLARETECHはその点でも良いイメージを持ちました。社外に発信しているイメージと実際の社内の雰囲気に乖離があまりないのかなと感じ、ITエンジニアとしてキャリアを作っていくなら、ここが自分にとって良い環境だと思ったのが入社のきっかけでした。
森岡: 現在はJavaで書かれているシステムの、古いバージョンからのリプレース業務を担当しています。5、6年前の技術から、今後10年は使えるような技術に変えていくプロジェクトで、主にバグの修正を行っています。
私はもともとHTML/CSSをよく触っていたので、UI部分の修正やバージョンアップを担当することが多く、それ以外にもJavaのバグを調べて修正したり、APIをひたすらテストしたりするのがメインの業務です。
また、LinuxサーバーへのJavaアプリケーションのデプロイや、チーム内で活用できるように手順書の作成もしています。
森岡: 朝は仕事が始まる前に、家で淹れたコーヒー(360ccくらい)を飲むところからスタートします!
業務自体は、朝礼をして前日の確認や、今日何をやるのかの確認をしたり、意見の出し合いをするところから始まります。4人チームで毎日30分程行っています。その後は修正作業に入るという流れです。
森岡: もともと「自分が作りたいものを作れたら面白いだろうな」というところからエンジニアを志したので、今も個人的にアプリケーションを作りたいと思って勉強しているのですが、フロントエンドもバックエンドもインフラもデザインも、自分だけで完結できるようなエンジニアになりたいという想いがあります。もしくは自分の手が足りなかったとしても、ちゃんと具体的な指示が出せるエンジニアになれたら面白いなと思っています。
技術を極めたいということよりも、「面白いことがしたい」という気持ちが強いですね。
森岡: 抽象的な表現になりますが、会社全体にプラスのエネルギーがあるなあと感じています。
あとは、社員の皆さんが優しく、一人ひとりときちんと向き合ってくれる雰囲気があります。
困ったことがあれば1on1をしてもらえたり、疑問点があればミーティングを設けてもらえたり、それが実際にできる会社なのが良いと思います。「なんでも聞いてね」と言いながら実際にはサポートが受けられない会社もありますし。FLARETECHは本当に向き合ってくれるところがいいなと感じています。
森岡:最近はReactを学習しています。今も学習していることはQiitaに書いてアウトプットしています。最近だと仮想DOMという技術の記事を書きました。
森岡: その時期、FLARETECHが期間限定ではありますが、AWS資格取得補助として受験料を支援してくれたというのが一番のきっかけでした。
また、前の案件でAWSをよく触っていたというのもあります。
実際に自分で調べて、メインで開発をしていた経験もあって、4年前にクラウドプラクティショナーの資格は取得していたのですが、既に失効していたので、もう一度取り戻したいと思いました。8月にプラクティショナーに合格したので、その流れでその上のソリューションアーキテクトも取ってみようと思い、1か月間勉強して取得しました。
森岡: 毎日通勤時間にUdemyを聞き流したり、問題集を解いたりするので、大体一日1時間、たまに2時間。試験前にしっかりめにやって、多分50時間いったかいってないかぐらいでした!
森岡: 問題が200文字とかあったりするので、それを読み取って選択肢から選ぶのですが、選択肢も長かったりするので、実際にどういう風に使えばいいかイメージできないと回答できなかったりします。そこはひたすら問題集をやって、間違えたところはしっかり解説を見ることを繰り返しました。
森岡: とりあえず毎日10分でもいいからやることです。僕の場合Udemyはあまり向いてなくて…テキストで自分で解釈するのをメインにして、歩いているときはUdemyを聞き流すという感じで使い分けていました。
問題集であれば、1日10分あれば数問は解けるので、毎日ちょっと電車で座れたタイミングでポチポチして、隙間時間を勉強に充てるといいと思います。
補足:なんと、森岡さんはこの取材の後にAWS Certified AI Practitionerの資格も取得したそうです。
森岡: 「スーツ着たくない」みたいな気楽な気持ちだけではエンジニアになるって厳しくて、日々アップデートされるし、学習する範囲も量も多いことに絶望すると思うので、なかなか大変な仕事だとも思います。でも勉強が好きだとか、今の最先端技術ってどうなってるんだろう?とか気になってる人はすごく向く仕事だと思います。
僕自身、飲食業界で飽きちゃったというところがありますが、エンジニアになれば、勉強することが山ほどある。多分死ぬまで勉強しなきゃいけないと思うので、それが面白いと思えれば、エンジニアになったら楽しいと思います。
全然うまくいかなかったところが、上手く動いたりすると、プログラミングやってて面白いし、AIとか世の中のサービスの裏側を知れるのもエンジニアの面白さだと思います。
森岡:前のお店で使っていた神保町のGlitch Coffeeが一番のおすすめですね。
蔵前にあるサンシャインステイトエスプレッソというお店のコーヒーも使っていました。
一般的な業務用コーヒーと比べたら当然高価ではあるんですが、お客様のお店での体験をよいものにするには必要だと思って、導入しました。「まあ、こんなもんだよね」って食後のコーヒーが残念ってなるとよい印象で帰っていただくことできないので、心から満足してもらうためにどうするかと考えた結果です。自分がおいしいコーヒーを飲みたかったからというのもありますけど。。
最近行ったのでよかったのは、福岡のコーヒー屋Coffee Countyの下北沢店で飲んだコーヒーがここ最近で一番よかったです。
森岡さん、ありがとうございました!
森岡さんのお話を通じて、特に印象的だったのは、「面白いことがしたい」という純粋な想いを起点に、飲食店のワイン管理という具体的な課題をテクノロジーで解決し、それが明確なキャリアビジョンにつながったという点です。
30代での転職や実務経験がないことへの不安は多くの方が抱える悩みですが、森岡さんは現状を分析し、「年齢というハンデをどう乗り越えるか」を考えました。毎日のQiita投稿で学習意欲をアピールする計画性は、エンジニアに求められる問題解決思考の表れと言えるでしょう。
現状分析から課題発見、解決策の立案、そして実行へと移す一連のプロセス。さらには継続的な学習への姿勢。森岡さんの体験談は、技術的なスキル以上に、こうした思考力と行動力がエンジニアとして成長し続けるために大切であることを教えてくれます。
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