バイロンベイコーヒーカンパニー・ジャパン株式会社様は、路面店3店の他、多くの企業内カフェを運営しています。今回は社長の松尾勝己さんにお話を伺ってきました。
10年かけてバイロンベイコーヒーにたどり着いた
(カフェのリラックスした空間を再現したようなインテリアのオフィス)
ーーカフェを始めようと思ったきっかけは何でしょうか?
私の家があるオーストラリアには「朝は一杯のコーヒーから」という文化があります。仕事前の朝の時間にサーフィンやランニングでリフレッシュ、その後カフェでいつものメンバーとの会話を楽しんで、新しい1日を始める。オーストラリアのカフェならではの独特のゆったりとした雰囲気が好きだったので、そんなカフェを日本でやれたらと思いました。
ーーバイロンベイコーヒーとの出会いを教えてください。
オーストラリア風のカフェをやりたいとは思っていたものの、元々の家業を先に軌道に乗せたかったので、オープンまでに10年かかりました。その間、何かネタはないかと常にアンテナを張って探していました。そんな折、趣味でやっているトライアスロンのレースでオーストラリアに行くことがあり、そこで運命の出会いがありました。
レース会場まで車で5時間の移動中、トイレ休憩をした場所がたまたまバイロンベイコーヒーの本社だったんです。しかも、偶然、社長とも会えて立ち話ができて。さらに、コーヒーをいただいたら、今まで飲んだことのない味だったんです。めちゃくちゃ心に突き刺さって。本当に偶然で、運命的な出会いでした。
オフィス内カフェを始めてみると、思わぬ効果があった
(株式会社ミクシィ様のオフィス内のカフェ)
ーー路面店に加え、オフィスでのカフェを始めたきっかけは何でしょうか?
小さなスペースでお客さんが気軽に立ち寄れるカフェをやりたかったので、路面店の場所を探す段階で、人通りの多いビルの一階、エレベーターに乗る手前くらいの場所を探していました。ところが、一階は水道を引くのが難しかったり保健所の許可が降り辛かったりと条件が厳しいということが分かったんです。それならフロアはどうかとビル内の会社の方に紹介して頂いたところ、コーヒーも美味しいしトライアルで入ってみてほしいということになり、オフィス内カフェが始まりました。
ーー路面店とオフィス内の店舗の違いは何かありますか?
(大門にある路面店)
路面店は自分たちの店のストーリーを大切に、店作りから商品の提供までこだわりを持って行なっています。特に大門店は外国人のお客様も多く、私たちの目指すオーストラリアのカフェらしい、リラックスした空間・雰囲気作りに成功していると思います。それに対して、オフィス内の店舗はバイロンベイのカラーを強く打ち出すというよりも、その会社が私たちに求めていること、社員の方に喜ばれることを第一に考えています。
私たちは、社員の方がハッピーになるには体の健康面よりも、まず先に心を充実させることが大切だと考えています。朝、バリスタとの気軽な会話を楽しんで、そこから気持ちのいい1日を始めてもらいたい。「心のケア」というと言い過ぎかもしれませんが、社員の方が気持ちよく仕事に臨めるよう、リフレッシュできる空間を提供できたらと思っています。実際に、精神面で効果を感じるという声もたくさん頂いています。会社に来られない程の精神状態だった方が、オフィス内にカフェができたことで精神状態が改善して出社できるようになったケースもありました。
株式会社ミクシィ様の事例
(コミュニケーションによって社員の方の健康意識が高まった事例)
ーー会社側もオフィス内カフェを導入するにあたって、社員のメンタル面での効果を期待していたのでしょうか?
いえ、それは完全に副次的な効果だったと思います。会社さんがカフェを入れる目的の多くは、「社内の空いたスペースを使って何かしたい」というものでした。既にカフェのようなスペースにトースターやインスタントコーヒーなども置いてあるけれど、上手く活用できていないところが多くあったんです。そこにうちのカフェを導入してみたら、バリスタとの会話によって社員さんの精神衛生上プラスの影響があった。日頃からコミュニケーションの大切さをバリスタたちにも話してきたので、そのような声を聞けて本当に嬉しかったですね。
人気のあるサラドを絡めたスポーツイベントをしたい
(多忙な松尾社長へのインタビューは車内で行いました)
ーーサラドを導入の理由を教えてください。
食べてみたらとにかく美味しかったので、直感的にこれはみんなが求めるだろうと思いました。今までのサラダとは違ってボリュームもあるし、バリエーションも豊富で飽きないし、それだけで十分に満足できる。想定した通り、実際にお店でも大好評ですし、人気があります。
ーー今後サラドに期待することを教えてください。
いま、社内でスポーツイベントをできたらと考えているんです。海外には、ロードバイクのアパレルブランド「ラファ」が手がける「ラファサイクリングクラブ」という会員制のクラブがあります。世界23都市にレースの拠点となるクラブハウスがあって、そこではラファの最高級の自転車が借りられて、食事もできて、みんなの憩いの場になっている。そういうことを日本でやれたらと思ってて。例えば、「バイロンベイランニングクラブ」のようなものを作って、取引先の社員さんにも参加してもらえたら、単なるカフェ以上の価値が提供できると思います。新たなコミュニケーションも生まれるし、健康への意識も高まる。そこにサラドさんも絡めて何かできたらと思っています。
このインタビューの後実際に2社でイベント開催をするに至りました!
アディダスさんのランベースをお借りして30名弱の方々にご参加頂き、大盛況のイベントになりました!
バイロンベイコーヒージャパンさんのInstagramアカウント
ByronBayCoffeeJapan代表の松尾さんとサラド代表細井
サラドはオウンドメディアで情報発信しています。
代表の細井も呟いています
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