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「エンターテインメントで人を豊かにする」僕がFIREBUGの立ち上げに込めた思い。

こんにちは。FIREBUGの佐藤です。

FIREBUGは2016年2月の設立から8年が経ちました。改めて、僕がFIREBUGを立ち上げた理由について書こうと思います。



エンターテインメントで人を豊かにするために会社を作りました。

悲しいよりも悲しくない方がいい。
寂しいよりも寂しくない方がいい。
元気じゃないよりは元気な方がいい。
笑えないよりは笑える方がいい。

僕は人生において、こんな考え方を持っています。ネガティブな感情よりもポジティブな感情を持って日々を過ごした方が人生は豊かになるはずです。人生を豊かにするための手段のひとつとして、エンターテインメントが重要であると考えています。

ちょっと切ない日に1人で帰り道に音楽を聴いて元気になったり、どうでもいい暇な時間にカフェでYouTubeを見てクスッと笑ったり、久々に実家に帰ってみんなで最近見た映画の話をして間を繋いだり。いろんな時間にエンターテインメントは入り込んで、人の会話や感情を豊かにしてくれます。そしてその豊かになった人たちがまた周りの人たちを豊かにしていき、どんどん社会が豊かになっていきます。

そんな風に中学生くらいから思ってきた僕はやがて吉本興業に入り、企業や芸人、アーティスト、クリエーターとともに様々な形のエンターテインメントを提供し、「エンターテインメントで人を豊かにする。」(ミッション)ためにFIREBUGを作りました。


ヒットを生み出すには、人とコンテンツに良い投資をし続けるしかない

「エンターテインメントで人を豊かにする。」にはどうすればいいのか。少し前であれば、超話題になるテレビ番組を作るか、才能ある人を探してテレビ局に営業し、エンターテインメントを作る会社を立ち上げていたと思います。

しかし今は、令和です。気づいたらテレビの時代からSNSの時代になり、どこで情報をゲットしているかは世代や趣味嗜好によって異なり、かなり多様になっています。

本当は、派手に大規模な予算をかけて話題になるドラマやバラエティーを作り、有名人を抱え、世界にも進出するようなことをやってみたい気持ちもあります。でも、外したら一瞬にして会社が倒産しちゃいます。今は、どこのチャネルにエンターテインメントコンテンツを出したら確率高くヒットするという方程式は存在しません。資金をいっぱい持って、一定の質を保って打席に立ち続けなければ、ヒットは生まれない時代です。

エンターテインメントでより大きな利益を出す(ヒットを出す)には、まず、持続可能に利益を出し続けて、良い投資をし続けていくしかありません。

FIREBUGはエンターテイナー=タレントをうまく活用して、企業課題を解決するコンテンツを作り、ユーザにエンターテインメントを届けることをやり切りたいと思ってます。

「企業課題を解決しているエンタメ企業なんてあるのか?」と思った人もいるかもしれません。実はテレビ局も基本的に昔から企業課題を解決しているエンタメ会社です。映画も企業からお金を集めて作っています。昔からエンタメと企業は切っても切れないご縁です。

企業課題を解決しながらエンターテインメントを作る方法として、僕は2つのことを考えています。1つめが「最良なタレント※ネットワークを作ること」です。

※タレント=音楽アーティスト、アイドル、芸人、テレビタレント、アスリート、インフルエンサー、文化人、クリエーター、モデル、キャラクターの総称。

エンターテインメントを作るには、主にタレントが必須で、その人たちに支払うお金が必要です。僕は吉本の時もFIREBUGでも、企業からお金をいただき、優秀なタレントたちとエンターテインメントを作ってきました。広告もどんどんコンテンツ化しているので、まさに企業課題を解決することがエンターテインメントを作ることと直結する時代に入っていると思ってます。

企業に寄り添い過ぎず、タレントに寄り添い過ぎず、ユーザに寄り添い過ぎず、三方よし。僕も面白い人たちと企業とのバランスをとりながら、面白いと思うものを創ります。

「タレント」を軸としたエンターテインメントを企業と共創するというビジョンは上記をまとめたものなっています。

2つめが「自分を持つこと」です。僕もですが、FIREBUGで働く人たちはクリエーターではなく、エンターテイナーでもなく、プロデューサーです。作るエンターテインメントの真ん中にいる人です。

その真ん中にいる人に必要なことは「自分の意志」を持つことです。何をユーザに届けたいのか、どういうものを作りたいのか、これが作るものの質を決めます。

日々、面白いと思うことを記憶して 、それを皆さんが関わるものに注入して形にして欲しいです。それは、コンテンツだけではなく、商品だったり、サービスだったり、セールスシートだったり、資料だったり、会社の制度だったり。何にでも注入できるはずです。企業、クリエーター、演者、いろんな人たちを繋ぐ媒介者として動き回り、作り出すものの質とチームのバランスを保つ役割でいたいです。

どの業界でもそうだと思うんですが、特にエンターテインメント業界や広告業界にいると、よく「僕は面白いものを作りたいとずっと思ってます!」「この会社ではもっと面白いものを作れると思っていた!」という言葉を耳にします。それに対して僕は心の底では、「今関わっているものでまず自分が面白いと思うことを少しでも形にして、エンターテインメントを作ろうよ」と叫んでいますが、表情はニコニコしてます 。

企業とタレントの真ん中にいるプロデューサーは大変だし、辛いんです。そんなの当たり前。でも、いつだって、いいものを作れるかどうかは「自分」に秘訣があると思った方がいい。そんなやりがいがある仕事です。

そんなプロデューサーの皆さんにFIREBUGは商品だったり、タレントデータベースだったり、ナレッジだったり、スタッフが「自分のおもしろいを形に」(=バリュー)するために必要な武器を揃えていきたいと思っています。

いい商品やいいサービスがあろうが、やっぱり一番の差別化となるのは、FIREBUGのメンバーがそのコンテンツに与えられる価値です。1%でもいい。些細なことでもいい。気負いせずに、自然に、あなたがいなければそうならなかったというものをぜひ!

それがFIREBUGの他社との差別化になりますし、必ず自分が面白いと思ったことを形にできる人 になれると思います。私たちはそういう人を育てたいと思っています。

FIREBUGは「最良なタレントネットワークを作ること」と「自分を持つこと」の2つで、ミッションを実現し続けていきたいと思っています。

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